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このコーナーでは、あまり注目されていないブルーギルの習性やポイント、
釣り方などを紹介したいと思います。資料として、
Crappie and Bluegill by Ken Thorne」より一部翻訳掲載しています。


INTRODUCTION(Ken Thorne/佐久間邦雄訳)

今日、アメリカ合衆国ではクラッピー(※ブルーギルと同じく
サンフィシュ科の魚。日本では生息していない。)やブルーギル
かわらず普遍的な人気があります。

クラッピーブルーギルはどの池や湖、川など合衆国の暖かい水域でなら
ほとんどで見つけることができます。

私が住んでいる地域から彼方のどんなに小さな沼でも彼らが住み着いて
いない所はないでしょう。

私は彼らの卵が水鳥の足やくちばしに付着して他の場所に運ばれるのでは
ないかと推測するのです。
このことが本当なら、私達は大自然の鋭い洞察力と種の繁殖力に対し、
あらためて深く感激することでしょう。

彼ら小さなファイター達は、他の魚なら活性の低い真夏の日中でも、
いきいきとした活動をみせてくれます。
BLUEGILL(Ken Thorne/佐久間邦雄訳)

私達が釣るすべてのサンフィッシュ科の魚に対して呼んでいる
ブルーギルという名称は、実は数多くのサンフィッシュの仲間の中の
一種目のことです。

多くの釣り人は釣り上げたサンフィッシュに対し、むやみやたらと
ブルーギルとして分類し、片付けてしまう傾向にあります。

元来、サンフィッシュは1908年に金採掘が盛んだった州(※フロリダ)から
北に下がったオレンジの収穫が盛んな州(※カリフォルニア)辺りで
養殖され始めました。

それは合衆国の大きな水産事業の始まりでした。

始めブルーギルはラージマウスバスの餌として養殖されていましたが、
彼らの成長があまりに早すぎて繁殖力がありすぎるので、
ある時期にはバスの成長を妨げてしまうため、その養殖事業は
長く続けられることはありませんでした。

※訳者註