初代マクロス模型雑誌作例集その2、
そのほかのMOOKの作例100本ノック。


ここでは放送当時から劇場版公開前後までに発売されたMOOK類に掲載された作例を
紹介します。全般に今の目で見るとトホホなものが多いのですが、意外に隠れた名作も
有り、付帯する設定線画にも捨てがたいものがあったりします。ではでは、覚悟の上
お読みください。


超時空要塞マクロスホビーハンドブック1〜マクロスモデルワールド〜
本の概容は基本MOOK編参照のこと。以下に作例列挙。作例名のあとに作者名を付記。

*1/72バトロイドバルキリーVF-1J(イ) 小橋法彦氏

*1/72バトロイドバルキリーVF-1S(イ) 小野沢英輔氏

*マスコット(SDバトロイド) 江田公久氏

*監察軍時代(落下前)マクロス 岬 小浪氏
特記:後のメルトランディー艦とは別のレトロ風デザイン。設定は宮武氏による。

*1/72トマホーク(ア)石原宏昭氏

*1/100トマホーク(イ)森田英雄氏

*1/72トマホーク(ア)ディオラマ 山本光一氏

*1/72ディフェンダー(イ) 藤川政秀氏

*1/100ディフェンダー(ア) 八重樫昌宏氏

*ディフェンダー ディオラマ 山本光一氏

*1/100ファランクス(イ)八重樫昌宏氏

*1/100ファランクス試作型(タ)
(水平ヘッドライトタイプ/ガトリング砲装備/小型ミサイルランチャー装備タイプ)
岸川靖氏/一戸寛氏
特記:それぞれ、従来のサーチライト部と差し替えて装備。デザインは宮武氏。

*1/100ファランクス組み立て工場ディオラマ 一戸寛氏

*1/72スパルタン(イ)森田英雄氏

*1/100スパルタン(ア)藤川政秀氏

*1/72スパルタン(イ)試作型 岸川靖氏

*1/100スパルタン行軍式ディオラマ 十川俊一郎氏
特記:巨匠の「シェー」三連発!!詳細は本誌購入にて。シェー。

*1/160モンスター(ア)石原宏昭氏

*1/200モンスター(イ)藤川政秀氏

*1/200モンスター装備試験型 栗原孝明氏
特記:大型長距離ミサイル装備。

*モンスター簡易軽量化試作型 栗原孝明氏
特記:トマホークをベースに重武装化。

*1/160モンスター映画出演型 増尾隆之氏

*モンスター試作1号ロールアウトディオラマ 大西秀輝氏
特記:両腕のランチャーを持たないプロトタイプ。のちに量産6号機になったそうな。

*1/72バトロイドバルキリーVF-1J(イ)石原宏昭氏

*1/100バトロイドバルキリーVF-1J(ア)森田英雄氏

*1/100バトロイドバルキリーVF-1A(ア)藤川政秀氏

*1/100バトロイドバルキリーVF-1S(ア)森田英雄氏

*1/100バトロイドバルキリーVF-1D(ア)藤川政秀氏> *1/100バトロイドバルキリーVF-1J ビームバズーカ装備型(ア)玉置友治氏
特記:トマホークの主砲をバズーカ化して装備。

*1/100バトロイドバルキリーVF-1J エリコンマシンガン装備型(ア)玉置友治氏
特記:ディフェンダーの主砲をマシンガン化して装備。

*バルキリー生産工場ディオラマ 桜井勇氏。

*1/72アーマードバルキリー(ア)増尾隆之氏
特記:当時流行の大改造による大幅な修正。

*1/100アーマードバルキリー(イ)森田英雄氏
特記:肩ミサイルハッチ開放。

*1/72ガウォークバルキリーVF-1A(イ)石原宏昭氏
特記:ロービジ塗装、ロービジマーキング。

*1/100バトロイドバルキリーVF-1Sベース(ア)高機動型ガブリエル 森田英雄氏
特記:アーマード由来の背面ブースター、加えて増槽、主翼に中型ミサイル、
オリジナル脚部スーパーパーツ装備。スーパーバルキリーの発想元か?デザインは河森氏。

*1/100バトロイドバルキリーVF-1Aベース(ア)武装強化型マイティーバード 森田英雄氏
特記:トマホーク由来の小型ミサイルランチャー、肩アーマードパーツ、
アーマード由来の背面用ブースター、オリジナル脚部スーパーパーツ、
腕用アーマードパーツ装備。

*1/100バトロイドバルキリーVF-1Aベース(ア)軽装型ドラゴンカンフー 森田英雄氏
特記:肩、胸、腰、足にアーマードパーツ、ベビーガン(ミニガトリングガン)、
格闘用トゲ付きナックルカイザー、右腰にべビーガンホルスター装備、胸のミサイルハッチは
ガンクラスターに換装。

*1/100バトロイドバルキリーVF-1Jベース(ア)宇宙行動型ディープダイバー 森田英雄氏
特記:装弾数を増したガトリングガンとオリジナルデザイン(ボンベ風)の追加ブースターを
手、足、背面に装備。スーパーバルキリーの発想元か?デザインは河森氏。

*1/100バトロイドバルキリーVF-1Dベース(ア)電子戦型ファニーチャイニーズ 森田英雄氏
*1/144ファイターバルキリーVF-1Dベース(イ)電子戦型ファニーチャイニーズ 藤川政秀氏
特記:VE-1のオリジン。オリジナルのヘッドパーツと円盤状のレーダー、腕に
集合アンテナを装備。VE-1とは違いコブシはなくパーツ直付け。主翼に加えて
尾翼も形状変更されている。デザインは河森氏。

*1/5000マクロス要塞型(イ)石原宏昭氏

*1/8000マクロス要塞型(ア)小野沢英輔氏

*1/5000マクロス強攻型(ア)藤川政秀氏

*1/8000マクロス強攻型(イ)小野沢英輔氏

*1/3000マクロス可変モデル(タ) 一戸寛氏
特記:タカトクのビックマクロスをリペイント。
同時に変型過程の詳しい写真入り。なんだか凄くかっこいい。
*1/5000超弩級要塞マクロス(イ)第二次擬装完成型 小野沢英輔氏
特記:両腕をアームド05/07に換装の上、各種ディテールが異なる。
設定画では艦首主砲部にランサー2が巨大化したようなビームキャノンを追加している。
デザインは宮武氏による。

*デストロイドMBR04MK-1/MK-2/MK-4C(ガシャ消しゴム改) 江田公久氏
特記:MK-1はコブシ付きの初期型だがH102ブッシュマン(ガシャ/ダグラムのヤツね。)
の腕をくっつけたもの、下記のプロトモデルと同様ガチャ消しコラージュモデリング。

*初期試作歩行戦闘機械ET開発史(初期プロトモデル集) 江田公久氏
特記:ガシャ消しゴムによるコラージュモデリング。
ウォーカーマシンが、ダグラムメカが、本人の同意なしに合体。(元祖ヤマタカ氏?)

*1/72バトロイドバルキリーVF-1J(イ) 藤川政秀氏

*統合軍地上用ファイターパイロットヘル 山田正己氏
特記:詳細不明。1/1のように見える。ちょっと欲しい。

付記:このほかこの本では各種パーソナルマークが載っているほか
(かなりの数を横山宏氏が担当。ほかにはアーミックも参加。)
バルキリー開発史、各デストロイドの機体マーキング詳細解説、
田中精美氏による内部解説図、分解図を収録。




超時空要塞マクロスTV名場面ジオラマ再現PART 1
キットに自作のジオラマベースを組合せて名場面を再現。完成写真と製作過程を
収録した本。同じく作例を以下に列挙。また川口克己氏が描いたとしか思えないイラストも有り。
ただし、作者表記がないので作例で参加してるやらさっぱりわからず。
また、それぞれの作例を作るのに必要な線画も収録している。

@VF-1D VS(リガードから出てきた)ゼントラ兵。@(タイトルは筆者の捏造。)
*1/72ガウォークD型とクラッシュしてうっぷした1/100初代リガードと
田宮1/12ドライバーフィギュア改造のゼントラ兵。
特記事項:この時点で未発売のD型をセミスクラッチ。いちおうミンメイも搭乗。
ビルには窓がある。そういえばこの頃の改造フィギュアってみんな田宮ドライバー顔だった。

@丘に立つリガード群(3機しかいないけど)、眼下の都市と中心のマクロス@
*1/100初代リガード*2と1/200小型ミサイルポッドリガードと1/5000要塞マクロス。
特記事項。ビル街はプラ棒各種なので窓がない。筆者ならビル街の写真を切り抜いて
立てる。(ブレードランナー方式)

@砂浜で泳ぐリガードとグラージ、おっとっと夏だぜ。@
*1/100初代リガード*2と1/100グラージ。
特記事項:炭カルで水しぶき表現。

@マクロス表面のたこ壷に居るデストロイド。@
*1/72ディフェンダーと1/72トマホークと流用フィギュア。
特記事項:両機ともこの本では飛び抜けていい出来。(トマホークはそんなに悪くない。)
付帯のイラストからして川口氏の作と思われる。ベースの造形は荒い。

@カムジンVS輝ガチンコ対決(マクロス甲板上)@
*1/72グラージと1/200バトロイドVF-1Jと1/200モンスター。
特記事項無し

@マクロス甲板上でリガードを投げ飛ばすスパルタン@
*1/72リガードと1/72スパルタン。
特記事項:上記カムジン編と同じディオラマベースに見える。

@宇宙に居るマクロス強攻型、ダイダロス光る。@
*1/5000マクロス強攻型。
特記事項:バックは宇宙なので事実上、有井キットの改造記事。
今井の要塞型のパーツを多数流用。当時らしい作例

@ダイダロスアタック(直前)@
*1/200トマホーク*5と1/200モンスター*2。
特記事項:トマホークがちょっと少ないか?でも1/200でハッチ開放はスゴイかも。
ダイダロスの出口が作ってある。PART2にリベンジ的作例有り。

@アーマードバルキリー全方位ミサイル発射@
*1/72アーマードバルキリー。
特記事項:ハッチ全開放、全ミサイル自作。プロポーションは凄まじい修正
(部分部分を直しても全身にわたって大きさのバランスがめちゃめちゃなので
どうにもならないキットであった)。
当時はみんなで挑戦。アマチュアの自爆者多し。

@標準戦艦上のバーミリオン小隊@
*1/72バトロイドJと1/72ガウォーク(マックス)と1/144ガウォーク(柿崎)
特記事項:1/72ガウォークの総改修記事。機首/下腕/足など。

@マクロス内で待機するファランクス@
*1/100ファランクス*2と流用の作業車両。
特記事項:格納庫内のミサイル装てん前状態を再現。(つまり穴あけ。)

@格納庫内のグラージとリガード@
*1/100リガード*2と1/100グラージ。
特記事項:初代リガード大改修大会。要約するとキットは芯にしかならない。

@おまけ記事:ニチモのマクロス(ゼントラ語の手紙があなたにも書ける)スタンプの紹介@
*なぜか川口克己氏のイラスト付き。とりあえず「キミガスキ。」


付記:当時のこういう模索のすえにいまの模型世界があります。当時のライター諸氏に心より感謝。




超時空要塞マクロスTV名場面ジオラマ再現パート 2
マクロスからオーガスへ!
*上記P1の続編、前回が放送半ばの発行(83/5)で今回はTV放送終了後、(83/10)そのため
後番組オーガスのプロモーションを含んでいる。作例は後期に発売のキット中心ということもあり、
前回より飛躍的に向上。なかなかいいのが載っている。ただ、写真に直接ビームや光線、爆発まで
描き込まれてるのはご愛敬。例によって作者は表記がない、なおその後P3が出た様子はない。

@マクロスプラモ大集合!〜コレが敵で、コレ善玉〜@(おなじく、タイトルは筆者の捏造。)
*勢力図というのが正しいタイトルで、素組み模型で敵味方のメカを紹介。特記はなし。
(本番は次です。)

@フィギュア大会。でも魔改造は無しよ。@
*すでに発売されていた1/12フィギュアシリーズを使って色々なキャラを乱造。
基本4人(ロイがフラットブラウン@パクトラタミヤで塗ったみたいに顔色が悪い。)
に加えて、パイロットスーツの輝(割といい、15周年の有井製輝とタメ。)
浴衣姿の未沙(民芸品の和紙人形に似たり。)、水着のミンメイ。(クレヨン塗装?サッチー風プロポーション)
チャイナ足見せチャイナのミンメイ(美樹本氏がこういう風に描いてはいけないって描いてた絵が元?)
マックス夫婦、(割といいけどミリアは山田邦子系)歩かないミンメイ人形(土偶)
が収録されている。製作記事はなんだか偉そう。(いったいだれなんだろう?)
ちなみに同時期のHJでの改造作例はなかなかよかったんだけどね。
特記事項:すいません悪気はないんです、ホントです。信じてください。
このころ某紙にバンピレラ仕様のSMミンメイを作って送ったのは私です。
同じ穴のキムジナーなんです。許されて。

@オープニングの市街地戦。@
*1/72バトロイドバルキリーVF-1Jと1/100ファクトリーセットと1/72リガード
1/144バトロイドバルキリーVF-1Aと1/100バトロイドバルキリーVF-1Aと、
1/100リガード*3。パース付きベースによる特撮。グラデ塗装がなかなかいい。
特記事項なし。

@VF-1Sに助けられるVF-1D@
*1/72バトロイドバルキリーS/D。未発売のDをスクラッチして
中華料理店前のディオラマを再現。これもグラデがなかなかいい。
特記事項なし。

@アームド2の攻防@(原文まま。)
*アームド2をスクラッチしてミニスケールキットを配置したディオラマ。
大きいんだけどなんか違う。(つるつるだし。)いっそ紙で作るって手もあるよなあ。
ここからノズルの噴射やガトリングの曳光が絵の具で描き込まれるようになる。
特記事項:写真加工に使えるパソコンなんて無かった時代です。

@無人工場奪取!@(原文まま)
*ファイター形態の3機と工場衛星。1/72可変キットに1/72スーパーバルキリーファイターの
スーパーパックを付けてマックス/ミリア/輝機を再現。発砲スチロール製の工場衛星は
やはり発砲スチロールに見える。バックは銀河鉄道999のポスターみたいな銀河が描かれている。
特記事項:やっぱりノズルの噴射は絵の具で描いてある。

@トマホークからファランクスへ(の換装作業ディオラマ)@
*1/100ファランクス*2とトマホーク。前回も同じようなディオラマがあったが、
俄然向上。キットは素組みで同じなんだけど格納庫が段違い。全面にそれらしい
ディテールが付けられ、前回のつるつる流用パーツ見せ見せが嘘のよう。
特記事項:でもファランクスってデストロイドの下半身が多量に余っていたから
できたんじゃなかったっけ?

@ヌージャ・デルガー降下@(原文まま)
*1/144のヌージャでマクロスへの進入シーンを再現。
上と同様、ベースが贅沢なのでそれらしい。
特記事項:絵の具。噴射。ビームの軌跡。

@可変VF-1大集合@
*可変1/72のマーキング替えの作例集。エンジェルバースからアラスカ統合軍用まで
作ってある、しかも写真はそれぞれの3形態全部を収録。色表/マーキング資料としての記事らしい。
特記事項:でも素組み。

@クアドランのマクロス侵入@
*1/144クアドランが段ボールの壁をつかんで侵入する様子のディオラマ。
クアドランって素組みでもかっこいいなあ。
特記事項:ここだけ足の噴射がエアブラシか網ブラシで塗ってある。

@プロメテウス上のバルキリー@
*設定資料にあるプロメテウスのウォークエリアの図版の再現。
1/72可変ベースでファイターをスクラッチ(なぜか収納された腕だけガウォーク。)
ウォークエリアは結構凝った造形だけど全体のパースがめちゃめちゃ。艦橋は逆にすごくいい。

@発進前のグラージ空戦ブースター付き@
*この本最大の力作。1/72のグラージベースでブースターをスクラッチ。巨大。
形状も良好で製作用三面図も合わせて収録されている。
カタパルト一式もディオラマベースとしてスクラッチしている。
特記事項:こういうのがあるから、発掘をやめられないのです。50センチ。

@ダイダロス格納庫@
*前回のリベンジ的な内容。今度はトマホーク4機にディフェンダー5機に
スパルタン2機の豪華版。スケール違いのキットを上手く配列しているので違和感なし。
結構傑作。特記事項:ほんとにいいんだってば!

@変わってプロメテウスから中継です。@
*同様にしてプロメテウス内の格納庫のディオラマ。
これも結構いいけど、なぜかロイ仕様のSファイターが大クラッシュ状態になっている。
バルキリー7機でデラックス。特記事項:こんなんでましたけど。

以上この本のこれより後半はオーガスのディオラマ集なので割愛、終了〜〜。ふー。


マクロススペシャルプレビュー
気を取り直して、今度は劇場版の公開前の本。前半は予告編の紹介と小出しの設定資料。
内容はMOOK紹介を見てもらうとして、ここでは後半のホビー人間大集合の解説。
作者別に作例が載せられていて模型というよりモデラーの紹介コーナーになっている。

@一戸寛氏@
*まず可変1/72と1/72スーパーファイターを掛け合わせた劇場版仕様のVF-1S
ストライクキャノンと5連ミサイルポッドと反応弾も自作している。ほかには
1/12早瀬未沙、1/72ノーマルファイターVF-1S、可変1/72改のサメバルキリー
F-14/16XLも載っている。総じて出来がいい。余談ながらこの本で
ソノラマの3D・SFワールドの企画/編集であったことをカミングアウト。
(それでやたらめったらこの人の作品が載っていたのか。)


@中村裕治氏@
1/48ファンライナー、小さくてよくわからないがスキのない出来。

@石塚哲朗氏@
*当時流行のバルキリー少女(MS少女とかのあれです。)
デフォルメガウォークバルキリーVF-1D。
ちなみにこの本にはタカトクが開発中の可変ディフォルメバルキリー(のちのバンダイの
ハイコミカル)の三面図(河森氏による)が収録されている。

@江田公久氏@
*件のガシャポンコラージュの人。もちろんここでも各種SFパチキットを
コラージュした作例を披露、どれも面白い。上記のマーク1もこういうので
やってくれたらよかったのに。

@藤川政秀氏@
*まず歩行するモンスターと改良型ラジコン歩行モンスター
電動で歩きます。すごい。1/3ページの紹介ではもったいない。
このほかスクラッチのVF-X-4とドラゴン2もこの時代では
最初ではなかろうか。これもちゃんと大きい写真で見てみたい。
総じてもったいない作例ばかり。

*なおこの記事はこの手の本では珍しくどれも作者の写真がはいっている。
しかしいずれの人も20代後半から30代半ばにみえるのだが、一戸氏は
いったい幾つなんだろう。この本、このあと1/55と1/72反応弾の
スクラッチ記事を収録(河森氏による図面あり。公式?でも長谷とは
吊り方が違う。また、なぜかさし絵は全裸のバルキリー少女。)
ちゅうことで一般ムックとは思えない豊かな内容です。 トイのCMの再録も有り。



マクロス全(オール)百科 
小学館のコロタン文庫。いわゆるお子様向けの文庫百科。
概容は下忍さんの解説を読んで貰うとして、ここではマクロスプラモワールドと
題した名場面再現ディオラマのページを紹介。

@出撃!!デストロイド部隊@(原文です)
1/72ディフェンダー対1/72リガード、1/100トマホーク対1/100初代リガード
の戦いを並列に見せる。あちこちで爆発が起こっているのか、半透明の赤いウニみたいな
ものが光っている。実体で電球を仕込んである分、上記名場面再現本より教育的だ。
当時だけに点滅機能の電子キットを仕込んであるにちがいない。
1/72と1/100で違和感ばりばりなはずだが派手なウエザリングであまり
気にならない。作例そのものの作りは丁寧。

@ゼントラーディ軍VS統合軍@(原文)
砂漠(火星)をバックに対峙する1/00バルキリー/トマホーク/スパルタン/1/200モンスターと
同じく1/100グラージ/初代リガード*3。その距離およそ8m。いままさに戦いの火蓋が、、、。
って近すぎるヤン。背景はおそらく絵だが、被写体深度が浅いので十分それらしい。
ウエザリングのない素組みのキットが目線ばらばらに対決。

@ダイダロスアタック@
*なのだが1/8000マクロスと1/20000ゼントラ艦を合わせたのか、なんかおかしい。

@バトロイドバルキリー@
*素立ちの1/72バトロイド、カムジンの1/100グラージと対決する1/100バトロイド、
1/100初代リガードに囲まれた1/100バトロイドの三つディオラマが1ページになっている。
リガードに囲まれた、は市街戦だが、背景は絵だがやはり被写体深度が浅く、違和感なし。

@アーマードバルキリー@
*素組みの1/100です。ミサイルハッチは閉じたままです。

この本はほかにも、マクロスプラモのリスト(放送途中までのもの)やキットごとの
模型の作り方からディオラマ、写真の取り方まで載ってます。
確かにガンクラスターをプラ棒で全部作りなおせとか無理なことを書いてます。
ちなみにモデル製作は後付けによるとスタジオDADA+十川俊一郎氏になってます。
(シェーや!シェーの巨匠や!最近は水物とかをやってはるんですね、巨匠。シェー。)
なお構成は岸川靖氏。(???編集者がモデラーさんなんでしょうか?モデラーさんが
編集してはるのでしょうか?)



マクロスガイドブック
続いて上記百科の事実上の続編。劇場公開前後の発行で百科の補足版か?
本全体の概容はMOOKの解説でどうぞ。
んで例によってそのなかのマクロスプラモワールドから。ディオラマを紹介。

@ウォーカーマシンに合体したファイターバルキリーと
武装をちょっと解除したアーマードバルキリー@
*1/100のオットリッチに1/100のファイターが載ってます。
カタパルトだそうです。カタパルトにはVF-1Sの生首が付いてます。
ファイターには何故かミサイルが一対しかついてません。多分推力の
問題なのでしょう。ファイターのキャノピーは無塗装です。多分、技術革新で
シームレスなキャノピーが開発されたのです。隣には足のミサイルが撤去された
アーマードが居ます。謎です。岩場です。との粉です。

@クアドランにつっこむVF-1(コクピットのみ)@
クアドランとキツいパースの付いたコクピットです。
操縦桿はありますが握っている手がないので、敵を前に
パイロットはゲシュタルト崩壊を起こしているのでしょうか?
それとも脱出した後なのでしょうか?
クアドランは胸が光っているのですでに敵は倒したあとなのでしょうか?
彼のその後が気になります。

@ガウォークバルキリー@
これはディオラマではなく単品です。1/72です。結構いじってます。
ミサイル付きです。

@VF-1Sとリガードと偵察ポッド@
*いずれも後期の出来のいい1/100なのですが暗くてよくわかりません。
(偵察ポッドは1/200)

*なぜかこちらの本は作者表記がついていて全部に岸川靖氏の名前が入ってます。
このほかの記事は模型リストとマクロス模型製作のワンポイントアドバイス。
(ガウォークの機首は鋸で切って斜めに削って上向きにしましょう。
可動部は削ると可動範囲が増えます。等。)以上。


以下、疲労のため、小休止、ほどなく続行。

モデグラの様子を見る〜その3、モデルグラフィックス84/11〜現代編〜

HJの作例紹介にに戻る。〜いにしえのHJ82/11〜95/7編〜

それでは同時期の一般MOOKに掲載された作例全般に行く。〜その2、MOOK作例100本ノック編〜


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