refresh! 氣の呼吸法
伸び伸びとした姿勢で、口を「ア」の形にして息をはいてみましょう
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◇こんな時に「氣の呼吸法」を◇
当髏Qる前に行う。
・・・お風呂で身体をきれいにするように、呼吸法で身体の中をすっきり!
湯ゥ目覚めたら行う。
・・・一日のリズムをつくる!
疲れた 風邪を引いた 緊張する 氣が重い
身体がだるい 手足が冷える 上がりそうだ 落ち着かない
身体が重い 肩がこる 元氣が出ない ムカツク
目が疲れた 背中が痛い 寝付かれない イライラするだ
頭が重い 血圧が高い 目覚めがわるい キレそう
★呼吸法をすると血圧が高い方は下がります。降圧剤を併用されると血圧が下がりすぎる場合があります。
予め医師とご相談ください。
◇氣の呼吸法の効用◇
♪心身がリラックスし、心の波が静まり安定する ♪物の見方や考え方、自分自身に対する氣持ちが、プラス志向になる ♪酸素を充分に吸収し、エネルギー・活力が高まる ♪自律神経の働きのバランスを保つ ♪血液等の循環を良くし、血圧を安定させ、免疫機能を高める ♪疲労回復、不眠症や冷え性の改善、風邪や頭痛等を和らげる ♪皮膚呼吸も促進し、肌の状態を改善する ♪食べた食物を充分にエネルギーに変え、ダイエット効果もある ♪胃腸の働きを活発にし、便秘を改善する ♪気管支・肺の疾病(喘息等も)を改善 ♪花粉症の予防 |
◇「氣の呼吸法」の実際◇
〈1〉初めての方は、まず仰向け(膝を立てても構いません)でやってみましょう。
@口を『ア』の形に開け、息をはきます。
A数秒はき、はく音が聞こえなくなったら、
そのまま1・2秒口を開けたままにし、
((息が無限に小さくなり静まります/息は止めません)
それから静かに口を閉じます。
B鼻から息を吸います。
※ゆっくり、静かに鼻の奥の方へ(さらに頭の後ろまで送るように)。
(息が無限に小さくなり静まります/息は止めません)
C@〜Bを繰り返します。
※まず5分。15分行うと効果は数倍増です。
〈2〉イスで
@姿勢を正し(「正しい姿勢」参照)、目を閉じて。
※まず、静かに息をはきます(飛行機が離陸して行く様子を想像し、遠くへ)。
※十分に(但し、無理に息を絞り出す必要はありません)。
Aはき終わったら、口をあけたまま頭→上体を氣持ち前へ。
B2・3秒口を開けたままにし(氣持ちだけ、はいているつもりで)、
(息が無限に小さくなり静まります/息は止めません)
それから口を閉じて、鼻から静かに息を吸います。
※鼻の奥から、後頭部の方まで送るように。
C十分吸い終わったら、上体→頭と戻し、新鮮な空氣が全身を巡っているのを想像します。
(息が無限に小さくなり静まります/息は止めません)
Dはく、吸うを繰り返し、はいておわります。
※まず5分から。氣持ちよく出来るようになったら15分、30分と。
◇「氣の呼吸法」の留意点◇
@空腹時に行ってください(食後は少なくとも1時間開ける)
Aお風呂・サウナ等では行わないで下さい。
▼正しい姿勢▼
安定した楽な姿勢で、身体のどこにも余分を入れないで、
氣の呼吸法を行うと、とても氣もちがいいものです。
@静坐を基本に、イスの姿勢を正しましょう。
〜肩や背中の力が抜け、胸やお腹が楽で、呼吸がしやすい姿勢。
〈1〉膝立ちになり、2〜3回、肩を大きく上げ下げします。
〜上から下へ、ふわっと。
〈2〉そのまま、静かに腰を下ろします。
〜腰を下ろした後、上体を少し上下に動かしてみて、動かしやすい形。
→(鏡などを使い)横から見て、床の面に対し上体が直角より少し前へ。
→胸も背中も楽に。顔は前に向ける。@
@
★腰が曲がると、背中も丸まり、頭が前へ出て、首(頸部)や肩に負担がかかります。A
A
★いわゆる、胸を張って背筋を伸ばす姿勢は、力が入りすぎで、
肩・首(頸部)・腰にも負担がかかりますB。
B
〈3〉まず、@の姿勢で目を閉じ3分坐ってみましょう。
〈4〉この感覚がわかったら、その感じでイスに坐る。
@
A
B
肩・首(頸)・背・胸 腰が曲がり、頭が 胸を張りすぎているので
どこにも余分な力が 前に出て、頸部に 肩や背筋に力が入り、
入っていない 負担がかかる この姿勢では長続きしない
〈仙骨が起きている〉 胸・腹部を圧迫
【誦句集より】
十五、氣の呼吸法
出づる息は天地よろず世に及び
入る息は腹内の寸分のうちにおさまる
氣の呼吸法は 心身統一の秘法である
夜来 天地静まり寂として声なき時
独りこれを行えば
我が天地か天地が我か
即ち 天地と一体となる至妙境に至る
この時 人間本来の生命力が
最高に活動するのである
「氣の呼吸法」個人指導
藤平光一著『氣の呼吸法』