「スニーカー」が大好きな理由
あいも変わらずスニーカーがストリートを席捲している。
値段はいい革靴にくらべるとそんなに高くも無い。むしろかなり安いといえる。

そんな「安い」スニーカーの不思議。
田舎町の小さなスポーツ屋で安価で買えるものが、高価な衣服とのコーディネイトの中に入れば、抜群の存在感を示すこと。リーズナブルながらも、スポーツシーンのみならずストリートにおいても多大な力を保持するところがスニーカーの大きな魅力。

もちろんスポーツをやる立場からの魅力は言うまでも無く絶大。
そしてコーディネートの概念を除外した時の「一個の造形物」として見た時の魅力。
スニーカーにはハイテクの結晶が詰まっている。一方でおもちゃ箱を開けるような面白さももっている。眺めているだけでワクワクするものもあれば履いてみてその機能性に驚かされることもある。

スニーカーはその人の個性でもある。
流行に基づいた視点でセレクトするのもいいが、個人の主観によって選ばれる一足もなかなかいい。そんなこだわりを感じさせるスニーカーはその人の分身でもあろう。
人に会うとまず足元を見てしまう私の癖は中々なおらない…。
ちなみに私自身は「スニーカー」という呼称はそれほど好きではない。
これは簡単に言えば、スポーツシューズをファッションにおける多くのアイテムのひとつと捉えるのではなく、まず最初にスポーツシューズありきで捉えているから。だから、当然ブランド的にもアパレルブランドから流行を捉えて発売される「オリジナルシューズ」にはそれ程興味が無く、スポーツシーンに向け作られた、スポーツメーカーがつくるものを単体として愛好している訳で、加えてファッションにもマッチすれば言うこと無し、ということである。
非常にわかりづらいとは思うが。
別にスニーカーという言葉が嫌いというわけで無く、ファッションのみからの視点は私の性に会わない、ということである。
ちなみに、私が思う本当の意味での「スニーカー」は、コンバース・オールスターやスペルガであって欲しく、フツーの欧米人に似合う感じだと、考える。
last update 02/01/05
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