父、母、夫、私の4人家族。
昼食は両親を交え4人での食事。 夕食は夫婦のみの食事である。
昼食は忙しい農作業の合間にサッと食べる、味には保守的な両親のことを思った料理。
夕食は夫婦でゆっくりと酒を呑みながら食べるので酒の肴でもある料理だ。
二つの台所を行き来し、二つの食事の傾向を行き来している。
 
 2005/7月
●色のついた料理の名前をクリックすると作り方のページに進みます    
 
   

大好きな季節、夏の始まりである7月がもう終わろうとしている。
グループ展に向けての版画制作と油彩画制作に没頭していた。
ことに、慣れない版画制作には悪戦苦闘。版と紙を相手にかなりの時間を費やし悶々とする。版画は難しい。しかしそうしているのも醍醐味である。


暑いさなかの展示ですが、銀座散策のついでにでも、ぜひご覧ください。

 

info   →→→  

8月1日(月)〜6日(土)
11:30am〜7:00pm(最終日 5:30まで)
ギャラリー檜
 東京都中央区銀座3-11-2 高木ビル1F
 03-3545-3240
 http://www.g-hinoki.com/

出品者は、飯室哲也さん、鵜澤明民さん、白井嘉尚さん、堀川紀夫さん、立石有美。
私は版画作品と油彩作品3〜4点出品します。

 

   

楽しいことやここに書きたいことも数々あったが、書いている時間がなかった。
いずれまたあらためて。
食卓には毎日のようにゴーヤーが登場。
それもまたあらためて。

 

7月23日      

搬入一週間前である。
昨夜、刷り続けていた版画作品は失敗であると確信した。10数日の作業が水の泡である。
もう紙も絵の具も無い。群馬にある数件の画材屋に電話で問い合わせるが、私の求めている紙と絵の具は取り扱っていない。
いちばん近いと思われる、浦和のユザワヤまで買いに出かける。片道2時間(交通費1450円)。すみやかに買い物を済ませ、急いで帰ろうとしていると、地震に遭遇。浦和はかなり揺れた。そして電車は止まっていた。浦和駅で1時間立ちつくす。丸1日、潰れてしまった。

 

7月27日      

版画制作終了。油彩は乾くのを待つだけ。
11月の個展のための画面に戻る。久しぶりに向かう描きかけの画面を眺めてすぐに、白の絵の具で潰した。“なんかよい”けれども“すごくよい”ではないから、思い切って消した。他の制作に没頭していた約1ヶ月の間にも、意識や審美眼は変わるものなのだ。もったいないような気もするが、きっとさらによいものが生まれてくるだろう。だといいな。

 

7月31日      

昨日、無事に搬入を済ませ、明日から展覧会がはじまる。
滋養をつけに夕方から浅草と入谷へ出かける。
単純で覚えめでたい雷門は、見ただけで力が湧く。赤さがよいのか、でっかさがよいのか。
街全体が歌舞伎や映画のセットのようで、夢を見ているような気持ちになる。そしてその中に身を置いて歩いていると、心が高揚するのだ。

 
 
 
浅草へ出かけると必ずといっていいほど行く店にて、明るいうちからどぶろく(マッコリ)を飲み、煮込みを食べる。日曜日だったので、レバ刺しが無かったのが残念だ。この店のレバ刺しは爽やかで旨いのだ。
暗くなったらライブハウスへ。快適で、気になっていた腰の痛みと脚のだるさがいつの間にやら消えていた。夏休みのような一日だった。