けえにひの日記帳

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読んだ本とか行った場所とか考えた事とかつれづれなるままに書き散らしてます。

基本的に毎日書いておりますので、お時間のある方、どうぞ。

  執  筆 : けえにひ 

 

2004.3.20

 トップページにも書きましたが、長年住み慣れた家から引越すことになりました。今後、日記帳は コチラ にてご覧になれます。なお、移行中一時的に削除する区画がありますが基本的には新居にぜんぶ持って行きます。今後もよろしくお願いします。
 今週読んだ本:高橋泰邦「南溟の砲煙」、トム・クランシー「クレムリンの枢機卿」・「レッド・オクトーバーを追え」、以上5冊。

2004.3.19

 Salty Friendsさん主催の「マスター・アンド・コマンダー:バックステージ・ツアー」へ。帆船のクルーで映画にも出演したトム・マクラスキーさんのお話を伺いました。いかにして“HMS”RoseをHMS Surpriseに改造したか、を中心にロープのヒミツ(ワイヤーにゴムをかぶせて太く見せている)、舷側大砲のヒミツ(砲身はプラスティック製)、などの裏話をアレコレ。予想より盛況でした。
 会場が神楽坂でしたので、少し早めに行ってお約束の「五十番」の肉まんを購入。

2004.3.18

 はやいもので、またF1の週末がやってきました。
 終業後、リニューアルした文房堂のセールへ。1Fに所狭しと並んでいた各国雑貨がきれいさっぱり消え失せ、中2Fの雑貨もアジア系雑貨から洋食器系にシフトしてしまったようで、ちょっとガッカリでした(名残の品々を4Fでただいま特価販売中)。毎年ここのスケジュール帳のお世話になっていたのに、来年はどうしたらいいのだろう。まあ本業の画材を中心に据えたわけで、文句は言えませんが。

2004.3.17

 彼岸の入り、ということでしばらく前から気になっていた近所の和菓子屋さんでおはぎを買ってみました。甘さ控えめで“半殺し”具合もいい感じ。暑くなったらもう少し足を伸ばして、美味いと評判の麩まんじゅう屋さんへも出かけてみよう。
 待ちに待った「マヤ文字解読」を入手したのですが、まずは「レッド・オクトーバーを追え」の方を読み終えないと。今となっては信じ難いことですが、アメリカでもこの頃はあらゆる場所で煙草が喫えたらしい。潜水艦の中でさえ!
 いろいろ試した結果、自分のやってみた接続方法で良かったらしいと分かりました。

2004.3.16

 チケットぴあに出向くも仕事を終えてからではやはり遅かった。神宮に買いに行くしかないですね。関係無いですが、道中、初めて又吉イエスの街宣車に出くわしました。脈絡のない意味不明な単語たちを時折裏返る声が節回しよく語り続ける大音量の宣伝、とてもヘンでした。
 「教皇暗殺」およびちらりと見てしまった映画「トータル・フィアーズ」の影響で「クレムリンの枢機卿」を。そういえば「レッド・オクトーバーを追え」が「枢機卿」の前に入るのでした。時間系列に沿ってもう一度読み返そうかしら。

2004.3.15

 「マスター・アンド・コマンダー」をもう一度観てきまして、前回納得の行かなかったラスト“左舵”の操船の謎が解けました。アケロン号は行き足がついていたので折れたメインマストを支点にぐるりと左旋回し、その艦尾を横切る形でサプライズ号が左に舵を切って右舷側の砲撃(もっとも効果的な“艦尾縦射”だったでしょうか、オーブリー艦長も艦尾は脆いと言っていましたし)を加え、いざ接舷しようとしたらマストが邪魔だ鉤掛けろ!になった、ようです。あとはDVDで細々したところを観るのを楽しみに。
 なんとか接続完了。パソ子裏の掃除も出来て良かったな。

2004.3.14

 サークルへ。午前中はワードバスケット(トロくて流れから取り残されっぱなしでしたが)、午後はクトゥルフ完結編。プレイ時間の半分ちかくを方針を巡る話し合いで費やした気がしますがなんとかかんとか終了。そういえば今日は1回もSANチェックしませんでした。
 “ホーンブロワー外伝”と銘打った問題作、高橋泰邦「南溟の砲煙」読了。英国の清国利権に関する難問を背負い込まされたホーンブロワーくん、アヘン問題について現代人・アジア人らしい視点で取って付けたように語るのがどうも興を削ぐような。敵役の、海賊話も無駄に長いし。それにしても、あの人が登場するとは意外でした。そこまでやるならブラウンも出せば良かったのに。

2004.3.13

 今週読んだ本:ピエール・ペロー「ジェヴォーダンの獣」、C.S.フォレスター「ナポレオンの密書」、トム・クランシー「教皇暗殺」1・2、ダグラス・リーマン「巡洋戦艦リライアント」、以上。ダグラス・リーマンって誰かの筆名だったはず……と思って調べてみましたら、アレグザンダー・ケント:ボライソーシリーズの作者でしたね。後半ラヴ満載になってしまう初代ボライソーシリーズ(アダムの方は未読)との類似点は、そういえば、多々あったかも。

2004.3.12

 船つながりということで本日は拙宅にあったわたくし唯一の未読フネ本、ダグラス・リーマン「巡洋戦艦リライアント」を。WWIIの海物ノンフィクションはたくさん読みましたがフィクションに手を出すのは「Uボート」以来2冊目。レナウンの同型艦ということになっているリライアントの話ですが、次々託される任務をこなすばかりで艦対艦の戦いはちびっとだけ(ラヴロマンスだけはたっぷり詰め込まれているのがどうも気に食わない)。暇つぶしの1冊でした。
 超高速(たぶん)接続用機器が続々到着。週明けにはなんとかできると思うのですが、書棚の裏側に配線を廻すのが一番の難事かしらん。

2004.3.11

 今日もお休みでしたので、生暖かい強風のなか銀行や書店、雑貨店めぐりを。三省堂5Fの洋書売場がたいへん(amazon.co.jpと張るほど)お安くなっていたので「The Making of Master and Commander :The Far Side of the World」(ソフトカヴァー)を購入してしまいました。まだ囲み記事プラスアルファしか読めてないけれど、虫を楽しそうに観察していた軍医マチュリン役のベタニーは虫が大嫌いだとか、艦長役のクロウは実は高所恐怖症だとか、裏話がたくさん。どの角度で交戦状態に入ったのか、マイケルと意見が分かれているため戦況図が欲しかったわたくしとしてはその辺りの記述がまるで無いのでちとガッカリしましたが、これだけたくさんの写真・キャプションが付いたガイドブックが2.000円弱で手に入るなら買いでしょう。2巻まで読んだっきりの原作の方も、ちゃんと続きを読もうっと。

2004.3.10

 昼過ぎから船の科学館へ。「マスター・アンド・コマンダー」絡みの「19世紀の英仏軍艦と海の男たち」展開催中なのです。映画のスチールを用いた説明と航海に使う物品などの展示、映画のCMとメイキング映像の上映、映画のコスチュームなどがありました。別段目新しいものもありませんでしたが、詳細な測深の成果と沖から見た陸地の形などが描き込まれた海図はなかなか面白かった。展示は羊蹄丸のアドミラルホールにて28日まで、入場は無料です。
 トム・クランシーの「教皇暗殺」(原題:Red Rabbit)、今月は1・2巻のみの発売。かなり遡って「愛国者のゲーム」と「クレムリンの枢機卿」の間に挟まる話ですね。ブレジネフとかアンドロポフとか、聞き覚えのある名前が登場しています。

2004.3.9

 ホーンブロワーもの未完の「ナポレオンの密書」読了。“トラファルガー”直前、フランス艦隊が港から港へ右往左往していた頃の話で、「トラファルガル海戦」でつぶさに読んだ面白いエピソードが端々に。哀れなコールダーへの仕打ちとか、煮え切らないヴィルヌーヴ提督に届く矢継早の指令書だとか。この話が書き上がっていたらホーンブロワーからみたトラファルガーの戦いも描かれていたのに、と思うと残念でなりません。
 エポックがLotR:TMGを出すようなので、月末28日は池袋の「カードゲーム・フェスタ」へ行くつもり。なにかもらえるかなあ、ちょいと楽しみ。

2004.3.8

 お茶くみ氏とマイケルの繰り広げる肉弾戦の横でジェダイ・カウンセリングをDLして斜め読み(未読の回が15ぐらいたまっています)、午後からは3人で「Wooden Ships & Iron Men:帆船の戦い」を。前回の教訓“砲撃に人を割くよりまず斬り込み”をまた忘れて、ポイントを2/3ちかく割り振った英国海軍最強のフリゲート艦をアメリカ艦に拿捕されてしまいました。5ヘクス以内に友軍がいれば再奪取可能らしいというルールを読んでいればなあ。そういえば来年はトラファルガーの海戦からちょうど200年ですね。とらのあなを占拠して1ターンのプロットに1日くらいかければなんとかなるかなあ(もちろん艦数の少ない英国海軍を担当させてもらったとして、の話)。
 夕食後はアカデミー賞番組4度目の鑑賞。当日の生放送と同日夜の字幕放送、昨日のダイジェスト版(以上wowow)に続き本日はBS2の総集編でしたが字幕は一長一短でした。オープニングのビリー・クリスタルの映像で何度観ても笑えるのがマイケル・ムーアがペレンノール野に登場してホビッツに「戦争を止めろ!恥を知れ!」と叫びながらじゅうに踏み潰されるシーン。映画を観ながら思い出し笑いしそうです。

2004.3.7

 ラルシューとモントーヤに挟まれたフィジコが周回遅れながら長々と映っただけで良しとしておこう。ミハシューの対抗馬として成長して欲しい若者:モントーヤは相変らずの自爆男でした。
 F1放映開始の待ち時間を有益に過ごそうとやりかけのD20SW:Starshipsに手を付けるもすぐに飽きてしまい、カードゲーム用の枠組作成などどうでもいいことをちょこちょこと。余所見をしながら煙草を喫おうとしたら煙草にではなく髪に着火してしまい、ぼうぼうと激しく燃え上がりました、わたくしの前髪が。

2004.3.6

 今シーズンのレギュレーションをまだ確認していないのにもうF1オーストラリアGPが〜。今年も赤馬な年なのでしょうか。とにかくひいきにしているフィジコは今年もイマイチっぽい。
 今週読んだ本:デイヴィッド・ブリン「変革の序章」上下「戦乱の大地」上下「星海の楽園」上下(それと「遥かなる地平・1」収録の番外編短編「誘惑」も)、ジョン・テレン「トラファルガル海戦」、以上の7冊。はやく「マヤ文字解読」が届かないかな。

2004.3.5

 職場に鍵を忘れてきたためミスドで時間をつぶしながら何度目かの「トラファルガル海戦」読了。英仏西の艦船が入り乱れた戦況図を見てウットリ。昨年みそびれた「美女ありき」(ネルソンとエマ・ハミルトンの映画)を録画したので、海戦シーンを観るのが楽しみです。戦列艦同士の派手な戦い、読んだり観たりする分には面白いのですが自分で切り盛りするとなるとせいぜい2隻を処理するぐらいの能力しかないわたくしには、なんともうらやましい戦いでもあります。

2004.3.4

 昨日の記述では帆船と戦闘だけが見所の映画のように読めてしまうかもしれませんがもちろんそれだけではありません。予告では何故かちらりとも触れられていない艦長と軍医マチュリンの、そして士官候補生同士の友情劇もなかなかのもの。ドラマ好きにもおすすめです。あとは、ケープ・ホーンを越えた描写の意味が分からなかったらしい女性二人組の「あれって結局、世界のどこの話だったわけ?」「……どこだったんだろうね」という会話をトイレで漏れ聞いて脱力してしまったので、世界地図は最低限押さえておく必要があるでしょうか。
 影響されやすいわたくし、「トラファルガル海戦」をまたまた読み始めました。

2004.3.3

 映画「マスター・アンド・コマンダー」を観てきました。しょっぱなから見せ付けられた縦射の威力にめちゃくちゃ興奮。風をはらんだ帆の様子、船の軋む音、砂時計を返したりログを投げ入れたり、ビルジポンプを廻したり、甲板を砂で磨いたり戦闘のたびに壁を取り払ったり戻したり、すべてのシーンで発せられる“帆船って素敵だろ?”光線にすっかり痺れました。海老の人たちの出番があまり無かったので接舷時に狙撃するシーンでも入れてあげたら良かったかも。操舵手の一人だと思っていたピピンの人(ボンデン)はパンフレットをよく読んだら艦長付き艇長(ホーンブロワーで言うところのブラウン、ボライソーで言うところのオールデー)っちゅうなんとも晴れがましい役職付きであったことが判明。いやあ、とにかく面白かったです。最後の戦いについて「あの距離ならダブルショットでもチェーンショットでもいいんじゃないか」とマイケルに言われましたが、たしかに。準備時間もあったわけですし二重装填くらいしてもよかったんじゃないですか、オーブリー艦長?……というわけですっかり「帆船の戦い」モードです。ホーンブロワーも映画化されないかなあ。もちろんBBCドラマのあの面子で。
 「ラスカルは悪党」ってのにへぇ〜と反応するのは恥ずかしいような。こんなのばっかりですね、近頃のトリビア。童話ネタも語源ネタもうんざりです。

2004.3.2

 猛烈な勢いで知性化の嵐シリーズ読了、「星海の楽園・下」で完結するものと思っていたのに“旅はまだ続く”のでした。これでは生殺しだ、ブユル〜!オーリー!ハービー!続きはいったいつ頃出るのでしょうか。職業的関心“エマーソンさんの失語症状”は損傷部位(左側頭葉との記述あり)とは合致しないけど、不思議科学によるものだし指摘するのは野暮なのだろうなあ。

2004.3.1

 雪がちらつく寒い日でした。朝からwowowの「アカデミー賞授賞式生中継」に釘付け。スタジオのコメントは「RotKばっかりじゃんツマンネー」風味でしたが、ノミネートされた11部門全てで受賞とは凄いです。
 昨日の書評欄で気になった創元社の「マヤ文字解読」、こんなの誰も借りてないだろうとの予想に反して図書館の本は既に貸し出し中でした。慌てて予約。

 

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