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僕の経験では、インドでは一般的に「タバコを吸う人は悪い人」というイメージが濃厚です。シーク教徒やジャイナ教徒をはじめ、菜食主義者などは宗教的に禁煙です。 酒と並んでタバコの課税率はめちゃくちゃ高く、紙まきタバコは高級品。一箱買いできるのは中産階級くらいで、庶民は一本ずつバラで買っていろんな銘柄の味を楽しみます。さらに安いビディ(葉まきタバコ)も人気があります。左図のように、狭い室内やレストラン内での喫煙は注意が必要です。庶民はもっぱら野外で一服。一箱買いができる外国人は「金持ち」とみなされて、よく「もらいタバコ」の標的にされましたが、これもひとつのコミュニケーションなんですね。ここで紹介する1970年代の紙まきタバコのパッケージは、現在40歳以上のインド愛煙家にとって、たまらないなつかしをそそるコレクションかもしれません。 |
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インドの紙まきタバコのパッケージには、左の注意書が必ず印刷されています。「百害あって一利なし」のタバコにたいして、宗教的な伝統に根ざした大麻の喫煙は多くの州で「非合法」とはいえ、聖地バナーラスやオリッサでは、州政府公認の販売店があったりします。 |