Fight!  vol. 5


「・・・リ・・・」

ガウリイは呼び止めようとしたが途中で姿を見失ってしまった。
うろうろと周りを見るが辺りには姿がない。

仕方がなく、ガウリイはゼラフィンの元へと走って行った。



「ラ・テエルト」
「正解。」
「次、お名前は?」
「スポットです。」
「ファイヤーボールは精霊魔法ですか?黒魔術ですか?」
「えっ?・・・黒魔術でしょうか?」
「不正解、残念ですがお戻り下さい。」
「ちっ・・・」
「次、お名前は?ってリナさんですね。」
「どうフィリア審判するの楽しんでる?」
「まあまあです。なんてったって素人相手の質問ですし。」
「そうね、それで私の質問は?」
「この世で一番強い高魔族は?」
「・・・二つ答えが浮かぶけど、金色の魔王は魔族じゃないから、赤眼の魔王シャブラニグドウ。」
「正解。あちらに進んでください。」
「また後でね、フィリア。」
「はい、頑張ってくださいね、リナさんとゼルがディスさん。」

リナが後ろを振りむき手を振った。


「魔族の好きなモノを答えよ。」
「そうですね、魔族は悲しみ、怒りの感情を好物にしますが、堕落した感情や焦り、淋しさなども美味ですよ。」
「はあ、お詳しいんですね。」
「そうですかね〜、常識でしょ。」
「あちらの方にお進み下さい。」

つんつん

アメリアがゼロスの横腹を突っ突いた。
「ちょっとゼロスさん、バレないように気を付けてくださいよ!」
「わかってますよ。」



「え〜っと・・・」

ガウリイが隣で唸っているのでゼラフィンが代わりに答えた。

「時の流れに埋もれし、です。」
「御名答。進んでください。」

歩きながらガウリイはゼラフィンに質問した。

「魔族でも良く知ってるんだな。リナが魔族はそのなんとか呪文を使わないって言ってたぞ。」
「ええ、使いませんが一様知識だけはあるんです。」
「へー、良く覚えてられるな。」
「ガウリイさんにも簡単に覚えられますよ。今度教えましょうか?」
「本当か?う〜ん今度一度やってみようかな〜。」



大会は一時間後には80組のグループが20組みに減っていた。
一時休憩になり、3組は一度噴水の傍で合同した。


「何なのよあの質問の山!」
「リナには難しくは無かっただろ?」
「まぁね、でも簡単な問題でも、あれだけあると・・・暴れたくなるわ!!」

リナの目が、すわっているのにガウリイは気が付いた。

「ちょっ、リナ、これ以上何も壊すな〜〜〜!!」
「冗談よ。」

噴水にはリナとガウリイが腰をかけ、裏側にはゼロスとゼラフィンがいた。
アメリアとゼルがディスは皆の飲み物の買い出しに行った。



Vol.6 へ


セラフィーナ様よりのお言葉。

と言う事です。ほえほえ、今テストの山なのでこれにて退散。


今回結構受けたのは、ゼロスかなぁ。
いちいち質問に生真面目にも返事している辺りがなんともかんとも。
なんだかゼロスだぁ。
などと思ってしまった・・・・・。

続きが気になるけど、テストだもんね。
あんまり無理しなくてもいいから、テスト大変だろうけど、がんばってね。

三下管理人 きょん太拝


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