父、母、夫、私の4人家族。
昼食は両親を交え4人での食事。 夕食は夫婦のみの食事である。
昼食は忙しい農作業の合間にサッと食べる、味には保守的な両親のことを思った料理。
夕食は夫婦でゆっくりと酒を呑みながら食べるので酒の肴でもある料理だ。
二つの台所を行き来し、二つの食事の傾向を行き来している。
 
 2004/11月
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11月中旬       かつて美学校の造形基礎に在籍していたK氏の開墾した農園へ美学校の仲間たちと出かける。
集まったのは十数名。この日の作業はキウイもぎである。デモンストレーション的に少しだけもぐのだろうと想像していたが、「ここ全部を今日中に」といった本格的な作業になった。とはいえ、お喋りしながらの楽しい作業。体を使う単純作業は気持ちがよい。体がだんだん爽快になってゆく。
作業終了後は、西に富士山、南に相模湾という絶景を臨みつつ、たき火を囲んでの宴会である。しだいに暗くなってゆく山に、K氏の謡う民謡や小林旭の歌声が響いてこだまとなって帰ってくる。うっとりするような声だ。爽快愉快なひとときだった。
 

       

田園生活を謳歌している人と会うと、自分の田舎暮らしも愛おしく感じる。
群馬へ帰ってきてから目に入る、いつもの山々や刈り入れの終わった田んぼが、これまでよりも美しく見える。
地下足袋を購入。ふわふわした地面の畑での動作が楽だ。だからよけいに働いてしまうのだ。