映画が見てありますので、英語版でも結構読めますよ。
少しずつ読んでいたら、ひととおり読み終わりました。
第2巻に進もうか、英国版で読み返してみようか、
迷っているうちに、両方に手を付けてしまいました。
並行して読んでいきます。
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ハリー・ポッターは、ダーズリーさんちで養われています。
階段下の物置に寝起きし、誕生日も祝ってもらえませんが、
11歳の誕生日が近づくと、ハリー宛の手紙が舞い込みます。
ホグワーツ魔法学校への入学案内なのですが、普通の生活を大事にするダドリー夫妻は、
どんなことがあっても、魔法にかかわりたくありません。
ハリーには、絶対手紙を渡すまいと決意して、家族で、手紙から逃げます。
とうとう、ハリーの11歳の誕生日の前日に離れ小島に1軒だけある小屋まで逃げます。
予報通り嵐の夜になり、バーノンおじさんがここなら絶対大丈夫と安心しているところに、ハグリッドが現れて、
ハリーの誕生日を祝うとともに、手紙を渡します。
翌日、二人は、ボートで、陸に戻り、ダイアゴン横丁で入学準備の品を整えるのです。
ところで、ダーズリー一家とハリーは、ボートで島に渡りました。
ハグリッドは行きは、魔法を使って小屋に現れました。
島にボートは1艘しかないはずですが、その1艘で、ハリーとハグリッドは陸に戻ったのですよね。
日本版の97ページから98ページを引用します。
「どうやってここに来たの?」
もう1艘船があるかと見回しながらハリーが聞いた。
「飛んできた」
「飛んで?」
「そうだ……だが、帰り道はこの船だな。おまえさんを連れ出したから、もう魔法は使えないことになっとる」
二人は船に乗り込んだ。
ダーズリー一家は、どうやって陸に戻ったのでしょう??
これを考え出すと夜も寝られなくなるのですが、
ハリーがプリベット通りの家に戻ると、ちゃんとダーズリー一家は帰っているのですね。
1か月は、ダーズリーさんちにいて、物置ではなくて、2階の部屋で過ごします。
「階段下の物置内 ハリー・ポッター様」宛に手紙が来て、2階に移されたのでした。
9月1日には、キングズ・クロス駅まで一家に見送ってもらって、魔法学校へと出発するのです。
島から戻るところ、出発までの1か月と駅への見送りなどは、映画では省略されていましたね。
なお、ハリーの誕生日は、1980年7月31日です。
島から戻ってダイアゴン横丁に行ったのは、1991年7月31日の出来事だということです。
なぜわかるのか、それは今回も
『ハリー・ポッター』の秘密の教科書のお世話になりました。
関心がおありの方は、この本の13ページ〜14ページをごらんください。
実は、この7月31日は、作者自身の誕生日でもあるのです。
ハリー・ポッターの作者、ジョアンナ・キャスリーン・ローリングは、1965年の7月31日生まれです。
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英語版にも、英国版と米国版があることは、
前回お知らせした
とおりです。
折角原作を読もうと思ったのに、それが米国風に直されていると分かったら、何か損をしたような気分になりました。
その後、店頭で英国版を見かけましたので、ふらふらと買ってしまいました。
米国版を読み終わったので、英国版の最初の方を読んでいます。
たまたま気が付いたことをご報告。
今回は、第1章まで、今後追加していきます。
事項 |
日本語版 |
英国版 |
米国版 |
備考 |
出版社 |
静山社 |
BLOOMSBURY |
SCHOLASTIC |
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体裁 |
ハードカバー、455ページ |
ペーパーバック、223ページ |
ペーパーバック、309ページ |
私の買った物がという意味です |
値段(定価) |
\1,900 |
£5.99 |
$6.99 |
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タイトル |
ハリー・ポッターと賢者の石 |
Harry Potter and the Philosopher's Stone |
Harry Potter and the Sorcerer's Stone |
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6-1 |
ダズリー夫妻 |
Mr and Mrs Dursley |
Mr. and Mrs. Dursley |
点を付けるか付けないか |
12-10 |
「イヤッ!」という新しい言葉 |
a new word ('Shan't!') |
a new word ("Won't!") |
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21-6 |
噂が飛ぶ |
the rumours that are flying around |
the rumors that are flying around |
綴りの違い |
24-8 |
ハリー・ポッター記念日 |
Harry Potter Day |
Harry Potter day |
大文字で始まるかどうか |
事項の欄の「6-1」とかは、日本語版のページと行です。
この場合は、6ページの1行目ということです。
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