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マトン(羊肉)は、インドでもっともポピュラーな食肉です。菜食主義にこだわらないヒンドゥー教徒やイスラム教徒にとって、宗教的にこれといった規制がなく、一番安心して食べられる安価な肉なのです。最も高価な肉はチキン。ポーク(豚肉)は穢れたものとされているので、一般的にはまず食べません。 左はパッタマンガラム村のマニカム食堂内で飼われていた山羊。ある一定の期間、餌をやって肥えらせてから、調理場で潰してマトンカリーとなってしまう哀しい運命(さだめ)のもとに生まれてきたのです。ちなみにお値段は一頭200ルピー(1983年当時)。新鮮なマトンは本当に美味な食材です。内蔵や血液、脳ミソもカリーも珍重されています。足はスープのダシをとるときに使われたりします。 |
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