2009/03月
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3月7日   

近所の商店に行くと、珍しい光景が。タライの中でどじょうが泳いでいるではないか。
商店のおかみさんに訊ねると、「それ売り物じゃないのよ、持ってっていいよ」と言う。商店のおやじさんと四苦八苦してビニール袋へ移し、ありがたく持って帰る。
無類の【どぜう鍋】好きの私であるが、まだ作ったことはない。作り方をインターネットで検索している間、我が家の台所でボールに移されたどじょうは元気いっぱいである。ボールに被せたフタをすり抜けて流しやコンロの周辺を跳ねている。ともかく「今日はどぜう鍋だ!どぜう鍋だ!」とワクワクする。

今回はこのサイトを参考にした。
第一工程のこれにドキドキした。
 @どじょうをざるに取り、水切りしてから、深さのある容器に入れ、
  お酒を入れてから15分おいておく。
  
どじょうのツヤや旨味を出すために酒に浸けておくのだそうだが、あぁ、苦しげである。急性アルコール中毒だ。どじょうたちはのたうち回っている。これはおいしく調理していただかねばならぬと肝に銘ずる。


味噌味で下煮し、鉄の浅い鍋にささがきごぼうを敷き入れ、どじょうを並べ、甘辛の割下で煮立てる。小口切りしたねぎをふんだんにぶっかける。山椒をかけて食べる。あぁ、しあわせ。
浅草や両国や森下に行かねば食べられぬと思っていた【どぜう鍋】を自宅で食べられるなんて、ありがたい一日であった。


ゆでふきのとうの醤油和え

 
 
3月23日   

弟の結婚式があり、東京へ出かけていた。
島根県に住む叔父も上京しており、連日、一人気ままに早朝から夜まで東京巡りをしていた。
この日は午後から叔父と母と、浅草で合流することになった。
雷門で待ち合わせ、仲見世や伝法院通りを散策し、お目当てのどぜう屋、飯田屋さんへ向かった。
私の最も気に入っているどぜう屋さんである。
叔父はどじょう好きなのである。

 


 
 
    

浅草公会堂にて
贔屓の役者さんの手形に
手を合わせる母。
その後ずっと幸せそうだった

 

叔父の住むのは、どじょうすくいの安来節で有名な安来市である。現在、安来市では、町おこしの一環で、どじょうを飼育すると市から助成金が出るそうだ。叔父もどじょうを飼うことを計画している。どじょうについて店員さんにいろいろと質問しつつ、和やかな昼下がりであった。

その後、合羽橋の商店街でどぜう鍋に適した鉄鍋はないかと探ししつつ、散策を楽しんだ。

 
 
3月27日   

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があり、毎年「実にそのとうりであるなぁ」と思うのだが、今年はお彼岸を過ぎて寒さがぶり返している。何度か暖かくなった後で、気持ちや体が緩んで居るのか、寒さがこたえる。

 
 
    

 

 

あらいやだ。武尊山の雪が増えている