2008/1月
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例年のごとく、寒い時季には体調を崩してしまう。
さらに今月のはじめから腰痛がひどい。椎間板が減り、神経を刺激しているらしい。椎間板ヘルニアとまではいかないが、冷えや疲れがたまると痛みを増すそうだ。

腰が痛いと動くことが億劫になる。頭の中まで空っぽになるようだ。
ともかく体を暖めることで精一杯。足が冷えるのがいちばん堪えるので、ほとんどの時間をホットカーペットの上で過ごし、足首や足の裏を暖めている。

 
 
1月16日  

大相撲初場所・四日目、国技館へ行く。
11時半から6時まで、飲んだりつまんだり、国技館の200円ちゃんこを食べたりしつつ、力士の取組はもちろんん、呼出さんや行司さんの声や所作を堪能し、声援をおくる。

 
 
   

朝青龍の横綱土俵入りは相変わらず神々しく美しく、ありがたい。国技館では初めて見る横綱になった白鵬は、とても大きく見えて感無量である。

そして、大の相撲好きが4人集った枡席での観戦は贅沢なほどに充実していて、あっという間に時が過ぎてしまった。

国技館を出た後も、国技館裏の定食屋にてビールと焼き鯖で相撲談義。さらに相撲茶屋『寺尾』にて焼酎とちゃんこ鍋で相撲談義。帰りの電車の中でも相撲談義。

 


ほろ酔いなので
このようなことも
してしまう
 
 
   

『寺尾』のちゃんこ鍋は、上品でありつつ強さもあって、たいへん美味しかった。
だが、食べたい思いに反してあまり食べることが出来なかった。何故か。
家に帰ってから気づいたのだが、私は腰痛用のサポーターをガッシリと下腹部に巻いていたのだった。あぁぁ。
そんな口惜しさと美味しかった味の記憶のせいか、頭の中は“ちゃんこ鍋”でいっぱいだ。7年ほど前に買った『家庭で作る相撲部屋の味・本格・ちゃんこ鍋』という本をめくっては、参考にして鍋を作ってしまう日々である。

なかでも『ちゃんこ・三重ノ海』の“トマトちゃんこ”を参考にしたこれは、最近の我が家のヒット作である。

●トマト鍋
さっぱりしていて胃にやさしい。寒い時季は胃の働きも鈍るのだろうか、内臓にしみわたる、ありがたい味である。

 
 
   

1月はじめから週に2回程度、整形外科のリハビリ科に通っている。整体や指圧を受け、ストレッチを教わっている。

腰痛があまりに激しい時にはとてもできなかったが、痛みが徐々に治まりつつある近頃では、家でもストレッチをしている。おかげで日々ストレッチをする習慣がついた。これまで、さんざん勧められても実行できなかったが、痛い目に遭えば身に付くのだな。

 
 
1月24日  

  図書館の入り口に段ボール箱がいくつも並び『ご自由にお持ち下さい』と本の処分をしていた。
家に帰ってみると、もらってきた6冊のうちのほとんどが食べ物に関する本であったことに気がつく。

唯一の読み物『やさしいアーユルヴェーダ』をホットカーペットの上に座り、一気に熟読し、一日が終わる。
 
 
   

『やさしいアーユルヴェーダ』に、スパイスを入れた白湯を飲むのがよいとあった。
ショウガ、カルダモン、シナモン、クローブ、ターメリック …や、柚子の皮を入れた白湯をことあるごとに飲んでいる。
これまでコーヒーや紅茶を好んで飲む習慣があったので、はじめのうちは白湯では物足りなかったが、白湯を飲む癖がついてくると気持ちよい。
夜になると、これにラム酒を入れ、ホットラムを飲む。思った以上に暖まることに驚く。
風呂上がりのオイルマッサージも面倒がらずに根気よく続けてみている。

という具合に、1月は体のことに心を向ける月だった。
「人間だけど冬眠だ」という開き直りで、滞っている制作や放ったらかしたままのホームページの更新のことやらは考えないことにして過ごしていた。