Vixen Super Polaris R150S (赤道儀の分解・調整)

入手したスーパーポラリス(SP)赤道儀は、特に赤経部に大きなバックラッシュ(遊び)がありましたので、この不具合の原因を調べることにしました。赤道儀を分解するのは少し勇気がいるので、まずは情報収集から始めました。幸い、以下のサイトにSP赤道儀の組図を含め、メンテナンスに必要な情報がありましたので、大変参考になりました。

John's Astro Page JBAstro ( http://www.jbastro.com/index.html )

  Polaris and Super Polaris Mounts (http://www.jbastro.com/mountsPol.htm

赤経体のバックラッシュの調整が主な目的ですが、失敗したときのことを考え、先ずは赤緯体の構造を十分調べてからにします。赤緯体は何かやってしまってバックラッシュが増えてもそう困ることはないのですが、赤経体は追尾に重要です。赤緯体は赤経体に4本のボルトで留められているだけなので、簡単に分離できます。

赤道儀のウォームギヤの部分は@ABの3つのネジを緩めることで簡単に外すことができます。

分解して構造を見ると、どこのネジをどう回せば調整できるか、おのずと見えてきます。基本的な遊びを調整するためには、BCDの3本のネジを使うようです。Bは赤緯ギヤとウェームギヤを近づけて、CDで遠ざけることでギヤの遊びを調整できます。@Aはウォーム部の固定のほか、遊びの調整にも微妙に効くので、最後に左右の締め量を微調整します。

赤経軸の調整個所はモーターを外すと顕わになります。構造や調整法は赤緯軸と全く同じです。この赤道儀を入手時はこの部分の遊びはひどかったわけですが、ちょっとだけ調整しただけで遊びは殆どなくまりました。全ての問題は完全に解決されました。

三脚をしっかり締めてやれば、写真撮影にも十分絶えれるような気がしてきました。今度の晴れ間に試してみようと思います。

 

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