馬のお家

厩舎とは・・・

厩舎の厩は「うまや」と言います。厠(かわや)と似ているけど、全然違うから間違えないように。
チーフ:「お〜い、この馬を厩に戻してくれ〜」
バイト:「は〜い!」

チーフ:「馬、便所に入れてどうするツモリやねん!凸(゚Д゚#)」

なんて事にならないように気をつけたいものです。(爆)


厩舎は馬が休む所です。
で、実際にどう言うのが良いか?と言うことですが、皆さん想像してください。よくテレビに出てくる刑務所の独房と南向きの明るくて広くて清潔なお部屋。
皆さんはどっちが良いですか?
違う趣味の方や、マニアでなければ多分後者の方でしょう。

馬も多分、変な趣味やマニアなヤツはいないと思うので、後者の方が好きです。
好きと言うことは、そっちの方が休まるわけですから、馬にとって良いわけですね。

では、具体的なモデルを挙げてみます。


12平米南向き日当たり風通し良好、馬繋場から徒歩5秒!

別にこれは不動産屋のチラシではありません。(爆)
まず、馬が休む部屋ですので、横になれる充分な広さが必要です。
そして、明るくて冬は暖かいほうが良いので、日当たりを良くします。
また、馬は暑さに弱いので夏は風通しを良くして、暑くならないようにしてあげる必要があります。さもないと、小屋の中で熱射病(熱中症)になる事もあります。

馬繋場(馬装したり、手入れをする為に馬を繋げるところ)から近い方が良いのはただ利便性を考えての事ですが・・・(^^;;


どんな絨毯がお好みですか?

馬小屋の床ですが、勿論コンクリや地面のままでは良くありません。
皆さんだって、会社や学校から戻ると自分の部屋の中で寝転がって、ダラダラしたいですよね?
私は、ダラダラします。(^^ゞ

で、馬も小屋に戻ると「ふ〜、ヤレヤレ、今日もお仕事終わったよ〜」ってなる訳です。
小屋の足元が硬いと、蹄にも良くないし寝転がれないので、小屋の中は柔らかい物で敷き詰めてあげる事が大事です。

で、代表的な絨毯がペルシャ絨毯・・・じゃなくって、敷物が敷き藁、オガクズ、ピートモス(泥炭)になる訳です。泥炭に関しては日本ではあまり見た事がないのでかっ飛ばします。(爆)

敷き藁:
これは、その名のとおり藁です。
冬は暖かいし、何よりもコストが低く抑えられる素材です。
ただ、馬小屋の掃除が結構タイヘン・・・・・

オガクズ:
これは敷物素材としてはかなり優秀です。
藁ほどではないですが、保温効果もありますし小屋掃除も楽です。
そして、オガクズは木の屑ですので、消臭効果があります。なので、ボロや尿の臭いが抑えられるので馬や人の精神衛生上、良いですね。

ただ、難点がありまして一つはコストが高めな事、後は日本の林業の衰退によって手に入りにくい事です。
良質なオガクズの入手ルートを抑えるのは中々困難ですが、個人的にはオガクズが大好きです。

カブトムシやクワガタだって飼えますしね。


馬はとってもキレイ好き♪

馬は清潔な動物ですので、自分の小屋が汚いとそれをストレスに感じます。
なので、毎日の掃除は必須です。
まず、小屋の中の馬糞(ボロ)を全部出します。
敷き藁の小屋の場合、尿で汚れた藁を捨てて全ての敷き藁を天日で干します。
オガクズの場合は、尿で汚れた部分を捨てます。
その後で捨てた分の敷き藁やオガクズを補充します。

あとは、水桶とエサ桶も洗いましょう。
水は放っておくと腐ってきますし、エサ桶も食いカスが腐って悪臭を放ったり、ヘタするとお腹を壊す事にもなりかねません。

そして、小屋の窓を開けて新鮮な空気に入れ替えます。

ひょっとしてアナタの部屋よりキレイかもしれませんね。(爆)


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