父、母、夫、私の4人家族。
昼食と夕食を作るのは私の役目だ。
畑でできる野菜やご近所の農家からいただいたく野菜が大量に集結することがよくある。
また、うちは牛の畜産農家なので大量の牛肉が冷凍庫に待ちかまえていることもしばしばだ。
70代の味には保守的な両親である。いろいろと味の冒険をしてみるわけにもいかない。
今日はどうしようと頭を悩ませるが、そんな制限があるところも面白いと思う。
 
 2002/5月
●色のついた料理の名前をクリックすると作り方のページに進みます    
 
5月1日   ひる   5月だ。家の中にもハエが飛ぶようになり、風呂場にはゲジゲジがたたずむ。5月である。
お母さんはハエ取り名人だ。狙ったハエは必ず仕留める。食卓に並んだ数々の皿のすきまに留まったハエもお母さんに見つかればもうおしまいだ。私はというと逃げられてばかりで「まだまだ」なのである。

●牛肉とごぼうとしめじの炒めもの
●茄子ときゅうりの酢のもの
ほうれん草が終わり、小松菜が終わり、あぶら菜が終わり、みつばが終わり、今、我が家の食卓に上る青ものは「ビタミン菜」である。ビタミン菜は小松菜のようにほんのりとした苦みがあり、菜っぱは小松菜よりも柔らかい。名前からして、ビタミンが豊富なのだろう。
●ビタミン菜のおひたし

●お母さんの煮た豆昆布
●お母さんの漬けた沢庵
●みそ汁(里芋・にんじん)
 

    よる  

5月だ。食後にごろんと寝そべり、窓の外の緑を眺め、いつの間にこんなに葉っぱが繁ってきたのだろうと感心しているうちに昼寝をしてしまう。快適である。
●鶏肉の卵とじ

●冷や奴(ねぎ・しょうが・のりの佃煮)
●茄子・きゅうり・にんじんの浅漬け
●ビタミン菜のおひたし
●お母さんの煮た豆昆布
●お母さんの漬けた沢庵
●みそ汁(にんじん・たまねぎ・舞茸・わかめ)


5月2日   ひる   お兄さん(義理のお姉さんのだんなさん)が新潟へ行ったときのおみやげに「鮭のみそ漬け」を持ってきてくれた。
●鮭のみそ漬け焼き
今日は茄子の量が少なめなので「たれ」ににんじんの極細の千切りを混ぜて「かさ」を増やしてみた。
●茄子の酢醤油(しらす・おかか)

●鶏肉の卵とじ の残り
●お母さんのふきの煮もの
●みそ汁(にんじん・舞茸・しいたけ・わかめ)

 

    よる  

今度はお姉さんが箱いっぱいの新たまねぎを持ってきてくれた。まずは、手軽にこれを作る。
●新たまねぎとわかめの酢のもの
買った納豆をついつい食べそこねてしまい、たまっている。我々ヤングチームは納豆が大好きなので毎日でも食べたいと思うのだが、アダルトチームは普通に納豆を食卓に出しても食べてくれないことが多い。気分というものがあるのだろう。しかたない。
なんとか楽しく食べてもらおうと思い出したこの一品。かつて、東京で友達のTちゃん宅に遊びに行ったときに出てきたものだ。

●納豆の揚げ包み焼き
我が家の竹やぶからたけのこがやっと一本収穫された。今年は雨が少ないのでなかなか生えてこない。去年は飽きるほどたくさん収穫されたのだけれど。
●たけのこの煮もの

●豚肉のしょうが焼き

●お母さんの煮た豆昆布
●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵
●みそ汁(たけのこの姫皮・にんじん・しいたけ・わかめ)


5月3日   ひる  

茄子のしぎ焼きの「みそだれ」がどうもパリッとしないので、しょうがを入れてみることにした。そしたら味のピントが合った感じで大成功。今後はこれでいこう。レシピを改訂しました。
●茄子のしぎ焼き
●牛肉の炒めもの(塩・こしょう・醤油)
●お母さんのきゅうりの塩もみ
●お母さんの煮た豆昆布

●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵
●納豆
●みそ汁(さつまいも・新たまねぎ・わかめ)

 

    よる  

お父さんは食の進まないときには「生卵を呑む」。茶碗に生卵を2個ばかり割り入れて醤油をたらして丸呑みするのだ。「滋養」という感じだ。
というわけで我が家には新鮮な卵がいつも常備されている。だから、ときには新鮮でなくなってしまった卵を加熱して消費する必要がでてくる。
●にら玉(しいたけ入り)
●ふれあい食材の「子持ちししゃも」
●トマトと新たまねぎとツナ缶のサラダ
●ビタミン菜のおひたし

●上州・手打ちうどん

●上州・手打ちうどんのつゆ

●お母さんのきゅうりの塩もみ
●お母さんの煮た豆昆布

●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵

●キムチ


5月4日   ひる  

ゴールデンウィークまっただ中。S家には勤め人がいないのでまるで関係ないのだが、今日から東京に住んでいる妹(夫の妹)夫婦とちびっこが来るので空気が華やいでいる。
●豚肉の肉じゃが

●もやし炒め(卵入り)
新たまねぎが山のようにある。新たまねぎを使った料理がほかにもないものかと『粗食のすすめ』という本を見ていたら、こんなものがあったので、作ってみた。
●新たまねぎとこんぶの酢漬け

●板わさ
●お母さんの煮た豆昆布
●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵

●みそ汁(さつまいも・にんじん・新たまねぎ・わかめ)

 

    よる  

近頃スーパーの魚売り場では『おさかな天国』なる歌がず〜っと流れていて、頭の中がばかになりそうだ。さらにいやになっちゃうのは、家へ帰ってきてから口ずさんでしまっている自分にハッと気づいてしまったときだ。おそるべし『おさかな天国』。
東京からお客様。今日は豪華なお刺身がメインだ。
●刺身(まぐろ・ぶり・サーモン・鯛・いか・甘えび)
まだ3才のちびっこは食べられるものが限られている。それはなんと「ご飯」と「イクラ」だ。イクラしか食べられないなんて、うらやましいなぁ。
●イクラの醤油漬け

●茄子・きゅうり・にんじんの浅漬け
あまりにも雨の量が少なくたけのこが生えてこないので、お母さんが先日、裏の竹やぶに長い時間水をまいていた。そしたら、今日、収穫があった。「生えてきたよ〜」とたけのこを抱えてやってきたお母さんの嬉しそうな顔が印象的だった。
●たけのこの煮もの
●豚肉の肉じゃが
●新たまねぎとこんぶの酢漬け

●板わさ
●お母さんの煮た豆昆布
●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵

●みそ汁(豆腐・にんじん・しいたけ・舞茸・たけのこの姫皮・ビタミン菜)


5月5日   ひる   今日は「こどもの日」。お節句なのでお母さんがお赤飯を炊いた。ちなみにこの辺では「お赤飯」と言わずに「おこわ」と言う。
●お母さんの赤飯
●鶏肉の卵とじ

●ほたるいかとわかめの酢みそ和え
●トマトと新たまねぎと大葉のサラダ
●鮭の塩焼き

●お母さんの煮た豆昆布
●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵

●みそ汁(豆腐・にんじん・しいたけ・舞茸・たけのこの姫皮・わかめ)
 

    よる   両親、我々夫婦、姉夫婦とめいっこ、妹夫婦とおいっこ、総勢10名で高崎の焼き肉屋へ行く。
●カルビ、タン塩、ホルモン、レバ刺、石焼きビビンバ・・などなど

5月6日   ひる   午前中に妹たちが帰ってしまい、ぐっとさみしくなってしまったS家。さらに夫が東京へ出かけてしまい、ひるごはんはたったの3人だ。
不思議だ。茄子はたっぷりの油を使って焼いただけでなぜだか肉のような味わいがする。バターみたいな味がするのだ。 今日はひるどきに牛の出荷があり、ひるごはんのタイミングが遅くなってしまい料理も冷めてしまったけれどおいしかった。
牛の値段はまだ「半値以下」だ。昨日の焼き肉屋は予想より混んでいたけれど、まだ、売れないのかな。牛肉。
●茄子のしぎ焼き

●豚肉としめじの塩こしょう炒め
●塩トマト(大葉のせ)
●お母さんの煮た豆昆布
●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵

●みそ汁(にんじん・ごぼう・しいたけ)
 

    よる  

お兄さんがトマトをたくさん持ってきてくれた。お兄さんの友人の農家で育った完熟トマトだ。お兄さんはトマトが大好きで、毎日必ず食べるらしい。 「トマトが赤くなると、医者が青くなる」といわれているほど健康にいいトマト。S家でも毎日食べるようにしたいものだ。近頃ではトマトも高くなったように感じるが、東京と比べると少しはお手頃のようだ。なにより、ちゃんと「青臭い香り」がするのが魅力的だ。
●塩トマト(大葉と新たまねぎのせ)
●ほっけのみりん焼き

●豚肉としめじの塩こしょう炒めの残り
●茄子のしぎ焼き
の残り
●お母さんのふきの煮もの
●お母さんの漬けた沢庵

●みそ汁(しいたけ・溶き卵・にら)


5月7日   ひる  

ご近所から大量のきゅうりをもらった。まずは簡単に食べてみることにする。
●味噌をつけて食べるきゅうり
●鮭のみそ漬け焼き
●にしんの黄金漬け
●たけのこの煮もの
●お母さんのふきの煮もの

●お母さんの漬けた沢庵

●みそ汁(にんじん・しいたけ・たけのこの姫皮)

 

    よる   アトリエに並んだ描きかけの作品が「はやく続きを描いてくれよ」といっているような気がする。これはひじょうにいい状態だ。(「今のところ」だけれども)しかし、そんなときに限って急ぎのイラストの仕事が舞い込むものだ。
イラストはなかなかイメージが湧かずに苦戦。料理を作る時間が足りないのでお刺身にしてしまう。
●刺身(まぐろ切り落とし)
ゴールデンウィークも終わり、これから夏に向かってまっしぐら、と思いきや、今日はとても寒かった。ストーブをつけてしまったほどだ。
寒いので、冷や奴にしようと買っておいた豆腐を炒めてみることにした。
●豆腐チャンプルー
●塩トマト
●きゅうりのしょうが味漬けもの
●お母さんのふきの煮もの

●お母さんの漬けた沢庵

●みそ汁(にんじん・しいたけ・新たまねぎ)

5月8日   ひる   スーパーで国産の脂ののった牛肉をみつけた。お父さんが市場から買ってくるものはとても立派な牛肉なので、くらべるとわびしい感じだ。牛肉にはうるさいお父さん(かつては相当上等な牛肉を毎日食べていたそうだ)。この肉で納得してくれるかなとドキドキしながら作る。
●牛肉と舞茸の塩こしょう炒め
●もやしのサラダ(ごま・しょうが味)
●塩トマト(新たまねぎのせ)
●きゅうりの塩もみ
●にしんの黄金漬け
●みそ汁(
にんじん・しいたけ・新たまねぎ・舞茸・ビタミン菜)
 

    よる  

一転、今日は暑いくらいの気候。こんなに温度差があるのはここ群馬が内陸だからであろうか。東京もこんな感じなのだろうか。
暑い日はやっぱり冷や奴だ。1人1丁の特大冷や奴だ。
●冷や奴(しょうが・ねぎ・大葉・のりの佃煮)
茄子を使ってほかにもいろいろ作ってみたいのだが、みんなの顔を思い浮かべるとどうしても「茄子のしぎ焼き」になってしまう。みんなとくべつに喜んで食べてくれる。我々4人は「茄子のしぎ焼き」に夢中になっている。飽きるまで続くのだろう。

●茄子のしぎ焼き

●にら玉(しいたけ入り)
●きゅうりのしょうが味漬けもの

●お母さんのふきの煮もの

●キムチ
●みそ汁(ごぼう・にんじん・舞茸・ねぎ)

明日から数日S家を留守をするので、何かを作りおきしておこうと思った「嫁」。
たまねぎがたくさんあることだし、上記のものを作りながら、チキンカレーを作っておいた。


5月16日   ひる  

寒い。5月もなかばだというのにフリースを着て、靴下を2枚重ねて、ストーブまでつけている。
最北端に位置する台所はさらに寒い。「寒さが胃にしみる」とばかりに急に胃に痛みが攻めてきた。
「胃が痛いときにはアロエをかじるといいんだよ」というお母さんの言葉を思い出し、アロエをかじってみる。強烈な苦みだ。でも、青汁を8年間も飲んでいたのでこの苦みが好きだ。しばらくしたら本当に痛みは治まってきた。それはいいのだが、苦みで舌がおかしくなり、料理の味がわからなくなってしまった。

●茄子の酢醤油(しらす・おかか)
うちの畑でできたチンゲン菜を使おうと洗っていたら、入り組んだところにまで入り込んでいる砂の処理に一苦労した。売っているチンゲン菜にはここまでは砂は入り込んでいない。出荷する前に洗ってはいるのだろうが、畑に生えているときにも何か工夫が凝らされているのではないだろうか…と思った。
●チンゲン菜としいたけの炒めもの
●ふれあい食材の「めんたいこんぶ」
●お母さんのふきの煮もの
●キムチ
●みそ汁(にんじん・しいたけ・しめじ・豆腐・わかめ)

 

    よる  

今日は雨。こういう日は危険なのだ。仕事を早めに切り上げたお父さんがこたつで読書をしている。私が料理を作り始める頃にビールを所望する。みんなが揃い料理ができあがるのを待ちきれないのだ。予定外の「急いでできるもの」を作ることになる。
●冷や奴(ねぎ・しょうが・かつおぶし)
●焼きしいたけ
にしょうゆをたらす
でも、こういうのは好きなのだ。とり急ぎで作ったものがけっこうおいしいことがあるものだ。きっと集中力が発揮されるのだろうな。ただ、あとの作業が遅れがちになってしまうのが困るのだ。「焦る」のである。
何日かS家を留守にしていた。留守の間に食事を作るお母さんのために、出かける前に食料品を買い込んでおいて出かけて行ったのだが、トマトがほとんど使われずに残っていて生で食べるのには不向きな状態になっている。トマトソースとして使うことにした。
●蒸し焼き鶏肉のトマトソースかけ
●レタスと新たまねぎとにんじんの千切りのサラダ
スーパーで「あわび茸」というきのこをみつけた。パッケージに「お皿に平らに並べて電子レンジで3分。ポン酢をかけて召し上がれ」と書いてあったのでそのまま実行した。
●蒸しあわび茸のポン酢かけ
●お母さんのふきの煮もの
●キムチ
●みそ汁(にんじん・舞茸・豆腐・わかめ)


5月17日   ひる   留守用に買っておいた「焼きそば」が1食分余っているのでキャベツ、にんじん、しいたけ、もやし、しょうがなどの野菜がたくさん入った焼きそばを作った。
●野菜たくさんの焼きそば
お父さんが市場から買ってきたサシの入った牛肉はシンプルに塩こしょうで炒めることにした。
●牛肉ともやしの塩こしょう炒め

●お母さんのふきの煮もの
●キムチ
●みそ汁(にんじん・舞茸・しいたけ・豆腐・わかめ・キャベツ)
 

    よる  

東京に行った際の宿泊は私の実家になるのだが、車を使うときはS家から私の実家へおみやげに畑でできた野菜を持っていく。S家からのおみやげはいつも「た〜くさんの新鮮な野菜」だ。実家の両親も大喜びで、都会ではめぐりあえない新鮮な野菜の味に感激している。
もらってばかりでは…と、実家からS家へのおみやげを考えるのだが、都会から田舎へのおみやげとなるとなかなかいいものがない。どうしても「デパートの地下売り場で買うお菓子」などになってしまう。新鮮な野菜にかなうものはなかなかないものだ。今回、実家の母と私は考えたあげく「魚」(鮭のみそ漬けとさわらの西京漬け)にした。しかしこれは「新潟産」なのである。
●鮭のみそ漬け焼き
お父さんが親戚の家からもらってきたという「乾燥貝柱」を台所で発見。生食用に買っておいた卵もたまっていることだ、貝柱の入ったにら卵を作ろう。
●にら卵(貝柱入り)
手間がかかって面倒くさいようでありながら、やってみると意外と簡単。納豆を油揚に詰めて竹串で口を閉じる瞬間がひじょうに快感。お酒にも合う。ぜひ、おすすめします。
●納豆の揚げ包み焼き
●レタスとトマトと新たまねぎのサラダ
●お母さんのふきの煮もの

●キムチ
●みそ汁(にんじん・舞茸・あわび茸・豆腐・もやし)


5月18日   ひる  

東京の友達と草津方面へ一泊旅行へ出かけた。当HPのリンクページにてリンクさせていただいている草津の「渡辺牧場」と川が温泉になっている六合(くに)村の「尻焼温泉」、そしておなじく六合村の廃墟になっている「旧・太子(おおし)駅」が目的である。
出かける前にお父さん・お母さんのおひるごはんに

●茄子のしぎ焼き
●クーブイリチー
●トマトと新たまねぎとレタスのサラダ
●みそ汁(しいたけ・にら・溶き卵)
を作っておいた。
5月中旬、きっと一年のうちでいちばんいい季節であろうと選んだこの日、笑ってしまうほどの土砂降りの雨。そして、寒かった。
東京の友達に、晴れていたら「のどか」な「渡辺牧場」を味わってもらいたかったのだが、雨が降ってさみしい感じだった。でもバーベQは旨かった。生ビールがキリンだったのは感激だった。
川が温泉の「尻焼温泉」は長いこと降り続いた雨で水温が下がり、温泉とは呼べない状態だった。でも、川を見ると入りたくなるのが人というもの。まるでベルベットを敷き詰めたように藻が生えている川底の岩で足をすべらせながら、寒くて誰も入っていない川につかる30代の6人。「あ、ここ暖かい。湧いてるよ」と温泉の吹き出し口を探すのが楽しかった。

 

5月20日   ひる   賞味期限切れの豆腐を発見。味は確かか確認ののち、寒いことでもある、豆腐を炒める料理を作ることにした。
●豆腐チャンプルー
小雨降るなか庭に出て、庭に生えている大葉を刻んで加えてみた。
●まぐろ醤油漬け
うぐいす菜とは味は小松菜のようにほのかな苦みがあり、名前のとおり「うぐいす色」をしている菜っぱだ。
●うぐいす菜のおひたし
●「ふれあい食材」のさんまの塩焼き

●お母さんのふきの煮もの
●キムチ
●みそ汁(じゃがいも・にんじん・新たまねぎ・わかめ)

 

    よる   ●チンゲン菜の炒めもの
●にしんの黄金漬け
●豚肉と茄子の醤油炒め
●トマトと新たまねぎとレタスのサラダ
●キムチ

●みそ汁(にんじん・しめじ・油揚・うぐいす菜)

5月21日   ひる   久々の晴天。さわやかな日。5月はこうでなくっちゃ。
各季節ごとに2冊ずつ合計8冊出版されている『粗食のすすめ』という料理の本はどの世代にも受け入れられるような素朴なお総菜が満載でたいへん助かる。ごはん前にパラパラとめくってながめてみる。参考になる。今日はすがすがしい日射しのもと『夏』の号をながめてみた。
●茄子のごまだれ漬け
市場で買ってきた上等な和牛は、にんにくと塩こしょうで炒めて最後に醤油をちょろっとたらして食べることにする。
●牛肉の塩こしょう炒め
キャベツを茹でて水気を絞り、酢醤油とかつおぶしをかけてみる。
●ゆでキャベツの酢醤油かけ
●キムチ

●みそ汁(にんじん・しめじ・しいたけ・油揚)
 

    よる  

音楽を流しながら車の運転ができるようになった。というよりも音楽を流しながら運転したほうがリズムに乗って運転に好都合なようだ。ローランド・カークを聴きながら、「豆腐は○○んちのでなきゃ」とお父さんがいう商店とスーパーに買い物に出かける。人と話しながら運転ができるようになるのは、いつのこととなるのだろう。
●冷や奴(夏の薬味
●鶏肉の卵とじ
●上州・手打ちうどん
●上州・手打ちうどんのつゆ
うどんに入れる「とろろ芋」を用意した。私はざるにのったうどんをつゆに入れずに皿にのせ、とろろ芋と夏の薬味ときざみのりと醤油をかけて食べてみた。旨かった。

●とろろ芋

うどんをゆでる鍋で先に茄子をゆでておく。ゆでてから水に放ち、絞って、切って、さっと醤油をかけるだけ。
●ゆで茄子


5月22日   ひる   今日もカラッとしたいい天気。カッラッとカツを揚げてみよう。と、苦手な揚げものに挑戦。東京の約6年間の賃貸生活では揚げものをすることはなかった。揚げものをすると狭い部屋じゅうに油のにおいが漂ってしまうからだ。「天ぷらや豚カツは外食に限る」と決めていた。だから、揚げものは苦手なのだ。みんなが食べている表情を見て、ドキドキしてしまう。「どう? 大丈夫? 大丈夫?」と心のなかで叫ぶのだ。
●「ふれあい食材」の豚カツ
●メンチカツ
●ゆでキャベツの酢のもの(夏味)
●トマトと新たまねぎのサラダ

●みそ汁(にんじん・じゃが芋・しいたけ・新たまねぎ)
 

    よる  

「田舎では、夜はさっさと寝るべきだ」と思わされるのは、夜になるとどこからともなく集結してくる小さな虫に悩まされるときだ。パソコンの画面にたくさん集まってきてうっとおしい。
描きたての絵の画面にも虫が寄ってくる。油絵の具の乾いていないねとっとした画面に虫が止まり、絵の具に張り付いて動けなくなっている。私の作品は「黄色を中心とした色」を多く使っているのだが、虫は黄色が好きだ。せっかく描いた黄色の微妙なグラデーションのところに虫が数匹へばりついている。ピンセットを使い細心の注意を払って虫を取り除くのだが、虫の足や羽が画面に残ってしまったり、ピンセットで画面をひっかいてしまたりでまた描き直し、と苦労がたえない。これでは「虫入り絵画」になってしまう。
●茄子のしぎ焼き

たまねぎとピーマンを加えて炒めるだけの「ふれあい食材」の酢豚がある。酢豚はあまり好きではないので作る機会を逸していたが、今日はこれにしよう。
できあがった酢豚を食卓に出したところ、肉好きのお父さんが肉ばかりをバクバク食べていた。実はこの酢豚、賞味期限が4月下旬。冷蔵庫のソフト冷凍のところに入れておいたし私も確認の味見をしたので大丈夫なのだけれど、これは内緒にしておこう。ごめんなさい。
●「ふれあい食材」の酢豚
西荻窪に沖縄料理の飲み屋がありよく行く。お店のおじさんはとても親切。いつもお店に来ているほかのお客さんに「彼女は信州から来てくれたんだよ」と紹介してくれる。(群馬は信州ではないのだけれど) ときには「おみやげ」を持たせてくれることもある。先日はポテト入りのコンビーフの缶詰をくれた。ジャンクな味がたまらなくおいしく感じる「SPAM」を作っている会社のものだ。今日はこれを炒めて、千切りにしたキャベツ・新たまねぎ・にんじんの上にのっけて食べてみよう。
●ポテト入りコンビーフののったサラダ

●キムチ
●新生姜の酢漬けのスライス

●みそ汁(にんじん・舞茸・もやし・にら)


5月23日   ひる   奥歯の差し歯が取れてしまい治療中だ。奥歯一本がないだけで、食べることに苦労する。味も奥歯一本分だけ感じないような気がしてさみしい。骨のバランスも崩れるのだろう、からだが疲れやすいようだ。歯一本とはいえ大きな存在である。
しょうがの皮がたまってきたのでこれを作る。今日はもやしとにんじんとにらを加えてみた。
●もやしと豚肉のしょうがゆで焼き
もう10年以上も前に実家の母に教わって以来、この季節になるとたびたび作る簡単でおいしい一品。
●茄子とみょうがの酢のもの
昨日の「茄子のしぎ焼きの味噌だれ」が余っているので、きゅうりをスティック状に切り、この味噌をつけて食べることにした。
味噌をつけて食べるきゅうり
●キムチ

●みそ汁(にんじん・しいたけ・油揚・にら)
 

    よる  

いよいよ暖かくなってきた。朝晩が冷え込む内陸の群馬でも、もうセーターを着ることもないだろう。ようやく冬物衣類をクリーニングに出すことができる。クリーニング屋で時間を取られてしまったので作るのに時間のかからないおかずにした。
●まぐろのわさび醤油・とろろかけ
今日もまたお父さんの気に入っている豆腐を売っている商店へ行く。昔ながらの商店は、見通しが悪く交通量の多いせまい道路に面していて、車の出し入れが難しい。これまでは恐ろしくて車では行けずにいたが、これも練習だ。今日は思いやりのある先輩ドライバーさんのおかげで、なんとか切り抜けることができた。不届きなドライバーもたまにはいるものだが、配慮のある親切なドライバーのほうがず〜っと多い。「ありがとう」と云えないのが残念だ。
●冷や奴(夏の薬味

キャベツのマヨネーズサラダ
●みそ汁(
にんじん・しいたけ・茄子・新たまねぎ)


5月26日   ひる   朝起きてみてびっくり。昨夜描いた作品に20匹あまりもの小さな虫がへばりついている。
昨夜作ったゆで鶏肉。冷蔵庫で一晩おいたら、味がしまっておいしくなっている。暖かいうちに食べるよりも高級感が増している。
ゆで鶏肉
豚しゃぶゆでもやしごまだれかけ
茄子やキャベツをただゆでて、醤油や七味をかけて食べる。
●ゆで茄子・
ゆでキャベツ
●「ふれあい食材」の鮭
●うぐいす菜のおひたし
●納豆(
夏の薬味
●みそ汁(
にんじん・茄子・舞茸・新たまねぎ・わかめ)
 

    よる  

「目に青葉、山ホトトギス、初がつお」そんな季節である。大葉とみょうがと万能ねぎを刻んで上に散らし、醤油とカラシで食べた。かつおをカラシで食べるのは、去年の今頃『お江戸でござる』で紹介されていた。
●かつおの刺身
茄子はおいしい。野菜とは思えないコクのあるあの味はただものではない。
以前「茄子って意外と高いんだね」とお母さんと話していたところ、先日スーパーで3本88円で売っていた。いやぁ〜うれしい、と多めに買ってきたその日の夕方、野菜農家から大量にいただいてしまった。たまらなくうれしい。

●焼き茄子
使っても使っても減る気配のない段ボールいっぱいの新たまねぎがある。そのうえさらに10kgもらってしまった。サラダには必ず新たまねぎを使うことにしよう。
トマトに薄くスライスして水にさらしておいた新たまねぎと細かく切った大葉をのせて、ただ塩をかけるだけでおいしい。どうやら大葉がポイントではないかと思われる。

●トマトと新たまねぎと大葉のサラダ

●うぐいす菜のおひたし
●とろろ芋
今日は調子にのってうどんを30分もこねていた。惚れ惚れするほどコシの強いうどんができあがった。まるで韓国の冷麺のようだった。

●上州・手打ちうどん
●上州・手打ちうどんのつゆ
●メロン


5月27日   ひる  

今日は朝から体調がすぐれない。こんなとき、ゆでておいてよかった。鶏肉を。
ゆで鶏肉ごまだれかけ
●茄子のしぎ焼き

●ツル菜のおひたし
●キャベツのおひたし

●納豆

●みそ汁(
大根・しいたけ・油揚・万能ねぎ)

 

    よる   ぐずついたお天気の今日は「あんかけ+しょうが」で暖まろう。
●厚揚げのしょうがあんかけ

●にら玉(しいたけ入り)
●新たまねぎとみつばの酢のもの
●茄子のしぎ焼きの残り
●ツル菜のおひたし
●キャベツのおひたし

●みそ汁(
大根・にんじん・舞茸・しいたけ・新たまねぎ)

5月28日   ひる   私は料理にしょうがをよく使うとみえてしょうがの皮がすぐにたまる。しょうがには肉を柔らかくする効果や解毒、発汗、からだを暖める効果があるらしい。寒がりなのでつい使ってしまうのだろうか。さわやかな香りも好きだ。ちなみに、しょうがの保存は常温がよいそうです。しょうがも寒がりらしく、冷蔵庫は苦手なのだそうだ。
●豚肉のしょうがゆで焼き(みそ味)
●トマトと新たまねぎと大葉のサラダ

●かつおの刺身
野菜農家からもらった採れたての柔らかい大根がある。ただ千切りにして酢醤油で食べるとおいしい。
●大根の千切り・酢醤油かけ
●ツル菜のおひたし
●キャベツのおひたし

●みそ汁(
大根・にんじん・舞茸・しいたけ・新たまねぎ・わかめ)
 

    よる  

お父さんのお友達が仙台に行ったというのでおみやげをいただいた。仙台には私の親戚も住んでいるのだが、仙台はおいしいものの宝庫だ。下記のもののほかにも、牛タンやさんま、カキ…などを親戚が送ってくれることがある。仙台産のそれらは本当においしい。一度行って現地で食べてみたい。
●トロサーモンの西京漬け焼き
●目抜の
西京漬け焼き
●笹かまぼこ
今日は夏のような日射しで暑かった。午後には2階の西側に位置する私のアトリエの気温もかなり上がり、午後の数時間はランニング姿だ。そうくれば冷や奴だ。
●冷や奴(夏の薬味
●大根の千切り・酢醤油かけ

●うぐいす菜のおひたし

●ツル菜のおひたし
●キャベツのおひたし

●みそ汁(
大根・にんじん・舞茸・油揚・うぐいす菜


5月29日   ひる   「新たまねぎがなかなか減らない」というこのページを読んだチェコ在住のガラス作家さんからお助けのメールが届いた。たまねぎを使った鶏肉料理の作り方を教えてくれたのだ。さっそく作ってみようと思ったのだが、冷蔵庫にそろそろ食べてしまったほうがよい鮭があったことを思い出した。今日は鮭で作ってみよう。(※たまねぎを使った鶏肉料理は後日のお楽しみに!)
自分の発想だけではワンパターンになってしまうので本当に助かった。◆お助けメール、お待ちしています◆
●鮭とたまねぎの蒸し焼き
●もやしのごま和え
●うぐいす菜のおひたし

●ツル菜のおひたし

●みそ汁(
しいたけ・にら・溶き卵
 

    よる   ご近所の野菜農家からもらった大根がまだ数本ある。「ふれあい食材」から「肉団子セット」が届いているので一緒に煮てみよう。大根の煮ものは久しぶりだ。
●大根と肉団子の煮もの
なんと「S家の食卓」のレシピも100個目になった。始めてから約3か月、そんなに作っているような気はしないのだが…。記念すべき100番目の献立はこれだ。
●茄子のあぶらみそ
●にしんの黄金漬け
●「ふれあい食材」の枝豆おつまみ
●うぐいす菜のおひたし

●ツル菜のおひたし
●みそ汁(にんじん・舞茸・わかめ

5月30日   ひる  

5月ももうそろそろ終わりだ。寒さが苦手なので、夏という季節が大好きだ。しかし、夏というのは短い。梅雨が明けてからが夏だとすると、たったの2か月弱になってしまう。5月からが夏だと思っていないとやりきれない。きゅうりもおいしくなってきたことだし、5月は夏だろう。
●きゅうりの中華風漬けもの
●さわらの西京漬け焼き
●トマトと新たまねぎのサラダ
●お母さんの野菜と豚肉の煮もの
●みそ汁(
大根・しいたけ・にんじん・わかめ

 

    よる  

出版社に勤めている友人から「菜園雑誌」が届いた。この雑誌には料理の記事もあり、参考になる。畑仕事には手を出していない私だが、こういう雑誌を見ていると野菜にたいする興味と愛情がわいてくる。見やすく、美しく、読みごたえもある雑誌なのでおすすめします。『季刊・やさい畑』(発行:家の光協会)
参考にしたわりにはまるで違うものを作ってしまった。

●茄子とピーマンの素揚げ酢醤油漬け
●さばの竜田揚げ
●大根と肉団子の煮もの の残り
●「ふれあい食材」の茄子のわさび漬け
●新生姜の酢漬け
●みそ汁(大根・豆腐・しいたけ・
にんじん・にら・わかめ


5月31日   ひる  

いよいよチェコ在住のガラス作家さんから教わった料理を作ってみる。
●鶏肉とたまねぎの蒸し焼き
●さばの竜田揚げ の残り
●「ふれあい食材」のいか(焼いて醤油をかける)
●みそ汁(大根・豆腐・舞茸・
わかめ
ほかにもなにかを作ったのだが、思い出せない。家族の者にきいても、みんな思い出せない。 野菜を使ったものをなにか作ったはずなのだけれど・・。

 

    よる  

3キロ先のスーパーへ行く。このスーパーには活気があり、購買意欲をそそる。道中ほかの車の流れにあわせて70kmちかいスピードを出し爽快な気分になるせいもあり、このスーパーへ行くとたくさん買い込んでしまう。
魚売り場で、まだしぶとく流れている「おさかな天国」。今日は売り場で魚を物色していたおじいさんがつられて歌っていた。
●まぐろのわさび醤油・とろろかけ
「孟宗(もうそう)筍」の季節は終わり今度は「真筍(まだけ)」の季節だ。裏の竹やぶからほんの少しだけ収穫があった。「真筍」は「孟宗筍」とくらべてきめが細かくやわらかで、コクがあり甘い。ただただシンプルに煮るだけのほうがいいのだろう。
●たけのこの煮もの
毎日食べたくなる茄子。夏も近づき値段も下がってきている。今日は酢を使わない「だし」につけてみることにした。
●茄子の揚げびたし
●「ふれあい食材」のらっきょうのたまり漬け
●みそ汁(大根・しめじ・
にんじん・新たまねぎ・万能ねぎ