昼時になると、2階の広間は常連客で賑わう。客の大半は開襟シャツにスラックス姿。20〜40歳くらい紳士たちで、腰巻(ルンギ)をはいている人は少ない。彼等の主な職種は、薬屋・ジュース屋・茶店・卸問屋などの店員、貿易商の事務員、中小の銀行員などで、皆、村から都会に出てきて働いている。家族といっしょに住んでいるケースもあるが、独り暮らしの者が多いという。
メニューはバナナの葉皿に盛られたミールス(日替わり定食)。数種類の菜食料理のみだが、ごはんもおかずもおかわりし放題。日によっては黒胡椒入りのオムレツとマトン・カリーをオプションで追加注文することができる。支払いは1月単位で精算するそうだ。