心身統一合氣道稽古メモ《圓心館道場(東京地区本部)の朝稽古を中心に》 


37/2002・8・1

 ◆横面打ち呼吸投げ(前方投げ)
  @「一教」の手ををしっかり上げる。
  A相手の行きたい方へ行かせる。


 ◆横面打ち小手下ろし
  @相手の肘から下ろす。
  Aリラックス(重み下)のままで。


36/2002・9・12

 身に病ありといえども
 心かならずしも病にあらず

 身は逆境にありといえども
 心かならずしも逆境にあらず


35/2002・9・7

 ◇氣の呼吸法
  天地と一体となる。
  天地の姿を体感体得する〜天地は生成流転して瞬時も止まらない。
  @息をはき終わったら、口を開けたまま(口を大きさも変えずに)、軽く会釈するように頭・上体をほんの少し前へ。
  A自然に口を閉じ息を鼻から吸う。
  B上体・頭を戻し、心をしずめ、また息をはく。

 ◇氣剣一致
  天地の涯まで氣が出ていると思い、号令をかける。
  〜剣の動きに合わせようとしない。

  切り終わったら静止。→静止していないと、上ずったままの号令になる。
  〜まず「イチ」で静止する稽古を行い、それから静止してシーンのした状態のまま「ニイ」の突きへ続ける稽古を行う。


 ◆片手取り転換一教
  @相手の動きを止めないようらせん状に導く。
  Aダウンし下で相手の手を取る(充分に下ろすと指先が取れる)。


 ◆横面打ち呼吸投げ切り返し
  打ってきた手を導き、相手が向こう向きになったら踏み込み、投げその足を手前に引きつける。
  〜後の足を引きつけ前へ行かない。


34/2002・8・1

 ◆片手取り転換呼吸投げ
  @100%相手に氣を向ける、180度氣の向きを変え転換。
  A腕は常に重み下。脇は空けない。手の形も同じまま。
  B氣を出したままダウン。心を相手の氣の向きと同じ方向(顔・視線は下)に向ける。
  Cそのまま相手の氣を止めずに両手を上げ、下ろす。
     〜左右技。片側の膝は伸びている。


33/2002・7・31

 ◆正面打ち呼吸投げ
  〈受〉爪先に重み。力を抜き、相手に心を向け、手刀を下げずにすぐ打つ。
  〈投〉一教から、相手スレスレに後に飛び込み、バンザイ(氣の出ている手)し両手を下ろす。
      〜腕にかかる手は肘の力を抜き、自分の太腿まで下ろす。頸にかかる手も十分に下ろす。
      〜顔は(相手の氣の方向へ)下を向く。

  〈受〉同じ方向に心を向ける。
      〜氣が合う。
  〈投〉180度転換。下ろした氣を大きく上へ導く。頸の手も弛めず、胸に導く。

  〈受〉180度方向が変わる。
  〈投〉足を引きつける。

  〈受〉受身を取った勢いで、リズムよく立ちあがり、振り返って相手に氣を向け手刀を構える。

 ◆横面打ち四方投げ
  〈受〉相手のこめかみに当てるつもりで打つ。
  〈投〉相手の氣が動いたら、氣の方向へ下がる。静止。
      〜自分の中心で相手の手をキャッチ。自分から取りにいかない。
      〜相手と自分が一直線になる。
  〈投〉氣は相手通り越し、天地の涯まで出ていると思う。
  〈投〉そのまま一息で、真っ直ぐ相手すれすれに入ったら氣を抜かずにすぐ回り、お辞儀する(手が下りる)。
      〜重み下のまま、心を先に下に向ける。


32/2002・7・5

 ★第一体技
  @相手の手を見ない。
  A投げ終わり静止したら、前進後進技で間合いを取る。

  B「受け」は、一点に心を静め手を取りに行き、
   正しいリズムで受身を取りまたすぐに手を取りに行く。


 ◆片手取り呼吸投げ(切り返し)
  @切り返しを早く。
  A力を抜きダウンアップ。肘は下(上げない)


 ◆片手取り呼吸投げ(回転投げ)
  @転換したら手は上げずにダウン。
  Aそのまま手は真上に上げ、相手が回ってきたら(相手を見を見ずに)ダウン。
  B投げる時は、両手ともダウン

  C3回の「ダウン」で投げる。

 ◆片手取り転換(四方投げ)
  @手を取りにいかない(上体を突っ込まない)。
  A投げる時、心が先。手はその後で下ろす


31/2002・4・5

 ◆片手取り転換呼吸投げ

  @相手に掌を上にして出してもらい、それを動かさないように、自分の手の甲を合わせ、転換する。
    〜前に氣を出したまま、氣を切らずに、指先そのまま回り、投げる。
    →指先(の氣が)少し内側へ。
  A手首を持たせ@と同じ要領で、転換し回り、肘から下ろし(肘は内側に、但し引かない)、
  指先から上げ、肘から下ろし投げる。
  B(Aがスムーズになったら)
  転換したら早く回り、静止し、相手が来たら、上下動で導き投げる。→リズムで。
  C相手が取りに来た場合も同様に。


30/2002・3・30

 ◇腕回し屈伸運動

   ☆肘から下り、手は内側に入る。
   ☆アップの時、上体より後に手が戻る。

 ◆後手首取り一教

  @相手を導き、ダウンする時は、一点と手が同時に下がる。
  A後手首取り技の基本通り、手を指先から上げ、リラックスしていると、
   相手が回るに連れ、自分の手の向きが変わる。
  B指先を下に向け、二回目のダウンをしながら(手は太腿まで下り)相手を導く。

  ☆大きく相手を導く稽古も行う。
   〜氣を出したまま(相手に氣を向けたまま)、自分は小さく回る。


29/2002・3・28

 ◇桜

   ☆合氣道を桜に喩えると、

       幹が「心身統一」
       根が「天地」
       花が「技」

   

   @天地の心を以って我が心としよう。まず、天地の涯まで氣が出ていること。

    〜立姿前から押すテスト。
   A天地は生成流転して瞬時も止まらない氣をきらないこと。
    〜折れない腕。曲げさせたまま、自分で自由に曲げ伸ばしする。
    →肘も楽に前後に動かす。


 ◇楷書と草書

   ☆氣の動きが異なる。

 ◆後手首取り呼吸投げ裏返し(楷書)
   
   @下の手も氣が出ている(抜けやすい)。
    〜上の手だけで投げようとしない。〜自分の頭を撫でる。

   A途中で氣を切らない。
    〜片手を上げたところで止まらない。

 ◆後手首取り呼吸投げ裏返し(草書)
   
   @天地の涯まで氣が出ている。手を上げる。

   A相手の氣が動いたら、導きながら後へ。
   Bダウンのリスムで、相手を導く。
   C相手が回ってきたら、下の手を返し、一点から横へ。
   D上の手はふわっとしたまま。

    〜下ろさない。


28/2002・3・23

 ◆剣

   @正眼の構えで、手を持ち上げてもらい、重みが下になっているか確認。
    〜左手の下を考える。
   Aそのまま剣先から上げ、上段の構えから、両手をはなし剣を下に落とす。
    〜余分な力が加わらなければ、畳がバシッという音を立て、剣は少し弾むだけでその場に留まる。

    〜剣先から畳に当たって大きく弾んだりするのは、どこかで無理な力をかけている証拠。
     →右手が強いなど。

   B同様に上段の構えから、上で手をはなし、下で剣を受け取る。膝は曲がる。
    〜剣が上下逆さまになるなど乱れるのは、余分な力が入っているから。
    〜左手が臍下の一点の所へくる。
    〜左手の手首の角度は、最初構えた時と同じ(ゆるまない)。
    →左手を持ち上げてテスト。
   C上段から普通に斬り下ろす

    〜加速がつくので、剣の動きは最後(下)が速い。
    →出だしが速いと、最後が遅くなる。
    〜正面から見てもらい、剣が真っ直ぐ下りているか確認。
    〜鏡などに映った自分自身を斬るつもりでおこなう。
    →まず心で斬る。
   D氣剣一致
    〜号令をかけながらの稽古をする。
    →声は前へ出す。


27/2002・2・13〈自主稽古〉

 ◇立姿
   ☆後からテスト(足は平行で)。
    〜爪先を意識しすぎると、つんのめる。
    →足裏全体が爪先まで畳にフワッとついている。

   ☆胸を前から強く押されても、一点が定まっていればすぐに戻る。
    〜片手を前に出し、1/2、1/2と静止していれば、はたかれてもすぐ戻ることと同じ。


 ◇片手を前に出して統一
   ☆折れない腕で、掌が下を向いただけ。
    〜氣が出ているまま。
   ☆押そうとする氣が先に来て、手がくる。


  ◆横面打ち四方投げ
   ☆氣の流れをきらない。
    〜氣の流れの軌跡を思い描いておく。
    →振り向いた時には、氣は下りている。

 ◆横面打ち呼吸投げ(8の字)

   ☆バンザイした時、氣の方向は上。
   ☆下ろした時、氣を下へ導く。
    〜後は腕回し。


 ◆横面打ち呼吸投げ(切り返し)
   ☆打ってきた相手の氣の方向を尊重し、導き、上がるだけ上がったら下ろす。

  ◆横面打ち小手下ろし(反対転換)
   ☆上下のリズム、氣の流れをイメージして。


26/2002・2・7

 ◇相手の氣を尊ぶ

  ☆相手が統一体で、片手を上げている。
  @下ろそうという心があると相手も下ろされまいと反発する。
  A自分も統一体で心静まった状態で手を出し、「ご一緒に」という心で手を下ろす。

  ☆相手が力を入れて頑張っている時は、軽く腕を下ろし、
  相手が反応して手を上げ、また下がったタイミングで自分の手を下ろす。

  ※何度も稽古。

 ◆胸突き小手下ろし

  @相手が突いてきたら、前の足を後へ。突いてくる氣の線をはずす。
  Aその手を真っ直ぐ下ろし(掴まない)、反動で上がってくるところを導き下ろす。
  〜顔は前を向ける(氣は前に)。

  ※突いてくる手をその方向に導く稽古も。


25/2002・2・2

 ◇意志法

  ☆静止状態(静動一致)会得する
   〜集中法・拡大法を交互に行う
   〜集中法だけだと停止しやすい


  ☆集中法(臍下の一点へ)
                   ↓

                →  ・  ←


                   ↑

  ☆拡大法(臍下の一点から)
                   ↑

                ←  ・  →


                   ↓


 ◆横面打ち呼吸投げ(巻き込み)

  @後ろの手を引き、相手の氣を導く。
  A横面を打ってきた手を、相手の行きたい方へ真っ直ぐ導く(前へ投げるように)。
   〜相手の立場に立つ。
   〜@の手は相手の頸部に。Aの手は離す。
   ※打ってきた手を同じ側の手で取り、前へ送り、相手が回るか・・・という稽古も。
  B指先を相手の眉間に向け、そのままの形で転換する(手は下げない)。


 ◆短刀取り正面打ち呼吸投げ
  @相手の頸部を導き、真下に下ろす。両手が太腿へ。
   〜片手は三教を取れる位置に、反対の手は手首。
  A4歩で回る。3歩目に三教が決まり、4歩目で氣の方向に短刀を取る。

 ◆短刀取り正面打ち小手下ろし
  @一教の手。
  A小さくは入り、短刀の先端をを下ろす。
  Bそのリズムで、先端から上げ(刃先は相手を向く)、
   下ろしながら短刀を取り、上下動で後ろを制す(足を引きつける)。
  ※すべてワンネスのリズム。

 ◆短刀取り逆手持ち五教
  @相手に真っ直ぐ入る(短刀を持った手を取りにいかない)。
  A相手の(短刀を持っている手の)手首をおいたまま、
   (自分が危なくないよう)刃先の向きを変え、飛び込み下ろし五教。


 ◆短刀取り胸突き一教
  @線をはずし、相手の手を下ろし、剣先の方向へ導きながら一教をきめる。
  〜短刀の先端は前(相手の氣の向いている方向)。
  A抑えたら、ゆるめずに氣の方向に短刀を取る。


 ◆短刀取り横面打ち四方投げ
  @入身。相手に抱きつくよう、すれすれにはいる。
  A上下動で短刀を制する。刃先を自分の方へ向かないように。
  B相手の脚を切るつもりで先端から四方投げ(手首を返す)。
  C相手に近い手で取る。おや指が端に。


24/2002・1・31

 ◇意志法
  ☆正しきを行う心の源泉
   〜天地が判断を導いてくれる
  ☆「天地の姿」を体得するために行う。

 ◆片手取り呼吸投げ(ボール投げ)
  @(相手に手首を持たせ)指先を無限小から円の動きで
相手の手の甲側に上げ、
   顔を180度反対に向け、小指の腹で更に導き、手を下ろす。前の足を引きつける。

  A(相手が取りにくる形で)同様に。
  B(相手が取りにくる形で)上下動を入れて。
  C間合いを取り、後にステップして導いてから。後は上下動で。


23/2002・1・311/26栃木総本部での「指導員講習会」よりA

 ◆胸突き小手下ろし
  @小手を下ろす時、体操と同様、両手の指先が上を向き、そのまま両手を下ろす。
  〜上の手を早く返してしまわない。ふわっとした状態で相手を導く。
  〜相手の心が上がって下りた時、ワンネスのリズムで手を下ろす。

  A「受け」も相手に氣を向けつづける。
  〜突きっぱなしでボーっとしない。
  B後ろ人を手で払う。
  〜膝を高く上げ、一回転する。


22/2002・1・301/26栃木総本部での「指導員講習会」より@

 ◇ワンネスリズム体操
  ☆心がそこに至るリズム、というものがある。

 ◇稽古(指導)の心構え・ポイント
  ☆心身統一が前提(氷山の下)で、技(氷山の一角)はそれを踏まえて行う。
  ☆心身統一道の「初級」を体得して、始めて五級・四級の技を行う。

            「中級」            三級・二級・一級
            「上級」            初段
            「初伝」            参段

  ☆「心身統一」→「リズム(ワンネス)」→「技の動き」

 ◇合氣体操(独り技)
  ☆体得していることが指導員の責務。
  ☆体操を始める前にまず、統一体のテストを行い、それから動いた後のテストをする。

 ◇二教技
  @立姿のテスト。
  A下で、手の甲を持った形でテスト。
  B二教の形でテスト。
  ☆二人相対して、ひとりがワンネスの二教の動き(足はそのまま)を行い、
  もうひとりが合氣体操の二教技(号令をかけて)を行う。
  〜ワンネスと同じリズムで行っているかを確認。

 ◇小手下ろし技
  @統一体のテスト。テストしっぱなしで、体操を行う。
  A下で静止しているか確認。
  B持った形のまま下ろす。横から見て、上下動になっているか確認。
  〜捻ったり、引いたりしているとそのまま技に出る。
  〜A・Bの癖が剣などにも現れる。癖を直すには体操を直す。
  〜4・5名横に並び、ひとりが横から見てリズムや上下動になっているか比較。


21/2002・1・24

 ◇片手取り転換
  ☆物体は上から下へ落ちる→上下動のリズム
  ☆(ワンネス)両腕上下屈伸運動
   〜真っ直ぐ下ろす。肩の関節があるので、手は太腿へ。
   〜肘を曲げて引きながら下ろすことはない。
  ☆片手を前に出し、下ろす。両腕上下屈伸運動の動きと同じ。
  ☆相手に手首を持たせ、手を下ろす。
  ☆相手に手を取りに来させる。
   〜1回、2回目は持たせ、3回目で下ろす(導く)。
   〜1回目で導く。
   〜導いたら、転換する。
  ☆少し間合いを取り、相手の氣が動いたら、手を出し、下ろす(導く)。
  ☆同様に、転換する。
  ☆相手の取りにくる(手を押してくる)勢いに任せ転換して回る。

 ◆片手取り転換呼吸投げ(切り返し)
  @(相手が手を取りにくる)
   転換したら、前の足を真っ直ぐ後に引き、相手が自分の前に来たら、
   顔(視線)を180度反対に向け、手を自分の中心に上げ(肘は下がる)、
   手を下ろし、前の足を引きつける。
  A顔(視線)を180度反対に向けた時に、上下動を加える。
  ※楷書は転換して回ってから行う。


20/2002・1・19

 ◇片手取り転換
  @氣を前に向けたまま、手を上げる。
   〜視線が一定か、下がらないか、よく見てもらう。

  A相手にその手首を取らせ、押させる。
  B反対に、手首を持っている相手を押す。
   〜お互いに統一体を確認。
  C指を曲げ、小指から手を自分の太腿に下ろす。
   〜引いたり、手首から下ろそうと思うと、相手とぶつかる。
  D手を下ろしたら、視線を前に向けたまま、転換。
   肘がリラックスしているか、相手に手を押したり引いたり、上げ下げしたりしてチェックしてもらう。
  E次に、手を太腿まで下ろさずに、相手を導いいて動き出したら、転換。
  F指先から相手を導いて回る。
   〜転換した時より、少し手が自分の内側に入る形になる。
  G次に、転換した後止まらずに回る稽古。


 ◆片手取り転換呼吸投げ
  @上記の転換をよく稽古し、回った後、両肘を真っ直ぐ下ろし、指先から両手を上げ、
   左右技の要領で手を下ろす。
  A次に、相手が取りにきた場合を稽古。
   〜相手を導き、自分の太腿に手を下ろす。


19/2002・1・12

 ◇心身を統一し天地と一体となることが我が修行の眼目である。
  〜臍下の一点
  @膝立ちになり(足の指起す)、肩を上下して力を抜き、足の第一趾を重ねて腰を下ろす。
  Aもう一度肩を上下し、手を太腿におく。
  B胸、手首、膝をお互いにテスト。

   〜上体の重みがかかるところが臍下の一点=無限小。
  C前方から、腹部を押す。
  D横から、腰を押す。
   〜押させたまま腰を上下に動かす。
  E後から、腰を押す。
   〜臍下の一点は、天地の中心の一点。
  F静坐で後から片手で胸を抑えさせ、そのままお辞儀をする。
   〜相手の手を意識し、身体を前に動かすとぶつかる。
   〜頭を下げ(上下動)当たり前にお辞儀をする。
  Gお辞儀をして手をついた形で、横からテスト。

 ◆片手取り転換一教
  @二回の上下動で導く。
  A相手の四本指を取る


19/2001・12・10

 ◆肩取りニ教
  @統一体の確認。
   〜ニ教を取った形をし、相手に手の甲で胸を押してもらう(立姿チェック)。

   〜その手を引いたり、上げたり、下げたりしてゆるまないか確認。
  A相手の氣を導く。
   〜相手の肩口から大きく相手の氣の方向へ導く。
   →相手の手に重さをかけない。
  Bまっすぐ自分の両手を下ろす。
   〜一点からお辞儀をする形になる。


 ◆呼吸動作
  @相手が力で持ってきた場合。
   〜天地投げのように、片手の指先を上、反対を下にし、導く。
  A氣でもって来た場合。
   〜手首を相手の手にぶつけずにまっすぐ入り、肘を相手の臍下の一点の方向へ、
   まっすぐ入れる。手首を柔らかく(しなをつくるようにして、導く。


18/2001・12・3

 ◆剣技一
  @天地の涯まで氣が出ている。
  A軽く頭を下げ礼。
   〜頭を戻した時、立姿の統一を確認。
  B左足を第一趾の先端から後ろにつき同時に、剣を正眼に構える。
   〜ワンネスのリズムで、静止。ゆっくりになりすぎない。
  C「1」の時、上げた剣先は中天の月を指す。
  D「1」「2」。氣剣一致。
   〜号令を確認。「2」で剣先を持って引いてもらい、統一体をチェック。
   〜相手と正対し、相手に氣が通っているか確認してもらう。
  E「1」「2」、「3」「4」。
   〜「2」で十分に氣を前に向け、180度振り向く。
   →「2」をしながら、「3」へいかない。


17/2001・12・111/23〜25栃木総本部での「杖特別講習会」よりC〉

軽い腕
  @立姿で、手首を持ち上げてもらいチェック。
   〜軽いか。軽く動くか。
   →重い場合は、虚脱状態か力が入っている。
   →リラックスしていれば、相手に任せきって、相手の動きに応じて軽く動く。
  A全身リラックス運動
   〜立姿を確認。
   →立姿が出来ていなかったり、肘が伸びきっていると、手首を速く振れない。
   〜手首を振り、1/2、1/2・・・静止。

   〜手首を持って上げ下げしてもらう。
   →軽さを確認。
   〜重み下と思い、手首を上げてもらう。
   →片手、次に両手で上げてもらい、そのまま一点から腰を下ろす。
  B腕回し運動
   〜Aの軽い手で、上げ下げする。
   〜屈伸しながら、手を下ろし、ふわっと上げる。
  C杖
   〜「突き⇔頭上」をはじめ、杖技はこの軽い手(腕)で。


16/2001・11・3011/23〜25栃木総本部での「杖特別講習会」よりB〉

稽古とは

   稽古とは 一から習い
   十を知り 十より
   かえる元のその一
  〈千利休〉

   〜『杖技一、ニ』で、「1」から始め「22」まで行いまた「1」にかえる、にはその意味合いがある。
   何度も繰り返し稽古すること。


   三日、三年、三ヶ月

杖技の稽古法

  @号令をかけながら(氣杖一致)
  A名前で(突き頭上→左横面→・・・)
  B碁盤の大きさほどのスペースで。
    〈1〉杖を持って
    〈2〉(杖を持たず)右手だけで
    〈3〉(杖を持たず)左手だけで
    〈4〉(杖を持たず)両手で

  C足のみ
  D坐技で


15/2001・11・2811/23〜25栃木総本部での「杖特別講習会」よりA〉

杖技一
  @「9」
   〜左手は腰に。
  A「9」「10」「11」「12」「13」
   〜剣を持つ相手をおいて稽古。
   →相手に氣を向けつづける。
  B「13」「17」
   〜後ろ突きのリズムに注意(速くなると力が入る)。 
  C「15」 

   〜一点から前へ。
  
  【杖技一】
   1
 突き頭上
   2
 突き頭上
   3 左横面
   4 右横面  
   5 後ろ突き
〔踏み込んで前へ〕
   6 突き頭上
   7 左横面
   8 右横面
   9 後ろ向き払い落とし
〔視線まっすぐ〕
  10 突き
  11 右横面
  12 突き
  13 面打ち 後ろ突き
  14 払い上げ
〔アゴ〕
  15 突き
〔のど〕
  16 突き
  17 正面打ち下ろし
  18 払い上げ足元
〔すね〕
  19 突き(突き下ろし)
〔足の甲〕
  20 突き
  21 払い上げ
  22 突き

  

杖技ニ
  @「3」〜「4」
   ※隙を見せ、相手を誘う動き(『色棒』)。
   〈1〉相手に十分に氣を向けておき、
     杖の先を下げ、手元を持ったまま回し、脇に抱える稽古。
     →相手が吸い込まれる。

   〈2〉そのまま相手の剣の線をはずし、杖を立てる。
     →左手は腰。
   〈3〉相手の剣を打ち下ろす。

  A「3」〜「4」「5」「6」
   〈1〉剣の人(先生役)は、杖が下がる動きをした瞬間に、正面斬り。
   〈2〉右足を後へ。杖の「5」右横面を防ぐ。
   〈3〉「6」突きに対し、さらに大きく後へ。上段に構える。
     〜〈1〉〈2〉〈3〉を、
        〔1〕剣と杖が触れないよう、大きく間合いをとり、稽古。
        〔2〕普通の間合いで稽古。
        〔3〕剣の人を前後におき、
「3」〜「4」「5」「6」⇔「7」〜「8」「9」「10」を何度も稽古。
     →「6」から「7」は、ワンネスの左右腕回しの足の運び。「10」から「11」も。
  B「12」「13」「14」
   〈1〉「12」から「13」は、杖を引かずに同じ位置におき、身体が後へ。
     〜大きく突かない。相手を油断させる。
     〜「14」で大きく突く。


14/2001・11・2611/23〜25栃木総本部での「杖特別講習会」より@〉

杖技一
  @両足を揃え立つ。
   〜天地の果てまで氣が出ている。
   〜心で三角の構え。先端は無限小。
   〜視線は前(視線を落とさない)。
  A左足の第一趾の先端に意識をおき、右足を下げ半身になりながら、
  同時に杖をその第一趾の前へおく。持つ位置を少し上げる。
   〜三角の構え。
  B杖を突き、瞬時に戻す。
   ※実際に人を突き刺したら、筋肉が収縮しゆっくり戻そうとしても刃は抜けない。
   〜まず一直線上で、まっすぐ突き、まっすぐ引く稽古から。
   〜突きより戻す方が速い。
   〜一点から前→杖を突く→右足の第一趾の先端をつけ、一点から後へさがり→杖を引く。
   ☆相手に杖を持たせても行う。
   ☆5人一組で4人が縦に並び、
   一人が杖を持ち、並んでいる先頭の人の腹部に杖の先端を当て、
   それを動かさずに、一点から前へ動く稽古。
   2回行い、3回目には4人の列の線から少しはずれ、
   一点から前へ本体を移動し、そこから更に突く。
   4人の最後の人の後まで届くかチェック。
   →4人を突き通せるほど杖が伸びているか。
  C「1」突き頭上
   〜斜め後に下がる。相手の振り下ろす剣の線をはずす。
   〜三角の構えを確認。右手が頭の方へ回らないこと。
  D「4」右横面
   〜氣を相手に向けたままゆるめずに(先端が下がらない)、
   相手の右横まで左半身で飛び込み、右横面を打つ。
   →杖の先端が、一瞬相手の剣先と同じ方向を向く。


13/2001・11・22

 ☆昇段審査〔11月18日〕
   受験者 63名  合格者 48名  不合格者15名

 ★心身統一合氣道
   「心身統一」と「合氣道」を別物としない。
   「正しい」から動かない。動かない→正しい、ではない。

 ★昇段の基準

   《初段》
      氣が出ている
   《弐段》
      正しいリズム
   《参段》
      不動心不動体
      静止
      「心身を統一し天地と一体となる」


 ◇氣が出ている
   @第一趾と第一趾の先端を結ぶ線の中心に重みがくる(と思う)。
    〜親指(第一趾)に重みをかけるのではない。テストして比較。

   Aそのまま手を出せば、押されても動かない。

 ◇三教
   @上の手のみ、三教を取る。相手に手を引いてもらう。
    〜氣の出ている方向に、三教を取る(ゆるみのぶんだけ氣を前へ)。
    →相手の手を捻ったりして、氣を引くと、動かされてしまう。
   A同じく、相手に手を上げてもらう。
    〜重み下で。
    →親指・人差指に力が入っていると重みが上になり、手が上がってしまう。
   Bその手を忘れ、下の手で三教をきめる。
   ※相手に氣を向けていることが大前提。


12/2001・11・15
 ◇舟こぎ技
   @で相手に正面から両手を取らせ、で一点から両手を引く。
    〜その時、手首は動かさない。手首を返しても、曲げても、相手とぶつかる。
    〜十分に一点から腰を引くと、肘は自然に伸び相手の腕と一直線になる。
     そのまま肘から下ろす。
    〜腰のところにきた手を押してもらい、チェック。引きすぎたり、
     氣が抜けていると押されてしますう。
   A次ので、一点から前へ。

   B@・Aを繰り返す。

 ◆両手取り呼吸投げ(前方投げ)
   @相半身で両手を持たせ、相手の手を動かさずに前の足をまっすぐ後へ引く。
    〜舟こぎ技と違って、腰はそのまま。
   Aそのまま、転換する稽古(まだ手は上げない)。
    〜前の腕は、胸につく(脇を空けない)。
    〜相手の腕と一直線になる。そのまま前へ歩けるかチェック。
   B次に、転換した時、前の手は(肘を上げずに)手首を上げ、
    後ろの手(手のひら上)も相手の手首を取りながら上げ、
    氣を前に向けたまま、両手を下ろす。


11/2001・11・10

 ◇手首を前に出し、片足で立って統一
   @一点に静まった状態で、手、足をあげる。
    〜上げてから統一しようとしない。
   A軸となる方の足のつま先に重みがくる状態にし、手を上げ、それから足を上げる。
   B相手が手首をとることで、自分の片足と相手の両足の3本の足で立つことになり安定する。
    〜押されると思うと氣を引く。
   C数歩歩いて、静止し手と足を上げる練習。
    〜まず、手を上げてから、次に足を上げる。
   ☆身体は不安定な形でも、心が静まっていれば(氣が出ていれば)動揺しない。
    〜身体は病んでも、氣(心)は病まない。
 ◇前受身

   ☆手を使わずに受身を取る稽古

 ★稽古とは、一より習い十を知り、十よりかえる元のその一

   ☆形式(形)をまずしっかり覚える。

 ◆横面打ち五種
   ☆四方投げ・8の字〜テンポ・リズム
   ☆小手下ろし〜間合いを取り過ぎない
   ☆投げ終わって静止、間合いを取って静止(以下も同様)。

 ◆
片手取り五種
   ☆相手の氣が動いたら、手を上げる。
   ☆前方投げ〜導くとき手を下げないでまっすぐ導く。

 ◆胸突き五種

   ☆相手の手を見ない。

 ◆正面打ち五種

   ☆一教の手

 ◆短刀取り/太刀取り五種

   ☆小手下ろし〜本体が静止してから、剣を後へ(位置が決まる)。

 ◆
剣技1
   ☆2で氣を切らずに(突きで氣を出したまま)、3(正面斬り)へ。
   ☆八方に斬る。特に9・10、11・12の氣の方向を明確に。
   ☆13は相手を斬ってから、回る。視線が回る方向へ早く向けない。

 ◆剣技2

   ☆1の剣(先)を引かずに2。ヨーイドン!で2。
   ☆3・4は大きく。
   ☆9で氣を出したまま、大きく10。

 ◆
杖技1
   ☆4ではっきり氣を向けてから5へ。

 ◆杖技2
   ☆3〜11は一息、静止。
   ☆12・13・14・15、静止。
   ☆16、静止。
   ☆17〜1、いと息。


10/2001・11・2

 ◇一教運動
   @「イチ」の号令を聞き両手を上げる。
   Aその時、相手に両手を下ろしてもらいチェック。
     〜手が前に出すぎると下ろされてしまう。
     〜指先は上を向き、氣は無限の彼方に。
      (天地は無限の半径で描いた無限の円周である)
   B「ニイ」の号令を聞き、手を腰に。
   C手首を持ち上げてもらい、チェック。
   D同様に前後技を行い、「サン」の時も両手を下ろすテストをしてもらう。
     〜「イチ」「サン」で手を上げた時に、つづけてテスト(テストするのは片側のみ)
 
 ◆正面打ち一教入身
   〈まず、「受け」の正面打ちの打ちかたを稽古〉
   @相手に肘を曲げて腕を額の前で構えてもらい、正面打ちをする。
    〜力が入っていたり、その腕を下ろそうとすると、ぶつかり下りない。
   A相手の腕ではなく、額をまっすぐに斬りおろす(正面打ち)つもりで、下ろす。
    〜心が先行する。
   〈「投げ」
   @相手に氣を向けている。
   A相手の打つ氣を感じたら、両手が上がり(一教運動の「イチ」の手)、
   B「イチ」で両手を下ろす。
    〜上げた所で止まらない。
    〜両手は自分の身体の前(一教運動の「ニイ」の要領)。
    ※独り技を十分に稽古
   C手だけではなく、頭からお辞儀をする様に全身を下ろす。足は前へ。
    〜パートナーに後頭部を「ニイ」で下ろしてもらい、感覚をつかむ。視線は斜め下へ。
   D体重は前の足にかかる。
    〜止まらずにで前へステップし「ニイ」でおさえる。
    ※@〜Dを独り技で稽古
   E転換も同じリズム。


9/2001・10・27

 ◇ワンネスリズム体操全身リラックス運動
    @立姿の手の位置より少し外側で手首を振る(立姿の時の手の位置で振ると脚にぶつかる)。
    A1/2、1/2と動きを小さくし静止。その位置から元の立姿の時の手の位置に戻る。
     〜元の位置に戻らないと、力が滞る。手首を持ち上げチェック。
     〜立姿の手の位置に戻るとき、氣が抜けないように。

 ◇
リラックス=重みが下
   
@静坐で太腿に置いた手を上げてテスト。
    A正しく出来たらその手を
テストする人の太腿に置き、上げてもらいテスト。
     〜圧しつけたり、軽く置きすぎたり(氣を引くことになる)しない。
    B静坐している相手の肩(自分から遠い方)に手を置き、反対の手は相手の肘(自分に近い方)の当たりを持つ。
     〜相手に立ち上がろうとしてもらう。重みが下であれば、相手は立ち上がれない。
    Cあぐら、後方転倒運動、前方回転受身の時も、手は常にリラックス=重みが下。

 ◆後手首取り小手下ろし 

    @挙げた両手を動かさずに、脚をつま先から横へ出す。
   A反対の足を、真後ろに引く。
    B上下動で相手の手首を取り、小手下ろし。反対の手を取れば三教。(四方投げも)。


8/2001・10・26
 ◆杖技1、2
   
@合わせて、66秒

    A杖を小脇に抱え(手のひらを前向きに杖を持つ)、礼。
    B杖を両手で持ったとき、手元の手は小指を杖の端にあてる。

 ◆杖技1
   @「1、2」は、突いた後瞬時に戻し頭上へ。
   A「3,4」の動きを使い、相手に杖を取らせ投げる(杖投げ)。
    〜手元の手を活かし、反対の手はリラックス。相手の後ろまで入り、両手を下ろす。
 
 ◆杖技2
   @「3」から「4」へ
    〜スキを見せ、相手を誘う動き。
    〜右手を軸に左手で杖を回し、右足を左に踏み出し、相手の剣が打ち下ろされる線をはずしながら杖を立て左手で端を持つ。


7/2001・10・1910/6〜8栃木総本部での講習会よりA〉

 ヘッドロック
    @自分の頭を締め上げている相手の腕に自分の指先を当てる(氣をゆるめずに)。
     〜相手が右腕で締めている時(相手は自分の左側にいる)は、右手でさわる。
    Aそのまま、相手の膝のしたまで頭を下げ(畳までつけるつもり)、三教をとる。

 片方の手を取られ、麻酔薬を含ませたタオルを後から嗅がされる
    @相手が自分の鼻に当てている手を上から抑える。
     〜その手をはなそうとすると相手の氣とぶつかる。
    A相手に遠い方の足を下げ、頭を下ろし、三教をとる。

 頭髪を掴まれる
    @両手で相手の手を上から抑え、ゆるめずにお辞儀。
    A相手が前につんのめったら、両手は離さずに頭を起すと、三教がとれる。

 片方の手首を取られ、反対の手で腰をおさえられ、車や建物に連れ込まれる
    @統一体で立つ(簡単には動かない)。
     〜ボーっとしていると防ようがない。

    A(連行されながらも)腰にある相手の指を取り、持ち上げ、振り向いて下ろし、三教をとる。

 後からホールドアップ(手を挙げろ)!
    @「両手を挙げて統一」をチェック。
     〜相手が後にいると、後に氣を引きやすいので、氣は前へ。
     ※3人一組みで、ひとりが後に立ち、もうひとりが胸を押してテスト。
    Aそのまま振りかえり手を下ろす。
     〜相手の氣の方向(線上)にいなくなればよい。無理に相手の腕を押しすぎない。
    Bそのまま、小手下ろしあるいはニ教(指先を取り、反対の手で親指ごと甲を掴み、下ろす)。
   


6/2001・10・1510/6〜8栃木総本部での講習会より@〉

 護身術
     ☆当たり前にやる。天地の法則に従うこと。
     ☆リスクケアとヘルスケアが揃って始めて護身術といえる。健康法も護身術。

 羽交締め

    ※「受け」は、「投げ」の後頭部を顔(特に鼻)にぶつけられないよう、氣をつける。
    @動かせないものは動かさない。
     〜上へ手を抜こうとすると抜けない。
    A前へ氣を向けておき、お辞儀する(膝は曲げない)。
     〜釘を抜く要領。
    Bさらに、片方の腕を下に抜く。
     〜バトンタッチの腕の形。
     〜抜くとき足は出さない。
     〜反対の腕はつかませたまま。
    C相手の側面に回り、呼吸投げ。
    D相手が仰向けに倒れたら、手を取り(握手の形)、
     頭側を回り、三教でうつ伏せに抑える。

 前から胸倉を両手で締めあげられた
場合
    @締めている相手の氣の方向は上。締めてる手を下ろそうとしても下りない。
    A(相手が上げているのであれば、その氣の方向へ)一度飛び上がってから、腰を下げる。
    B足首の外側に片手を添え、反対の腕を肘を曲げた状態で、相手の膝を曲がる方へ押す。
     〜向うずねを押しても踏ん張られてしまう。

 フルネルソン
    @重みを下に。
     〜重みが上になっているとフルネルソンがきまってしまう。
    A手の位置。立姿の時の位置。
     〜腕の位置が身体の横にあると、相手の腕が入ってしまう。
    B手の上げ方を、いろいろ変えてみる。
      <1>両手をおろして(通常の立姿)
      <2>手を腰におく。
      <3>片手を上げ、首の後(頸部)をさわる。
      <4>両手を上げ、首の後で指を組む。
      <5>バンザイ
    Cフルネルソンにきたら、手のひらを手前にし、相手の指先(4本)を取って上げ、
     振り向き下ろす。手を持ちかえ、三教をきめる。


5/2001・10・13

 ワンネスリズム体操左右腕回し運動
      @リズムに合わせて上下動。
      〜正しく屈伸しているか、互いにチェック。
     A足は交差させず、反対の足に引き寄せる。
     B両手は、ダウンの時、本体の前。横でリズムを取らない。
     C両手とも大きい円を描き、回し終わったとき、上の手は肩の上(手首曲げすぎない)。
      下の手は、無理に止めずに、お腹の前へ。
      〜上の手を、つかんで下ろすテスト。下の手を持ち上げるテスト。

 合氣体操左右技
     @上げる手は、
左右腕回し運動で上げる手の位置と同じ。
      〜真横に上げると重みが上になる。腕を持ち上げチェック。
     A〈左右跳躍技〉の時、足は交差させない。
      〜左右腕回し運動の足の運びと同じ。
     B相手に後方へ反って統一≠フ姿勢をとってもらい、左右技で腕を胸に下ろす(足は相手の後ろに)。
      〜相手の胸に、腕の重さをかけると、重みが上になる。
      〜指先の方向へ氣を出したまま一点から腕を下ろすと相手は倒れる。
     C同様に、左右腕回し運動の動きで腕を下ろす。

 片手取り呼吸投げ入身
     @手の平を上にして出し、相手に下から手首を取らせる。
     A指先を上に向け、一点から相手にまっすぐ入る。

      〜相手の氣と合流して,手が上がる。
     B左右腕回し運動の足の運びで相手の後ろに入り手を下ろす。
     C〈相手が取りにきた場合1〉氣が動いたらまっすぐ入る(一歩で。足引き付ける)。
     D
〈相手が取りにきた場合2〉氣が動いたら、一点からダウン、
      肘から手を下ろし相手の氣を導いてまっすぐ入る(一歩で。足引き付ける)

     E〈相手が取りにきた場合3〉氣が動いたらまっすぐ入り(一歩で。足引き付ける)、
      反対の手で相手の手首を下から取り、万歳し、上下動(下ろしたとき相手の手を離す)。


4/2001・10・1
 ワンネスリズム体操ニ教運動
     @90度ずつ4回で回る(最初の「イチ」のみ45度)。
      〜氣が先行する。足を意識しない。同じリズム、同じ間隔で回る。
      ※剣技の「13」で氣を前に向けたまま回るとき、足を意識しないことと同様。
     A手首を曲げている方の手(下側の手)は、肩取りニ教などのときの「受け」の手。
     B軽く反対の手を持っている(上側の)手が、「投げ」の手。
     Cニ教をきめる。
      〜相手に氣をむけ、相手の指を胸につける。指先が相手の方へ向く(半身)。
      〜一点から軽く相手にお辞儀をしながら手(指先下向き)を下ろす。
      〜導こうとすると、相手が反発する。まっすぐ下ろす。

 ◆
坐技半立ち/胸突き小手下ろし(固める)
     @初動を早く。相手の氣が動いたら、一点から腰をあげ、同時に手を自分の前に上げる。
     A相手の手首を持った手をまっすぐ下ろす(相手に拳は畳に)。
     〜自分の真下に。相手の拳の真下だと体勢が前のめりになる。
     B一点から腰を上げ、手首を取った手は小さく、反対の手は大きく上げ、本体のダウンと同時に、手は相手の肘へ。
     C畳まで十分に下ろし、一点から上下し固める。
     〜一点からの上下動で相手は回りたい方向へ回る。途中で持ち上げるとその動きを妨げる。
     ※胸を後に引くテストしてもらいながら、独りで技を行う。


3/2001・9・27

 ◇
ワンネスリズム体操左右脚部伸張運動
     @軽くジャンプして、45度斜め前に踵をつける。上体が前傾する。
     Aその時視線は、やや斜め下。立姿の時の頸の形を保つ。
      〜爪先を見ようとすると、頭が下がり、頸部に力が入る。
      〜視線を上げたまま(立姿の時の視線の方向)では、上体が起き過ぎてしまう。
      →胸を押す。背中を押す。足首を持ち上げる。3種の実験を通して正しい状態を確認する。
     B1・2・3・4から5・6・7・8へ移るとき(4→5)、氣を切らない。心が先行する。

 ◆正眼の構え
     @視線はまっすぐ前。剣先を見ない。
     →剣先を持ち、押したり引いたりして比較。
     A相手に木剣を正眼に構えてもらい、自分も同じく正眼の構えで、相手の剣の上に自分の剣を置く(重みはかけない)。
     Bそのまま、一点からダウン(腰を下げる)。
     →剣を下ろそうとすると、相手の剣(心)とぶつかる。争う氣を起すと、その心が相手に映り、反発される。

 ◆剣技1〜<1>
     @一点に静めたまま、「イチ」。息を吸わない。
     A左右脚部伸張運動の時の、視線の方向・前傾の形と同じ。
     →剣を押す、引く、背中を押す、手を持ち上げることで、正しい状態をチェック。

 ◆剣技1〜<1><2>
     @「イチ、ニイ」は氣を切らずに。〜剣技2も同様。
     A「イチ」で氣をゆるめずに、「ニイ」で突く。
     〜斜めに上がっていくイメージ。突いた後は上体は起きている。


2/2001・9・22

 ◇後方転倒運動
     氣を前に向ける(視線を落とさない)。

 ◇ワンネスリズム体操両脚屈伸運動
     @手を腰に当てた状態で、立姿をチェック。1、2、で屈伸。胸を押す、膝を横から押すチェック。
     A胸を軽く押したまま、1、2、から3へ
一点から動くと動じない。(頭から動くと、体勢が崩れる。)
     B脇の下に手を入れ持ち上げさせ、そのまま屈伸。
      →相手の手をつぶそうと思ったり、かかとに重さがくると、うまく屈伸出来ない。一点から。
      →テンポ。遅すぎても、早すぎても相手とぶつかる。


 ◆正面打ち一教〈転換〉
     @合半身で立ち、受けが正面打ち。投げは受けの鼻のあたりを見る(氣は天地の涯まで)。
      →<1>受けの氣が動いたら、「はい」と言う。
      →<2>      〃     、片手を挙げる(相手の心が正しく映れば同時に挙がる/氣の向きが同じ。相手を導ける)。
      →<3>      〃     、手を挙げながら、まっすぐ氣を向けたまま、相手の後ろに飛び込む。
         (入ってから手を挙げると相手の手が取れない)
     A@-<3>から、手を真下に下ろし、相手をまっすぐ後に導く。受けは180度反対向きにうつ伏せになる。


1/2001・9・13

 ワンネスリズム体操前後首筋伸張運動
     @横から見て、頭を前後したとき、本体(上体)が前後(特に後ろ)にぶれていないか、互いに見てチェック。
     A頭から(頭に意識が来ている状態で)を前後に動かしていないか、胸を継続的に押す実験をしながら、互いにチェック。
      →正しいリズムで「一点からダウン」の動きと同時に頭が前後していれば動じない。

 ワンネスリズム体操左右首筋伸張運動
     @前から(あるいは後から)見て、頭を左右に倒す動きにつられて、肩が左右にぶれていないか、互いに見てチェック。


 ワンネスリズム体操左右向き運動
     @腰に置く手は、立姿の手の位置からまっすぐ上のところ。前に手首を持ち上げる実験で、互いにチェック。前に出したり、後ろに
     引いたりして比較。

     A手の指先が腰に。手を横に引き離す実験をしてチェック。人差し指と親指の付け根を腰にべたっとつけていると離れる。
     B1・2、3・
4で(横を向いた状態で)静止。顔の向きと反対の肩を横に押す実験。まっすぐ氣を向けていれば動じない。視線が斜めの
     状態と比較。
     C同じ状態で、胸を押したり、反対側の肩を押して実験。視線の方向(ひとつの方向)に執着しすぎると、統一が崩れる。氣は無限の
     方向に。

 ◆杖技1〜<5>
     @<4>から氣の向き(視線)を180度切り返し、右手が身体の前に移動(左手で持ちやすい位置に杖の端がくる)。
     A左手で杖の端を持ち、突く(相手の下肢へ)。突くとき右手は杖を移動し、少し上で持つ形になる。
     Bと同時に、右足を引き付ける。視線は前。本体は突っ込まず、伸び伸びと起す。
     C杖を突いたとき、下端を持って突き上げてもらう実験をしてチェックしてもらう。右足を引き付けていないとぶれる。 
     D<3><4>と<5>の氣の方向の切り替えを明確に。それが出来たら、途中で氣を切らないよう、リズムで稽古。
     E<6>へは、杖の先端を置いておき前へステップ(杖を引かない)。

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