シェフ達の歳時記
-4月-

入学や入社、春の新しいシーズンを飾るのは、トラットリア アマッザの中村亜貴也氏です。




中村 亜貴也
1972年 東京都生まれ。
イタリア料理に 惚れ込み、高校卒業後大阪に渡り、
大阪サバティーニでフィレンツェ料理を学ぶ。
その後東京に戻り、青山にて料理の勉強をした後、
地元江戸川区平井にて、カウンター10席のみのイタリア料理店「トラットリア アマッザ」を開店。
仕入れや仕込み、ワイン選びなどを全ての行程を自身で行うことで、
アマッザ独自の味を表現することに全力を注いでいる。
北イタリア、ミラノの古典料理「オッソブーコ」を得意とす。

ホロホロ鳥とカブの溶岩石焼き


キジ科のホロホロ鳥は、ジビエ特有の野性味がありながら、
臭味もほとんどなく、非常に食べやすく、上品な滋味を持つ鳥です。
一匹が約一s程度の大きさなので、料理によっては、丸ごと使う事もあります。
先ず下ごしらえとして、 ホロホロ鳥のフィレ(胸肉)を
香味野菜とスパイスオリーブオイルで漬け込み、一晩じっくりと寝かせます。
見た目は極めてシンプルな「石焼き」料理ですが、
丁寧な下ごしらえにより、香味野菜とジビエ独特の風味が織り成す、奥深い味わいが生まれます。
また、この時期だからこそ味わえる、
今が旬のカブを厚めに切り、付け合せとします。
「春カブ」は、鮮烈で非常に濃い甘みが有ります。
カブは、春と冬の一年に二度旬があります。



一晩じっくりと漬け込んだホロホロ鳥を取り出し、
キッチンペーパーでよくふき取ってから、
春の息吹を吸収した厚めのカブと共に、溶岩石で焼き上げます。
溶岩の浸透熱効果により、付け合せの春カブも更に甘く仕上ります。



様々な食材を溶岩石で焼きましたが、
中でも鳥を焼いた時の表面の「パリッ」と感は特筆です。
このホロホロ鳥でもその良さが、十二分に引き出されています。

こちらの料理は、2日前の予約制になります。
※詳しくは直接お問い合わせください。<予約電話>03−3618−5255


トラットリア アマッザ
 東京都江戸川区平井6-37-1長島ビル1F 
03-3618-5255


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