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ここでは、天体観測に欠かせないいくつかの名脇役をご紹介します。

 その1 SOLID FUEL POCKET HAND WARMER(木炭式携帯カイロ)

 その2 THERMOS(サーモス)

 

 

その1 SOLID FUEL POCKET HAND WARMER(木炭式携帯カイロ)

 

私が天体観測を始めたのは秋と冬のはざまのとにかく寒い季節でしたので、望遠鏡を星に向けて暫く覗いていると、補正版に霜がおりてしまいました。LX200鏡筒には露避けフードを入手して、それなりの効果を確認しましたが、やはり暫くするとうっすら霜霜状態になってしまい、50EDはフードが浅いのでもっと深刻です。

 

最初はスーパーに売ってる使い捨てカイロで何とかならないかなと思ったのですが、温めてから取り付けても直ぐに冷えてしまいます。こういうカイロは人肌でエネルギーを供給しつづけてあげないと、途中で反応が止まってしまうようですね。

 

ベンジンと触媒を使う”白金カイロ”なら南極でも使えるという話なので、JR内房線津田沼駅のそばにあるヨシキスポーツというところに探しにいきました。そこの頑固親父に、「カメラ小僧はみんなこれを使う」といって薦められたのが、白金カイロではなくて、木炭式のカイロでした。

実は、登山家なども愛用している人も多いようです。

 

 

このカイロはグラスウールが敷かれたスチール製のケースに、火をともした木炭を入れて使うものです。火のつけ方が甘いと知らないうちに消えてしまうことがあるので、少し長めの1cmくらい着火しておくのがよいようです。

 

持続時間は6−7時間といったところ。50EDには1つ、LX200には2つくくりつけておくと、そこそこ効果があるようです。

 

 

このカイロは木炭を若干不完全燃焼させるかたちなので、すこしだけ匂いがします。なんとなく懐かしい匂いなので、わたしは好きなのです。。。

 

 

その2 THERMOS(サーモス)

寒い夜の一人ぼっちの天体観測は、なかなかつらくてくじけそうになりますが、そんなとき魔法瓶を一つ持って出かけると、いつでも暖かいコーヒーが飲めるので心身ともに温まります。また、夏場は自動販売機などでも暖かい飲み物が姿を消しますので、私には夏こそ暖かいコーヒーを飲めることは重要だったりするのです。ここでご紹介する魔法瓶は頂きものですが、いまではお気に入りアイテムの一つで、天体観測に限らず、最近よく持ち歩いて出かけます。

たかが魔法瓶といえども、じつはいろいろ工夫の余地があるようです。真空と反射による断熱が魔法瓶の基本原理ですが、そこは歴史のあるメーカゆえ、とてもしっかりとしたつくりが安心です。とくにこの製品THERMOS MOTIONの特徴は、直接飲み口としても使える注ぎぐちにあります。

ふたについているボタンを押すと、スプリングで蓋がパカッと開いてくれるので、注ぎ口から直接のむのもカップに注ぐのも片手でOK、スプリングのちからで、蓋を支えてくれるので、勝手に閉じちゃったりしないので、とても便利ですね。

従来の魔法瓶では、転倒しても飲み物が漏れないようにスクリューキャップでしっかり締め付けますが、サーモスではパッキンで押さえているだけです。よく、スクリューキャップのネジのところに汚れがたまったりしますが、このタイプは汚れても掃除が簡単のがメリットです。また、このパッキンにはしなやかなゴムを使っていて、密着性がよいため、まず漏れることはありません。また、せんの部分のパッキンや蓋の部分のパッキンが痛んでも交換部品が提供されているので、末永く使うことができるのも特徴です。(パッキンはそれぞれ、80円と160円。とっても良心的)

古くから愛されつづけているのは、理由があるんですね。

 

BORGと一緒に記念撮影。丁度50EDと同じ太さですね。ちなみに真中は名機100ED(6枚6群F4-EDアポ)、このコーナーで初めてのお披露目です。サーモスともども今後活用していきます。

 

・THERMOS web site (http://www.thermos.jp)

 

 

 


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