〜初代マクロス模型リスト1〜
(今井/アリイ/バンダイの1/72と1/100の旧キット)





___________*INDEX_____________________________
〜1/72類〜
 1/72VF-1バトロイド・バルキリー系(イ)(バ)
 1/72VF-1アーマード・バルキリー系(ア)
 1/72VF-1ガウォーク・バルキリー系(イ)(バ)
 (1/72スーパー・ファイター・バルキリー含む)
 1/72デストロイド・デイフェンダー(イ)
 1/72デストロイド・トマホーク(ア)
 1/72デストロイド・スパルタン(イ)
 1/72VF-1可変バルキリー系(イ)
 1/72リガード(イ)
 1/72グラージ(ア)

〜1/100類〜
 1/100VF-1バトロイド・バルキリー系(ア)
 1/100VF-1バルキリー・ファイター系(ア)
 1/100VF-1バルキリー・ガウォーク系(ア)
 (旧)1/100スーパー・ファイター(ア)
 (旧)1/100スーパー・ガウォークVF-1S(ア)
 (旧)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1系(バトロイド)(ア)
 1/100スーパーファイターバルキリーVF-1系(2タイプ可変)(ア)
 1/100可変バルキリーVF-1系(ア)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1系(ア)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1劇場版系(ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1系(バトロイド)(ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・ガウォークVF-1系(ア)
 1/100VF-1アーマード・バルキリー系(イ)(バ)
 1/100スーパー・バトロイドVF-1S(イ)
 1/100デストロイド(アタック)・トマホーク(イ)
 1/100デストロイド・ディフェンダー(ア)
 1/100デストロイドファランクス(イ)
 1/100デストロイド・スパルタン(ア)
 1/100リガード(ア)
 1/100リガード偵察ポッド(ア)
 1/100リガード小型ミサイル・ポッド(ア)
 1/100リガード大型ミサイル・ポッド(ア)
 1/100グラージ(イ)
 1/100ゼントラーディー軍装甲宇宙服カムジン専用タイプ(イ)
 1/100マクロス・ファクトリー(イ)
 1/100アーマード・ファクトリー(イ)
 1/100アニメ人形10体セット(イ)
  注*有井の1/100キット+1/72ドイツミリタリージオラマシリーズは
  〜初代マクロス模型リスト2-4〜(未発売ものとアリイジオラマセットの魔境)
  に隔離した。


注1:発売順にこだわらずパーツ/金型上の関連から構成しました。
確認できたものにのみ言及しています。
注2:名称ははなるたけ実際の商品名から拾うようにしていますが、表記の統一性から
一致しないものもあります。
注3:本文中の「ストライクキヤノン」は劇場版S型ストライクバルキリーに搭載された、
ビームキヤノン付き背面スーパーパックの意。便宜上の表記で筆者の造語。よって外で
言っても通じないので注意してね。


付帯販売メーカー情報:
(ア)=有井製作所製
(帰ア)=92年頃の「帰ってきたマクロス!!」名義の再版。
*全アイテム未確認のため確認できたもののみに添付してます。
(15ア)=15周年時の有井再版
(ア+レ)=15周年時の製造レッズ、販売有井の共同企画もの
(イ)=今井科学製
(バ)=85年頃の金型移動直後のバンダイ製
(バ改)=85年以降(92年?)にバンダイによって金型が改修をされて出たもの
(バ再)=98年の15周年時のバンダイ再版
(二)=日本模型製
(二再)==01〜02年に再版された日本模型製
(タ)=タカトクトイス製
(ツ)=ツクダオリジナル製
(ハ)=長谷川製作所製
注:再販と金型移動の経緯は〜初代マクロス模型リストindex〜総合的発売順/発売時期のリストを参照ください。

*追記:今井科学社は2002年2月10日を以て自主廃業なさいました。
サンダーバード/UFO/ロボダッチの時代からお世話になり、思いは尽きませんが
いままでどうもありがとうございました。最後に購入したムーンベースは何時の日か
完成させていただきます。


付帯作例情報:HJ=ホビージャパン、
HHB=ホビーハンドブック1、
MSP=マクロススペシャルプレビュー、
ジオラマPART1=超時空要塞マクロスTV名場面ジオラマ再現PART 1
ジオラマPART2=超時空要塞マクロスTV名場面ジオラマ再現パート2


_________________1/72_________________________________________________

ガンダムでいえば1/100相当、ようするに大きいほうのキット群

 1/72VF-1Jバトロイド・バルキリー(輝/マックス/ミリアの3種あり。)(イ)(バ)
       *HJ83/4に大改造作例有り、HHBに作例多数有り*
 1/72VF-1Sバトロイド・バルキリー
       (ロイ仕様確認)(イ)(バ)
 1/72VF-1Aバトロイド・バルキリー
       (一般兵仕様)(イ)
 1/72VF-1Dバトロイド・バルキリー(イ)
 1/72VF-1Sバトロイド・バルキリー
     (ロイ仕様、改修版)(バ改)(バ再)
 1/72VF-1Jバトロイド・バルキリー
     (輝/マックス/ミリアの3種あり改修版)(バ改)(バ再)
      (84/6頃J/S/Aのコンバージョンキット有り。)

*初出はJ型。全体に大柄でよくいえばマッシブ。バトロイド固定で変型しそうにない
プロポーション。以降A、Sは頭部パーツの追加と成型色とデガール違い
だが基本ランナーにJヘッドを含むため、(厳密にはJ用のクリアパーツが付属しないが
カメラ内部の平面パーツなので自作は容易な上、無視しても気にならない。)
事実上Jとコンパチ。最後発のD型はJのキット全部に新規の胴体とヘッドパーツを
含むためこれもJと事実上のコンパチ。
85年時点の最初のバンダイ再版(メカファイル/園田健一氏によるチラシ付き)ではイマイキット
そのままだったようだが、(実物は未確認。当時の雑誌の広告写真ではイマイ版そのままの形状が
確認できる。)90年頃、金型の大幅な改修が行なわれ現在に至る。改修点は、
は胴体部の全面改修と劇場版への拳骨の改修、手足のマルイチディテール追加。
当然改修後もSキットはJのヘッドパーツ含む。
改修によって失われた旧キットの胴体パーツと丸指ゲンコツ?はレアとなったが
かなり特殊な解釈の形状(原因はぬえ自身のおもちゃ用三面図なのだが。)なので
S/Jならば初版ものにこだわる必要はない。再版でそこここで売れ残り中。
A型のみバンダイの再版もなくレア。
(長谷からバトロイド出るし、ヘッドパーツはS/A/J付きだしねえ。)
*2003/6のバンダイ再販ではとうとうリストから消滅した。個人的に悲しい。
(フォルムはともかく、ディテールがイカしてるのでパーツ剥ぎ取りに便利だったのに。)

*お得な柿崎/マックスA情報:
 毎度マーキングが分からなくて困る柿崎機と初期マックスA型について。
 後期マックス機はJ型で資料も多いんだけど、マックスAはムック類でもほぼ黙殺状態。
 わずかに書籍としては上記ジオラマPART2に詳しい作例群がある。
 (これにはアラスカ仕様も紹介されている)
 ただしこの本では足首/インテイクの内部シャッター/膝裏側の蛇腹部が
 ほぼ黒く塗られているので注意が必要。柿崎/マックスAではこれらの部分は
 青系のグレーなのがオフィシャル。
 ちなみに一般兵用A型では機体色より濃いレッドブラウン系になっている。
 このほか旧イマイキットに一時期付属していたリーフレット「バリアブルファイター
 〜特集バルキリー〜」
には各形態の色見本が紹介されている。
 このほかキットの組み立て説明書で色見本を確認できたのは以下のキット。
  1/72 ガウォークバルキリーVF-1J
 *柿崎/マックスAのガウォーク上面/下面が色見本セル画で紹介されている。ほぼ完全だが
  後述の尾翼マーキングの問題があるので要注意。
  1/72 バトロイドバルキリーVF-1A
 *箱側面に柿崎/マックスAの正面図で色見本が示されているのと、
  柿崎/マックスAのバトロイドの完成品見本が背中合わせで立っている写真が収録されている。
  ただし完成品見本で見えているのは柿崎の正面斜め左と、マックスの後ろ斜め右だけ
  なのでやや不完全。補足するなら背面/バックパックは半球形の
  レドームも含めて全面白、尾翼の翼端のみそれぞれ、
  機体色の茶と青になっている。不遇な両機の救済のため今後も資料を見つけ次第追加予定。

  注:と書いたのはいいけれど、柿崎/マックスAの尾翼の塗り分けに関してオフィシャルの
  設定そのものがガウォークとファイター/バトロイドの図版で違っており、
  尾翼の表裏/左右で異なったマーキングでいいなら2つの設定画を両立させる
  塗り分けが可能だが、実際にやるとなるとどうにも具合が悪い。普通に考えれば
  おそらくガウォークの色指定の方が間違いなんだと思われるが、
  (実際、アリイ/イマイ発行の「超時空要塞マクロスTV名場面ジオラマ再現パート2」
  にある半オフィシャルなマーキング見本として紹介されている可変バルキリー作例では
  ファイター/バトロイドの設定画準拠の塗り分けになっている。)最終判断は各自で。
  なお、TV本編そのものは作画の荒れもさることながら色パカどころではない、
  機体そのものの錯誤まであるのであんまり参考になりませ〜ん。ちなみにこの2機種が
  登場するのは以下のエピソード。
  *マックスA 8話/(9話)/10話/11話/12話/16話/17話/18話/19話
  注:9話のマックスがメンテナンスしている機体はどう見ても一般兵用。20話以降は
  昇進によりJ型に機種変更。
  *柿崎A 8話/10話/11話/16話/17話/18話/19話

  追記2:長谷川1/72ファイター限定キット「マックス&ミリア」にマックスA型マーキング
  の塗装図が付属したためこれがオフィシャルの仕様となったようだ。従って柿崎A型も
  これに沿ったものと考えてよいだろう。

  風紋様、指摘ありがとうございました。



 1/72VF-1Jアーマード・バルキリー(ア)
       *HHBに作例有り、ジオラマPART 1に大改造作例有り*
 1/72VF-1Sアーマード・バルキリー(ア)
 1/72VF-1Aアーマード・バルキリー(ア)

*アーマード固定で、パーツは脱着できない。肩の蓋が取れて(開閉しない)
ミサイル(というかイボ)が露出する中途半端なギミック有り。
アイテム的に人気が高く、当時はプロポーション補正や
全ミサイルハッチ開放などの大改修に挑むチャレンジャーが多かった。
(ここより以下、有井製は全てポリキャップ使用。今井は可変1/72のみ
ポリキャップ使用)再版がないので現在大いにプレミア付きだが、
実体は鼻くそリベットにぐにゃぐにゃラインで左右非対称は朝飯前。
それでもフォルムが良ければなんとかしようとするのが人情だが、
どこをどういじればよくなるのかわからない狂ったバランスのため真剣に取り組むと
果て無き迷宮に連れていかれる。まともな作品として完成させるつもりなら長谷川の
バトロイドをベースにプラ板でフルスクラッチしたほうが健康的だし、なにより時間的に
早く完成するはず。個人的にそんな金出して買うもんじゃねえ。
面出し修正だけでも要数十時間。箱絵は初出のJ型は高荷氏の作で
カッチョイイのだが後発のS型は誰が描いたのかリベットバリバリの
壮絶なドロドロ絵。(中身に忠実になったとも言える。)
完成するには有井キットの中でもかなりの覚悟が必要。
特にヘッドパーツはどれも異次元の出来で、
このパーツだけで3日は笑える。精度/合いも、どう贔屓目に見ても
ろくなもんではなく、平たくいって、パチモノのパチモノといった風情。
表面の荒れもただ事では無く、組み立てキットとしてのなにかを見失っている。
マクロスキットのなかでもっとも高価で入手すると落胆させられることしきり。
素直にニチモの1/200を買って納得しましょう。これにくらべたら
有井1/170アーマードも可。なおS型はどの劇中にも登場しない。(A型アーマードは
SS/PS版「愛おぼえていますか」のムービーに登場。S型のアーマードは
PSゲームVF-X2を一度クリアすると自機として使用可能になる。)

終わりに昔読んだ模型雑誌に載ってたプロモデラーのお言葉を。

「せこい(出来の悪い)キットは人生の貴重な時間を奪う悪魔の使いだ。」

PS:調べたら黒須氏の文でした。あちゃあ。


 1/72VF-1ガウォーク・バルキリー(事実上、J型扱いだが名称は無印)(イ)
      *HJ83/4に大改造作例有り、HHBに作例有り*
 1/72VF-1Sガウォーク・バルキリー(ロイ仕様)(イ)
       *HJ83/6とHJ83/7に大改造作例有り。但しファイター化。*
 1/72VF-1Aガウォーク・バルキリー(一般兵仕様)(イ)
 1/72VF-1Dガウォーク・バルキリー(イ)
 1/72VF-1ガウォーク・バルキリー・コンバージョン(イ)
 1/72VF-1Sスーパー・ファイター・バルキリー(輝仕様)(イ)
    *HJ83/10に作例有り*(今井による限定版メッキ仕様のメタライズカスタム有り)
 1/72VF-1スーパー・ファイター・バルキリー・コンバージョン(イ)
 1/72VF-1Sスーパー・ファイター・バルキリー(輝)(バ)(バ再)
 1/72VF-1Jスーパー・ファイター・バルキリー(マックス)(バ)(バ再)
 1/72VF-1Aスーパー・ファイター・バルキリー(バ)(バ再)

*基本は同一のキット、ある時はファイターに大改造され、はたまた切り刻まれて
バトロイドの原料にもされていた。まずガウォークだが、初出は無印のガウォークで、
基本ランナーにJ、S、Aの全てのヘッドと汎用のデガールを含む
コンバージョンキットだった。(箱絵はJ型)その後、S/A/D各型の
ガウォークキットが発売されたがJ型ガウォークとしては発売されていない。
*いずれもキットの名称にかかわらずD型を除いて中身は同じものでA型のみ成形色が異なる。
劇場版公開前に再びコンバージョンキットが発売されるが経緯からすれば先祖返りであって、
初出の無印ガウォークのパッケージ替えということになる。
*いずれも展開しない収納状態の腕のパーツを含む。
(1/144のセットもそうだが、この状態もガウォークの一形態との認識があったようだ。)
*弱点は、かなり後発にもかかわらず機首が垂れ下がった形状なのと
腕関係が貧弱で形状の読み間違いもあってどうにもならないこと。
バトロイドの腕は大き過ぎて流用できないため、当時は機首/腕ともに大改造したものだ。
*また、このキットのヘッドパーツは1/100バトロイドに
適正サイズなのでよく流用されている。
このガウォークに限ってミリア/マックス仕様は発売されていない。

*Dはほぼ最後発で上記ノーマルガウォークキット全部に背面パーツと改修要望の強かった
新造下腕のパーツと、延長された機首/コクピットパーツを追加したもので、
(キャノピーは機首の延長に合わせたものと共にノーマルのキャノピーも不要パーツとして
入っている。)事実上J/S/A/Dのコンバージョンキット。
*新造の機首は前述の問題が修正された理想的なものなのでこれをベースに
A、J、Sを作ることがやや流行。(ノーマルのコクピットパーツが
全部入っているので、機首のコクピット部分を縮めればそのまま組める。)
総じて、ガウォークの総決算的なサービスキットの性質が強い。
定価もノーマルと同じ800円と良心的。
*ちなみにオレンジコレクション製ファイターキット(ガレキ)は
このノーズを使用しているようだ。

*スーパーファイターは上記基本ランナーにそれぞれのデガールとTV版のスーパーパック、
インテイクの蓋、閉じた足ノズル、膝のカバーのパーツ、脚/タイヤ関係パーツを追加したもの、
一見ノーマルファイターにもできそうだが完全な尾翼が入っていないので当時は
可変キットから持ってきたりした。当然、スーパーも事実上のA、S、Jのコンパチ。
*バンダイ版の再版は特に改修されていない。

*市場的にDがレアだが、D以外の単なるガウォークキットが欲しければいまも残る再版の
スーパーファイターを買えば解決する。
*また劇場版公開時にビームキヤノン付きスーパーファイターの
予告があったが発売されていない
*なお純粋な1/72のファイターキットとストライクキヤノンはガレキを除いて長谷バルまで
存在しなかった。いずれもミサイル関係は付属しない。スーパーはバキュームフォーム
のジオラマベース付きのメッキモデルも出ていた。
長谷バルの出た今となってはわざわざこのキットでファイターを作る意味もないが
長きにわたり可変も含めて形態を問わずVF-1のベースとして君臨した。
筆者も20年来お世話になってます。スーパーは各地にまだ在庫有り。
*2003/6のバンダイ再販ではとうとうリストから消滅した。


 1/72デストロイド・デイフェンダー(イ)
       *HHBに作例有り、ジオラマPART 1に優良な作例有り*
 1/72デストロイド・トマホーク(ア)
      *HHBに作例有り、ジオラマPART 1に優良な作例有り*
*下半身コンパチで作ればよさそうだが、二社のアイテムの分割のつらさで両者とも
全く違うキット。ファランクスは1/72では出ていない。
いずれも再版がないので現在プレミア付き。ディフェンダーがやや入手し易い。
ディフェンダーは今井標準の優等生的なキットで当時は売れ残りのキットが安く売られており、
ほかのメカモデルに流用されることが多かった。完成品もあまり見かけなかったが
あくまでアイテムの不人気のためで、出来は決して悪くない。
¥ *トマホークはディテールや精度で見劣りするものの、
有井の中ではマグレ当たりに近い良好なプロポーションを誇る。
エッジ出しや面出し、等の基礎的な工作で充分イケル。
付属のデカールのバンピレラ風のパーソナルマークのデガールがおちゃめ。
(のちに有井はロリコンを取り入れましたとのたまうが、それはそれ別の話。)


 1/72デストロイド・スパルタン(イ)*HHBに作例有り*
*ミサイルハッチは開かないが、ガンクラスターは内部も再現で開閉可能。
もちろんレア。個人的に強力に再版希望。春こそスパルタン。(断言)
密かに高値。出来に不足はない。関節ギミック/ディテールはイマイマクロスシリーズでは
ベストではなかろうか?なお電磁バトンは付かない。
一応、主人公メカ。ちなみに輝の搭乗するスパルタンが活躍するのはTV第34話。


 1/72VF-1J可変バルキリー(輝/マックス/ミリアの3種あり。)(イ)(バ改)(バ再)
     *ジオラマPART 2に多数の作例有り*
 1/72VF-1S可変バルキリー(ロイ仕様)(イ)(バ改)(バ再)
     *ジオラマPART 2に多数の作例有り、MSPに優良な作例有り*
 1/72VF-1A可変バルキリー(一般兵仕様)(イ)(バ改)(バ再)
        *ジオラマPART 2に多数の作例有り*
 1/72VF-1D可変バルキリー(イ)(バ改)(バ再)
*ジオラマPART 2に作例有り*
(84/6頃J/S/Aのコンバージョンキット有り。)
*最後発に位置する、マクロスキットの集大成。
バトロイド/ガウォークの形状の問題点がフィードバックされた傑作キット。
機首部はバトロイドとファイターで別のモノに差し替えで足と頭部も一度脱着となる
割り切った設計だが、やや独自ながら良好なファイター機首となっており、
この点でも成功している。さらに可変へ言及すると、手首は腕に収納され、腕そのものは
基部にABSパーツを用いて、背面をスライドして起き上がる構造。
頭部が脱着式になっているため背面の六角パネルは固定になっているほかは
ほぼオリジナルであるタカトク様のシステム。ただしガンポッドは伸縮するも
ファイター時には固定されない。前後とも着陸脚は蓋が開閉の上、出し入れ可能。
着陸脚そのものもダイキャスト製で強度に申し分はない。
比較的各モードのバランスもよく、今井マクロスキット唯一のポリキャップ使用モデルでもある。
バトロイド固定のキットが初期物で大柄すぎるゆえ、こちらをベースにバトロイド固定を
作るのも吉か?ある意味スタンダードなバルキリーを提供してくれる。
Dは基本ランナーにデガールと、複座の機首関係パーツ、胸、背面パーツの
入ったランナーの追加とヘッドのパーツ替え。
(つまり従来型の機首や胸/背面パーツが余る、従来型が作れそうだが、
キャノピーとヘッドパーツが足らない。)
バンダイ版の改修は85年の時点で行なわれ、
この改修後、商品としては「Sロイ/A一般/D/Jマックス/Jミリア」の
5種となり「輝仕様」はなくなってしまったようだ。
改修点は
足首を固定するスネの円柱部の延長、
今井版で金属/ゴムパーツの付属によって
余剰となっていたプラ製車輪を流用したミサイルキャリアとハシゴの追加
腕基部のABSパーツとだぶっていた同形状のスチロール成形パーツの除去
(間違って使ってしまうのを避けるためらしい)

の4点。ただし2000年時点に入手したキットで金型の損傷が
ひどくなっているので、修復を強く希望する。
*コンパチに関してはヘッドパーツが基本パーツと別ランナーで提供されるので、
表記の型しか作れない。あえて頭部スクラッチ無しに流用パーツを探すなら
1/100アーマードの頭か、1/72ガウォークあたりか?
なお1/72可変キットはノーマルのみでスーパー仕様は出ていない。
いまなら長谷スパバルと合体させてスーパー化が旬かも。
繰り返しの再版で常時保有している模型店もないではない。
わざわざオークションでプレミア購入する必要はない。
02/6追記:バンダイから再版された模様
02/6/25追記:、、と思って(ソースは青島ホビーワールドの/再入荷のコーナー)
購入してみたら15周年時のキットでした。(問屋在庫の発掘かな?)いずれにしても
今現在、そこで定価購入できるので探しているひとは急いでどうぞ。
02/7/17追記:1/72可変は売り切れた模様。
02/7/22追記:1/72Jのミリア仕様がまだあるみたい。
03/2/24追記:なくなったみたいだ。
(03/6再び再販。型式はいままでのバンダイ仕様そのまま。)
08/10/14追記:HJ誌85/12のバンダイの広告に
  「1/72可変バルキリーVF-1J一般兵タイプ」(写真では白地に赤帯)と
  いうキットが記述されているが、このキットはバンダイ刊「模型情報」の
  新製品情報でも記述がなく、実在しないようだ。
  (もし実物を見たとか持ってるという人があれば連絡下さい。)


 1/72リガード(イ)*HJ83/3に作例有り、HJ95/7に作例有り*
*今井の標準的な出来のキット。一部地域で問題有りと噂されているようだが
キットとしてのはめ合わせ、ディテールの精度等は標準以上の出来。
プロポーションもやや独自ながら良好なもの。素組みで充分なリガードができる。
ただ、デザイン上、重量物のコクピットを華奢な足で支えて、なおかつ
ネジ止めで強化はしているものの、スタジオぬえの関節構造指定に忠実に模型化されていて
足首や膝に複数の関節を持つため、よしんば足首に錘りを詰めて重心を下げても
、キットそのままでは自立させるのが難しい。現実的にはポーズ固定にするか、
自由自材などのワイヤー類を仕込む等、工夫が必要。
個人的にはパーフェクトメモリー表紙の帯にある腰下が肥大した図版に似せて克服したいところ。
*コクピット内部は再現されていないが後部ハッチは開閉する。
ちなみにサイズ的には1/100カムジンでもやや辛い。また1/100のように
小型ミサイルポッド/大型ミサイルポッド/偵察型等のバリエーションは出なかった。
*なお、側面のメインスラスターのノズルは丸いのか四角いのかは永遠のなぞで、
図版によってバラバラでどうとでも取れるのだが、当キットでは四角になっている。
今やバンダイのエース、川口克己氏はこれを丸と見てほぼすべての作例で丸に改修している。
氏もまたコダワリの人。筆者も丸説を支持、つうか丸のほうがかっこよくない?
*総じて旧イマイの几帳面さが光る佳作なんだけど悲しいかな再版なし。金型は何処へ?


 1/72グラージ(ア)*ジオラマPART 2に優良な作例有り*
*有井のいいほうの出来のキット。やっぱりサイズ的に1/100カムジンも乗れない。
空戦ブースターは付属も別売りもナシ。ややダルで、可動部のヒンジの強度が怪しいけど
全体の形は悪くないので現代の技術で組めば充分イケル。
でかいので一時は投げ売り状態だったのだが、
いまやレア物。ひゅるる〜〜。



________1/100________________________________

*ガンダムでいえば1/144相当、ようするに一般サイズ。
なお1/100キットを含むアリイのディオラマシリーズは 別枠として模型リスト2-4のほうへ組み入れた。


 1/100VF-1Jバトロイド・バルキリー初期金型版(輝)(ア)*HHBに作例多数有り*
 1/100VF-1Jバトロイド・バルキリー金型改修後(輝/マックス/ミリア仕様有り)(ア)(帰ア)(15ア)
 1/100VF-1Sバトロイド・バルキリー(ロイ仕様)(ア)(帰ア)(15ア)*HJ83/11に大改造作例有り*
    (アリイによる限定版メッキ仕様のメタライズカスタム有り)
 1/100VF-1Aバトロイド・バルキリー(一般兵仕様)(ア)(帰ア)(15ア)
 1/100VF-1Dバトロイド・バルキリー(ア)(15ア)

*初出はJ。その後あまりの出来の凄まじさから、次のS発売時には
金型が修正された、、、と言われているが並べて見るとパーツの
配置も違うので実際にはまるっきり新造であろう。その後に販売されたJ型も新金型版に
変わっていたようだ、。もちろん以降のA/Dも新金型版。
*ちなみに旧金型では肘と上腕の間に回転軸があったのだが、構造的に脆弱で、
破損事例が頻発したため、新金型ではこの回転軸が廃止されてしまい、キットのままでは
ボディービルダーのようなポーズしかできなくなったのはご存じの通り。
*いずれにしても後述の今井版1/100スーパーバトロイドがあるので、高レベルなもの目指すのであれば、
七難八苦を与えた〜まえ、め〜ぐみた〜まえの人以外わざわざこれをどうこうする必要はないが、
懐かしさも含めて、牧歌的なヘロヘロ感はこれでないと味わえない。
*またくだんの上腕と肩の間に回転軸を増やし股関節をボールジョイント等に替えれば
飛躍的にそれらしくなる。ある意味TV版の作画のムードも楽しめるやもしれない。
*なおAはSのヘッドパーツ差し替え、Dはヘッドパーツ差し替えとともに
カセット式かなにかの金型で一応D型の胴体になっているが、これをDと呼ぶには勇気が必要。
(注:腕の差異については下記参照)市場的にはいまだに15周年のが
ごろごろしているし、初版Jのはとても組めないので中古販売の煽りに騙されぬように。
*15周年モノならフィギュア付きだが、中古市場にあるものはまずフォッカーとカムジンの
フィギュアしか入っていない。(断言。)
(先日、中古で15周年ものを買ったらミリアとミンメイがでてきました。前言撤回。)
*また15周年再版版全体に言えるが白で成形されたランナーは再生プラなのか、変に塗料臭い白色で
なんだか削り心地も不振だ。でも後述のキャノピー問題もあるので古いのが良いともいえません。


 追記:1/100バトロイド上腕部の外周モールドについて
  かつて型式によって差異の有る無しで物議をかもした上腕の中ほどを一周している帯状の
  モールドラインであるが、このキットでは有るものと無いものが混在している。
  まず確認できているものを列挙すると。
  金型改修前の初期J型は有り。(但しこれはほかのキットと金型が全く別モノ。)
  金型改修後の83年頃のノーマルA型では無し。
  劇場版公開時84年のスーパーバトロイドA型では無し。(ノーマルバトロイド部分)
  10周年「帰ってきた!!マクロス」のJ型(輝/ミリア/マックス)/S型/D型では無し。
  10周年「帰ってきた!!マクロス」のA型では有り。
  15周年再版のノーマルのJ型では有り。
  15周年再版のスーパーのD型では無し。
  15周年再版のスーパー/ノーマルのS型ではともに有り。
  となっており、取り留めがないというか、金型の経緯がさっぱりわからない。
  ただよく見ると有るものと無いものでパーツ番号のタグやランナーが
  微妙に違うので有るもの無いもので別の金型であるのは間違い無いが、
  どの時点でモールドが追加になって、どういう基準で有る/無しのパーツを
  使い分けているのは分からない。もしかすると思った以上にこのシリーズは
  販売数があり、同一の金型を複数起こしていて
  ものによってモールド追加があったりなかったりしたのかもしれない。
  へたをすると適当に複数金型で生産しておいて無差別に梱包しているかもしれない。
  流石に同一時期の同一アイテムの複数調査なんかしてられないので、謎のままでいいや。


 *下腕のなぞ:当時、下腕の帯状のラインについて物議をかもした時期があった。
 当時ははオモチャ用詳細図版が公開されておらず。(コレはJ型でライン入りなのだが、
 各型共通のディテールアップ図版であると解釈すれば全ての型式にあることになる。)
 アニメ作画用の図版ではJ型のみに描かれていて、A/S/Dではそこに何も描かれていなかった。
 ゆえにこれをJ型特有のマーキングと捉えて、A/S/Dのキットのモールドは間違いだから
 埋めるように指示した雑誌作例も少なからず存在していた。
 いまでは一般的に腕や足に関して型式特有の差異はないと見るのが普通だが、
 (劇場版とTV版の差異は別として)当時は当時なりにコダワリを持った人がいたという話。
 なおバトロイド時の身長も現在の資料で見るかぎり型式を問わず同じになっている。
 またVF-1に限らず河森氏はモードによってパネルラインを省略する傾向があるので
 図版を考証する際は注意が必要。(ファイヤーバルキリーでは変型するとパネルラインの
 継ぎ目が消滅する設定もありましたね。、、、、って、勘弁してくれえ。)


 1/100VF-1Jバルキリー・ファイター(輝確認)(ア)(帰ア)(15ア)*HHBに作例有り*
 1/100VF-1Sバルキリー・ファイター(ロイ仕様)(ア)(帰ア)(15ア)
 1/100VF-1Aバルキリー・ファイター(一般兵仕様)(ア)(帰ア)(15ア)
 1/100VF-1Dバルキリー・ファイター(ア)(帰ア)(15ア)
     (アリイによる限定版メッキ仕様のメタライズカスタム有り)

*発売時は傑作といわれたファイターモード固定モデル。
ぬえのオモチャ用ファイター三面図に忠実に作られたがゆえにプロポーションはほぼ
完全だった、同時に形は長谷バルに似る。いまでもデスクトップモデルとして
十分いける。沢山並べるととても楽しい。
*J、S、Aはヘッドパーツの差し替えだがDはヘッドパーツと複座の
機首/コクピットの差し替えのみ。(機首以外はほかと同じです。強心臓です。)
*これも15周年で再版されてギャルフィギュアだけ抜かれたのがごろごろしている。
三連ミサイルと小粋な台座付きが嬉しい。

 閑話休題:15周年の再版時に付いていた罪作りなおまけのフィギュアは、
  *ミンメイ水着
  *ミンメイTV普段着(1話からマクロス内遭難までの服ね。)
  *一条輝TV制服
  *未沙TV制服
  *フォッカーTV制服
  *ミリア ゼントラ戦闘服
  *マックスTV制服
  *カムジン ゼントラガクラン

  の8種で、パッケージに書いてあるミンメイのセーラー風私服やミリアのマクロス艦内服は
  ごじゃりません。軟質プラ製。出来は良好。無着色。かしこ。
  これの着色版が欲しければ15周年でブリスターパック売りされていた1/72(?)
  ソフビ完成品シリーズを買えば付属してくる。(本体は旧1/100キットとそっくりで
  血がでそうな出来だから、僕は買わない。)
  伸:誰か大量に集まったカムジン軍団の活用法を教えてください。(私信)
  「ヤルッツェブラッケン!!」

 1/100VF-1Jバルキリー・ガウォーク(輝確認)(ア)(帰ア)(15ア)
    (アリイによる限定版メッキ仕様のメタライズカスタム有り)
 1/100VF-1Sバルキリー・ガウォーク(ロイ仕様)(ア)(帰ア)(15ア)
 1/100VF-1Aバルキリー・ガウォーク(一般兵仕様)(ア)(帰ア)(15ア)
 1/100VF-1Dバルキリー・ガウォーク(ア)(帰ア)(15ア)
*拳骨のデカさ1/100キット随一。機首まわりはファイターのパーツそのままの形で脚収納庫(といっても、
1ミリほどえぐってあるだけだったのだが。)を塞いだものになっている。
D型はD型ファイターの機首コクピット関係のパーツをそのまま従来モデルに差し替えただけ。
これも15周年でギャルフィギュアを剥ぎ取られ、ぽいからぽいからでレア度はゼロ。
おそらく潜在的にマクロスファンの1/2が死蔵しているはず。
*昔はスネや肘関節や下腕をバトロイドや1/100可変キットに流用したもんだ。
     追記:最近15周年ものをひっぱり出して作ってみたが合いの悪さは記憶以上であった。
  機首はマルイチモールドとパネルラインと足接続部のバルジが全部、左右バラバラの位置関係にあり、
  どれかを優先して位置合わせを行うとほかを修正を余儀なくされる。
  有井キット全てに言えるが、箱を開けたときには見栄えがしても、組み立てに入って泣くことは
  あまりに多い。エッジが分厚かろうが、ダルダルだろうが、せめて旧アオシマくらいの
  左右対称/合いだったらいいだけどねえ。プラモデルとしては1/600イデオンのほうが数段上です。
  なおファイターにあった3連ミサイルは付いて無い。15周年モノならフィギュア付き。



 (旧)1/100スーパー・ファイター(VF-1Sロイ仕様)(TV版)(ア)
*放送後期から終了後にかけて発売になったTV版スーパーバルキリー仕様のファイター。
S型の一種のみの発売。当然ながら従来ファイターのパーツ追加ではなく新規金型による新製品。
下記の1/100スーパー・ガウォークVF-1Sと同時開発で、共通の基本ランナーに
それぞれに必要なパーツを別ランナーとして分割してあるので、合理的にファイター/ガウォークを成立させている。
スーパーパックの形状は背面/足用ともに後述の1/100可変スーパーバルキリーTV版とほぼ
同じ形状のようだ。(やや小振りで細身のスーパーパック。)従来の機首/キャノピーとヘッドパーツ、
それに新設計された基本ランナー三枚での構成だが、(もちろん機首、キャノピー、ヘッドパーツは
従来キットの流用。)各部の基礎形状は内側が平らになっているスネと開閉可能な足首を除いて
従来のガウォークキットと同じ設計のものにスーパーパーツが張り付いたものとなっている。(脱着不可)
また選択式の主脚やスーパーパーツ付きの収納状態の腕一式が別ランナーになっており、
下記スーパーガウォークではこれが展開した腕関係のランナーと差し替えられる。ファイタ−では
不要なはずのガウォーク用のスーパーパーツ付きの下腕が余剰パーツとして入っているが、
これはこのランナー(スーパー付きのスネ/背面スーパーパック/スーパー付き下腕の構成。)
を後述の1/100(旧)スーパーバトロイドの追加パーツとして使用するためだったようだ。
なぜかガンポッドは伸びた状態のものしか付属しないためファイターしてはやや不自然。
また足首が開閉するなど総じて3可変モデル開発前の前哨戦の印象も強い。
バンダイに金型が移動したのか、これの基本ランナーを使った再版はなく、市場的にはレア。
これと旧スーパーガウォークのパーツとストライクパーツを全て含んだキットは
のちに2タイプ可変として販売される。(ややこしくて知恵熱でそうです。)
  追加情報:政府開発援助さんより情報で腕取り付け部はファイター時には切り取る指示で
  あった。また風紋さんから付いてなかったとの情報もあるので手作業で切り取ったパッケージも
  存在したのかもしれない。今後も情報有りしだい改稿の予定。
  (この項の情報協力、ももやっこさん、風紋さん、政府開発援助さん。JACさん。多謝。)



 (旧)1/100スーパー・ガウォークVF-1S(TV版。輝仕様のみ)(ア)
*前項にある通り、スーパーファイターの車輪関係と収納状態の腕ブロックを
含むランナーを肩と上腕、肘関節、手首を含むランナーと入れ替えたもの。
よってファイターとしては組めない。機首パーツはファイターのものが
そのまま入っているが、蓋のパーツが入っていて塞ぐようになっている。
(取説にはガウォークとファイターの中間形態になると書いてあるが、
要するに足首をたたんでスネを背面に密着した状態にできるということ。
よって腕は出たまま。)
*後に15周年で発売された(新)スーパーガウォークは
ノーマルガウォークに新造したスーパーパーツのランナーを追加した別のキット。
*純粋なTV版の1/100スーパーガウォークはこれだけだが、
漠然とスーパーガウォークがほしいなら後述の15周年モデルで充分。
これも旧スーパーファイターと同様、この仕様の再版はされていないが、
名称上15周年再版の新スーパーガウォークと区別が付きにくいので探す時は
注意が必要。同時にあまり高値は付いていない。


 M9 (旧)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1A(バトロイド固定。輝仕様。)(ア)
 M10 (旧)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1A(バトロイド固定。マックス仕様)(ア)

*下記と同じ呼称になるがこちらは劇場版公開当時のもの。何故かA型のみ2種のようだ。
(劇場公開前のこれの開発段階では輝のS仕様の登場は想定されていなかったのか?)
*M9/M10は有井の劇場版商品の通しナンバー。
従来のノーマルバトロイドのランナー全部に、前述した旧スーパーガウォーク/ファイターと共通のランナー一枚
(スーパー付きのスネ/TV版背面スーパーパック/スーパー付き下腕で構成されている。)
を加えて、さらにストライクキヤノンと背面スーパーパーツ(片方のみ)分の
新造のランナーを追加したもの。ランナーの構成からみてTV版スーパーバトロイドも
商品として成立するはずなのだが、実際には出ていないようだ。

ちなみにストライクキヤノンのランナーには反応弾や5連ミサイルポッドの
パーツも含まれているが使えない
(このキットでは主翼が閉状態で固定なので使用できないため、
インストにはアクセサリーとして使えとある。)
このランナーは劇場版時の1/100ファイター/ガウォークの2タイプ可変キットとの共通の
追加パーツ。ちなみにスーパーパック付きのスネはサイズを従来ガウォークに合わせた
もの。ゆえにノーマルバトロイドと組み合わせると短足になるのは構成上やむを得ない。
*なぜか再版なしでレアだが、共有パーツの寄せ集めに近いジャンクな構成なので、
いまなら15周年の新キットを買うか、素直に旧イマイのバンダイ再版ものを買うべし。
追記:輝A型入手しました。特記事項は定価は500円だったことと、箱の横に
載ってる劇場版色指定図版がちょっと嬉しいこと。
(この項、情報提供はJACさん。多謝。)


 M5 1/100スーパーファイターバルキリーVF-1S輝仕様(2タイプ可変)(ア) 
 M6 1/100スーパーファイターバルキリーVF-1Sロイ仕様(2タイプ可変)(ア)
 M7 1/100スーパーファイターバルキリーVF-1Aマックス仕様(2タイプ可変)(ア)
 M8 1/100スーパーファイターバルキリーVF-1D(2タイプ可変)(ア)

(仕様を確認完了)
*劇場版公開時にガウォーク〜ファイター可変の謳い文句で
発売予定になっていたストライクキヤノン付きのスーパーバルキリーのキット。
旧TV版スーパーファイターキットに同じく旧スーパーガウォークの肩、肘関節、上腕、手首
などの不足分のパーツのランナーと、前述した旧アリイ版スーパーバトロイドに付属した
新造ストライクキヤノンパーツ+反応弾+角型5連ミサイルのランナー
(この新造ランナーは3可変用の追加ランナーとは別起源であることを確認。
しかしなぜ別金型なんだろう?実際3可変付属の新造ランナーで肩代わり できてしまうのだが、、、、。)を追加したもので、細かいところを
目をつぶって展開した腕と収納状態の腕を差し替えるという
強引な可変になっている。(膝は可動だし。足首は開閉するからそのままでいけてしまう。)
もちろんガウォーク時の腕取り付け基部はファイター状態でも出っぱなしのままの上、
主脚は開閉選択式で開閉どちらを選んでも具合が悪く、スネの主脚に至ってはとても実現できない 脱着式になっているため、(従来キットの接着指定だった後ろの主脚を
そのまま脱着せよと書いてある。)両モードが成立しない。
*要するに旧スーパーガウォーク/ファイターにまたがる全てのパーツを
含んだ上に新造のストライクキヤノンのランナーを加えたデラックスなコンバーチブルキット
ということであろう。結局2タイプ可変というのはそういう意味であった。
同時にTV版と劇場版(?)のコンパチとなり、どの型式でもストライクキヤノン付きが作れる。
*なお、D型にはD型ガウォークの機首パーツとなぜかA/S/J共通の標準型ファイターの機首が
両方、独立したランナーで入っていて、標準型の機首のランナーがまるごと不要部品になっている。
ほかのキットでは標準型のファイター用だけが入っているので
生産ライン上、共通ランナーと標準型のファイター機首ランナーを箱詰めしてから
各型のヘッドパーツを追加していて、D型のみ延長されたD型用機首ランナーを
さらに加えて梱包していたくさい。
なお劇場版公開時以来、全く再販はされていない。
あくまで憶測の域を出ないが、可変の名称ゆえバンダイに移ってそのまま
死蔵されているのかもしれない。詳細不明。
*レアだけど現実問題として3可変があれば要らないし、
3可変と比べてプロポーションが良いわけでもないから、存在意義は非常に低い。
当時の少年達とても、たいして見た目も値段も変わらない2可変と3可変が売られていれば
どう考えたって3可変を買うわけで今後も市場に出てくる可能性は低い。 ちなみにこれらの劇場公開版の商品は従来の通し番号とは別に
M-1〜M-10の新規の商品番号が振られていた。
(M-1〜M-4までは3可変キット、M-5〜M-8は2可変キット、
M-9/10はバトロイド固定キットの10種。追記参照のこと。)
  情報入手次第改稿予定。(すでに12回ほど改稿)
  あ〜〜1/100有井物は全くわけわからんですます。
  注:2可変/バトロイドと3可変の追加パーツが別種の金型である事が
  わかったのであちこち改稿しました。
  うがあああああ。おらぱらいそいくだ。
   追記:2可変のラインナップについて
   まずマクロスプレビューの84/5/23の発売予定情報だと、
   輝A型/マックスA型/ロイS型/輝S型/D型の5種(6月発売予定)となっている
   この後、マイアニメ84/9(実際の流通は8月初め)では、
   マックスS型/ロイS型/輝S型/D型の4種(8月発売予定)の表記。
   そして2可変D型の箱の側面には、
   M5=輝専用機(何故か絵は黄色ラインのS)
   /M6=ロイ専用機(何故か絵は青ラインのA)
   /M7マックス専用機(何故か絵はオレンジのD)
   /M8=D型(番号は箱による)となっている
   (キャプションと図版がめちゃめちゃですな。)最終的に4種になったようだ。
   マックス機を入手したのでこれがA型に確定。謎だった輝機はS型を確認。
   ロイ仕様もS型を確認。ということで実際の商品構成は確定しました。
   *またこの箱ではほかにもアリイ劇場版シリーズのM1として
   3可変の輝S型、M2として3可変のロイS型が紹介されている。
   これとは別に非可変の旧スーパーバトロイド(輝A型)の
   キットにはM9の番号が振られている。
   さらに同スーパーバトロイドキットの箱の側面には
   可変マックスA型が描かれていて、もしこれが3可変であるなら、
   箱絵を基準としてキャプションの混乱を修正すると3可変は
   4種(M1〜M4)となり、2可変は4種(M5〜M8)
   M9/M10はバトロイド固定モデル2種(A型輝/マックスのコールがあるので)
   となる。つっても全然参考にならんね。余談だが、
   どうやらMシリーズ=劇場版の意らしいのだが、D型が
   しつこくラインナップにあるのは準主役であったVT-1の代替えということなんだろうか?

*以上旧スーパー系3種と2可変キットは共通ランナーを駆使した、兄弟キットであった。
あああああ、ややこしかった。



 1/100可変バルキリーVF-1J(輝/マックス/ミリアの3種あり)(ア)
 1/100可変バルキリーVF-1S(ロイ仕様)(ア)
 1/100可変バルキリーVF-1A(一般兵仕様)(ア)
 1/100可変バルキリーVF-1D(ア)

*有井マクロスシリーズの集大成にして究極の傑作。
ほとんど今井のコピーなので安心。一部、今井を超える部分もあり。
腕の関節は一つ足らなくて、着陸脚は脱着式だけど。スーパー仕様と同時期の発売で
最初から腕とスネパーツは別ランナーとなっていて、スーパーの発売に備えられている。 *J、S、A、は例によってヘッドパーツ差し替え、Dはヘッドパーツと機首周りの差し換え。
胸もどういうからくりなのか同じランナー内ながら一応D型のパーツに変わっている。
(但し、胸の上部が一直線になっていない、いわばなんちゃってD型。よって背面は従来型のまま。
もっとも有井ではD型をデュアルタイプと呼称しているのでD型とは違うのかもしれないが。)
*金型はバンダイに移っているのだが、このノーマル仕様では再版されていない。
ところでこのキットのキャノピーはファイター/ガウォークと共通だと思われていたが、
(このためにこのキットは可変の為に今井風に太くなった機首に細いキャノピーが乗っかった 妙なバランスとなっている。)バンダイに移ったあとも有井側が再版できるということはどっちかが
キャノピーの金型起こしたってことか?ちなみにランナーごと比較すると同じ形のパーツを鏡像のように
反転したランナーが囲っている。元から2つ金型があったのか?謎。

  追記:よくよく調べてみたらバンダイからの再版はスーパー可変だけでした。
  ゆえに現在入手はやや困難です。申し訳ない。

 *有井1/100ファイター/ガウォーク/可変のキャノピーについて追記*
 基本的にD型を除いて全て同じ形状のパーツである。よって同一の金型製と思われていたが
 TV放送後期の製品ですでに窓枠が確認できないほどの金型の激しい損耗が同パーツに見られるキットがあったのだが、
 (具体的にはロイ仕様のガウォーク、84年頃購入。)「帰ってきた」時の再版ではそのまま生産していたのだが、
 15周年の再版ものでは奇麗な損耗の見られないパーツに変わっている。
 また、上記のようにバンダイに金型が移ったあとも同パーツを使用したキットの再版が有井からあるため、
 推測だがもともと同一の金型が複数有って、(もしくは同じ図面でキットそれぞれに金型を起こしていた)
 損耗の少ないものを使って再版を行ったか、新造したものと思われる。したがってこれらのキットを購入する場合は
 なるたけ状態の良い15周年のものを選ぶのが効率的であると思われる。小スケールとはいえ、
 キャノピーの自作/修正はなにかと面倒。


 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1S(ロイ仕様)(ア)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1J(白地赤帯仕様/マックス/ミリア3種あり)(ア)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1A(一般兵仕様)(ア)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1D(ア)

*上記のノーマル可変の一部パーツをスーパー仕様に差し替えたTV版スーパー仕様。
(追加ではないのでコンパチにあらず。)腕/すねパーツごとのランナー差し替えなので
ノーマルは作れないし、着脱も不可。この仕様はバンダイでは再版されてなかった
と思うが85/12の模型情報の発売予定には書いてあったので出ていたのかもしれないが、
この記事は誤植臭い。なお下記、劇場版のキットがそのままこれを含むので例えこの仕様の再版が 無くてもA型を除いてレアではない。無差別にD型までスーパー仕様なのは毎度のご愛敬。
ノーマルと同様に展示用の台がついている。


 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1S劇場版
   (ロイ仕様/輝仕様2種)(ア)(バ)(バ再)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1J劇場版
   (マックス/ミリア2種あり)(バ)(バ再)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1A劇場版
   (マックス仕様)(ア)
 1/100可変スーパー・バルキリーVF-1D劇場版?
   (ア)(バ)(バ再)

*上記TV版のスーパー可変に新規設計の劇場版のストライクキヤノンと
背面ノーマルスーパーパック一個、5連ミサイルポッド、反応弾?の
パーツを加えたキット。(前述2可変とは微妙に違う
追加ランナーであることを確認。)よって、背面ノーマルスーパーパックは都合3個
入っていることになるだが有井旧型の背面スーパーパック(小さくて細い)、
と新造の今井風スーパーパックが同居するややこしい構成。
したがってTV版スーパーとはコンパチキット。
なお前述TV版スーパーと同様に現在入手が困難なノーマル仕様とするには、
 *膝の外側
 *ノーマルの背面
 *スーパーパックの付いていない腕のパーツ
が必要。結構手間が掛かる。

*例によってストライクのA、Dが独創的、順列組合せの妙。
ノーマル/TVスーパーに付属した展示台はなくなっている。
なおアリイ版のリストは、

 M1 三可変 VF-1S(輝仕様)
 M2 三可変 VF-1S(ロイ仕様)
 M3 三可変 VF-1A(マックス仕様)
 M4 三可変 VF-1D(復座仕様)


の4種。なおA型ストライクはこの時だけでバンダイからは再販されていない。
*金型が移動後のバンダイ版のリストは

 1/100VF-1S可変スーパーバルキリー(輝仕様)
 1/100 VF-1J可変スーパーバルキリー(マックス仕様)
 1/100 VF-1J可変スーパーバルキリー(ミリア仕様)
 /100 VF-1D可変スーパーバルキリー

の4種となっていてA型のかわりにマックス/ミリア仕様のJ型が追加されている。
*もちろんみんな仲良くストライク仕様。
バンダイ曰く「TV、映画にはない新設定です。」だそうだ。
ストライクキヤノン付きのマックス/ミリアの新作箱絵に涙。
*なおバンダイ版では金型改修でキヤノン砲が延長されている。
ミリア仕様は15周年のがまだ残ってる。
(2003/6に再び再販。)
*ここまで来てVT-1/VE-1のキットが存在しないのを思い出す。長谷川さんありがとう。

 (新)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1S(バトロイド)(ロイ仕様)(15ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1J(バトロイド)(白地赤帯仕様/マックス/ミリア3種あり)(15ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1A(バトロイド)(一般兵仕様)(15ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・バルキリーVF-1D(バトロイド)(15ア)

*有井版のストライクバルキリー。15周年時の新作キット。従来のノーマルバトロイドに
なぜか新規に設計されたスーパー/ストライクパーツ
(脱着不可のスネの部品が左右一組と背面用スーパーパック左右一対、さらにストライク用
スーパーパック一個、TV仕様の腕用スーパーパック)の二枚分のランナーを
追加したもので、旧同名キットとは別物。腕のスーパーパックは旧キットと
違い、パックだけをノーマルの腕に張り付けるようになっている。
また、背面のスーパーパックとスネは、今井版1/100(TV版)を参考にしたと思われる形状。
*15周年で同時に発売された下記の新スーパーガウォークは同様にこの追加パーツを
ノーマルガウォークキットに加えた物。ちなみに新造ランナーはシャープなので、
これのスーパーパックをタカトク可変1/100トイに流用するのは吉かも。
*またスネ部分は後述、旧イマイ/現バンダイの「1/100スーパーバトロイド」
と酷似しているので、「1/100スーパーバトロイド」でバトロイドを
作る場合はこの新造ランナノーマル仕様のーのスネ内側パーツが流用出来る。
*もちろん15周年なのでフィギュア付き。
*なお、15周年時のバルキリーキットの箱絵は旧キットの図版をオーガス等の箱絵と
コラージュしたものになっていて、時空反応弾が描かれていたりします。


 (新)1/100劇場版スーパー・ガウォークVF-1S(ロイ仕様)(15ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・ガウォークVF-1J(白地赤帯仕様)(15ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・ガウォークVF-1A(一般兵仕様)(15ア)
 (新)1/100劇場版スーパー・ガウォークVF-1D(15ア)

*15周年再版時のスーパーガウォーク。従来のノーマルガウォーク+
上記追加パーツでキャノン有り/無しのスーパー仕様が作れるが、
バトロイド用のヒザカバー付きのスネなのでガウォークに付けるとちょっと変。
ノーマルガウォークのパーツを全て含む。なお1/100スーパーファイターは
15周年再版では出ていない。もっともこのキットで収納状態の腕と閉じた足首をでっち上げて、
腕の取り付け部を切り取ればファイター化は比較的容易か?(着陸脚を無視すればだけれど。)
追加パーツが旧イマイ/現バンダイの「1/100スーパーバトロイド」に流用可能なのは
前述の通り。やはり15周年なのでフィギュア付き。


 1/100VF-1Jアーマード・バルキリー(輝仕様)(イ)(バ)
          *HHBに作例有り*
 1/100VF-1Aアーマード・バルキリー(イ)(バ)
 1/100VF-1Sアーマード・バルキリー(イ)(バ)
    (84/6頃J/S/Aのコンバージョンキット有り。)

*アーマードパーツの脱着、ミサイルハッチの開閉はできない。
今井スタンダードなキット。Sはいずれの劇中にも登場しない。
(A型アーマードはSS/PS版「愛おぼえていますか」のムービーに登場。
S型のアーマードはPSゲームVF-X2を一度クリアすると自機として使用可能になる。)
1/72バトロイド(イ)と同様に基本ランナーにJ型ヘッドを含み、
S/Aはこれにヘッドパーツを追加したものなので、どれを買ってもJ型が作成可能。
とりあえず普通のアーマードが作れる。のちにコンパチキットが出た。
*85/9に一度バンダイからメカファイル等のオマケ付きで再版されたが、その後は再版リストから消えている。
某情報スジでは92年頃にマルイチモールドを追加すべく金型を改修しようとして
大破した旨の噂が。真相は謎。本当ならもったいねえ。ヘッドパーツがどれも秀逸なので
下記1/100スーパーバトロイド(イ)でA/Jを作るならこれの頭を流用が良。
総じて良好、ニチモの1/200に次いで出来のいいアーマードとなっている。
ややレア。


 1/100スーパー・バトロイドVF-1S(TV版輝仕様)(イ)
 1/100スーパー・バトロイドVF-1S(劇場版輝仕様)(イ)(バ)(バ再)

*こちらは今井版のスーパーバルキリー。当時はバトロイドのキットのなかで最高レベルの出来。
最後発ゆえいままでの問題点を全てフィードバックしたほぼ不満のないキット。
基本的に1/72バトロイドの縮小版であるが不満の多かった胴体は新設計となり
妙な菱形だった上腕も修正、可変似の妥当なものとなった。
特筆すべきはインテイクからスネの形状でこれ以上の造形は見たことがない。
手首可動は左右で軸角度を変えており、今でいうモノシャフト的な効果を狙っている。
総合的なプロポーションも優れ、これに追随しうるのはソフビ固定の海洋堂版くらい。
素組みでかっこいいスーパーバトロイドが手に入る。惜しむらくは同一仕様で
1/72も欲しかった。足のスーパーパーツは一体で脱着不可の為、キットを二つ買ってスネ
の内側を二対とし、ノーマルバルキリーを作るのが流行った。いまなら、
アリイ15周年の1/100スーパーキット全てに付属する追加ランナーのスネパーツ
を流用するのが安上がり。D型がまだゴロゴロしてる。丁寧に加工すれば
脱着も夢ではない。このキットはJ/A型の発売予定があったが発売されなかった。
*後発の劇場版仕様はこれにストライクキャノンのパーツを追加したもので
TV版と事実上コンパチとなっている。
(厳密には丸指の拳骨と腕のスーパーパーツがTV版そのままのうえ、
主翼が閉状態の固定なので、劇場版のムードを楽しむには
ちょっと改造が必要。前述の劇場版可変が入手出来れば、
ミサイル、主翼もろとも流用出来るがもったいないね。手首はHGUCジムのが吉。)
繰り返し再版されているので1/100のバトロイドならこれ。メッキ版を入手したら
*シンナーか漂白剤はたまたイソプロピルアルコールで落とせ、
なお落としたあとの成型色は透明で気持ち悪いが。
 蛇足:バンダイの改修版1/72バトロイドの新造胴体は採寸的にこのモデルの
 まんまスケールアップ。
 *なお、85年の再版キットにはメカファイルと園田健一氏のイラスト付きのチラシが入っていた。
 また2003/6の再販ではリスト落ちした。ああ、もったいない。


このほか1/100のバルキリーキットとしてはイエローサブマリン(+Mクラブ)から可変キット
(可変とはいうもののファイター時には両腕を取り外してしまう事実上の組み換え変型)
とアーマードが発売されていた。もちろんレジンキャスト製のガレージキット。
15周年時の一作。


 1/100デストロイド(アタック)・トマホーク(イ)(バ再)*HJ82/11に作例有り、HHBに作例有り*
 1/100デストロイド・ディフェンダー(ア)(帰ア)(15ア)*HHBに作例有り*
      (アリイによる限定版メッキ仕様のメタライズカスタム有り)
 1/100デストロイドファランクス(イ)(バ再)*HJ83/5に作例有り、HHBに作例有り*

*1/72の裏の攻撃。例によってアイテム分割のためみんな下半身が違うキット。
トマホークは最初期にあたるので今井ながら形状の見誤りなどが散見されるものの
開発に時間的な余裕があったのか、精度とディテール、パネルラインは
マクロスキット随一。工業製品として極めてレベルが高く、イマイの技術見本のような一作。
(イマイキットは開発スケジュールの関係か、後期に向けて
プロポーションの向上と引き換えに嵌め合いと精度が急降下していく。)

プロポーション的には上腕が長すぎるので切り詰めると共に丸断面を角断面に改造すると吉。
またよく知られたことだがふくらはぎの窪みが無視されているので、気になるなら
彫り直すか、下半身ごとファランクスと交換する必要があるが、太股のバルジ*4など
追加しなくてはならないパーツも多く改造は計画的に。
*ギミック的には肩のミサイルハッチは開閉しない。このほか透明部品を用いていないので
サーチライト部は只の箱になっている。総じてストレート組みでも悪い出来ではないが、
設定画に則していじり出すとかなりの難工事となる。
*なおトマホークの”アタック”はバンダイ再版時の呼称変更のようだ。
バンダイは同じ名称の商品を嫌うためこれ以前にトマホークという名前のプラモがあったのかもしれない。

*ディフェンダーはアリイスタンダードな出来なのでかなりの覚悟が必要。
左右対称はそこそこ出ているが嵌め合いは悪く、ディテールは凸凹の解釈が逆だとか、
リブが歪んでる、リベットの配置がずれたり曲がってるぐらいは朝飯前。
ディテール以前にキットの表面そのものがエアブラシクリーニング用の
シンナーにドブづけして乾かしたようなぐしゃぐしゃな状態なので、
それをなんとかするとなるとスクラッチの芯にしかならない。
もちろんプロポーションを含めて各パーツの形状も「設定画からどうやってかっこ悪くするか?」を
テーマに設計したような体たらくで、大幅に制作意欲を削がれる事頻り。
真剣にやるなら下半身をファランクスのそれにすげ替える前提で、上半身にのみ集中するべし。
ただ上半身とても、手の付けようのないサーチライト部やカメラアイ部、パイプから削り出したほうが
早い主砲、意味不明な分割の上、粘土細工のような弾倉部、など問題山積なので油断は禁物。
なお下半身はよく分からない形状/ディテールの上、パネルラインの集中している股間の
装甲部の表に突き出しピンが存在するなど工業製品として正気を疑うような作りになっている。
*蛇足ながら15周年のディフェンダーはフィギュアが付属する。

*最後発のファランクスは完全な新規金型キットでトマホークからの金型流用はない。
また、トマホークの問題点をフィードバックしたのか、
そこそこ安定した質のキットになっており、そのまま充分ファランクスになっている。
ギミックとしてはミサイル樽のハッチが開閉でき、内部の一体成型のミサイル群が覗ける。

なお「ダイコン3の女の子」のデカールは入っていない。

*いずれのキットも15周年ものなのでお気軽に。
またトマホークは2003/6に再販された。


 1/100デストロイド・スパルタン(ア)(帰ア)(15ア)
        *HHBに作例有り*

     (アリイによる限定版メッキ仕様のメタライズカスタム有り)
*プロポーションはそれほど悪くなく(まぐれ)、太股付け根の蛇腹部を短縮して調節すれば
飛躍的な向上を見せる。ただ、ディテールや真円や面の精度はアリイスタンダードな
凄まじさで、手を入れだすとフルスクラッチ並の無限地獄を見る事になる。
よって最低限の擦り合わせ/面出しだけで仕上げて、見る時は3m以内に近づかないのが吉。
そうする限り、取説の完成写真よりはかっこよくなる。
ちなみに1/72同様、ミサイルハッチは開かないが、ガンクラスターのハッチは開閉可能。
ただ1/72と違ってガンクラスター自体のパーツは入ってなくてガランドウの物入れに
なっている。パクパクパク。それではみなさん再版版を安く買って作りましょう。 もちろん電磁バトンは自作で。15周年モノならフィギュア付き


 1/100リガード(ア)*ジオラマPART 1に大改造な作例有り*
*初出のキットは最初期だけに有井の最低レベルに君臨する超絶キット。
合わないパーツ、粘土細工のようなディテール、曲がった直線、落書きに近いボックスアート。
はなくそリベット、左右対称なんかそっちのけ。「組めるもんなら組んでみやがれ」と
叫ぶ金型制作者の叫びが轟く悪魔のキット。蓋を開けて見るだけで組み立ての困難さが滲み出る。
超上級者でなければ決着できないが超上級者ならフルスクラッチするであろう。
どれをとっても従来の有井テイスト爆発。期待を裏切らない素晴らしさ。
でも敵標準メカなのでみんな泣く泣く作ったもんだ。
「初版のレアものです。このチャンスを逃すと買えません!!」@ヤフオク
だから?(これを買うなら、粘土買え。次項に続く。)


 1/100リガード偵察ポッド(ア)
 1/100リガード小型ミサイル・ポッド(ア)
 1/100リガード大型ミサイル・ポッド(ア)
      *HJ83/8にこの三種まとめて作例有り*

*上記ノーマルリガードが有井テイスト爆裂だったため、バトロイドJ型に続いて
全面改修(新規作成、旧金型放棄?)が行われたキット。
大型/小型は共通の新造ノーマルリガードにミサイルポッドのパーツの
ランナーをそれぞれ追加した合理的な構成、
(不要パーツとして天井のレーザー銃座のパーツ一式が
ついているので、いうまでもなくノーマルとコンパチ。)
偵察〜は共通の足回りと背面パーツに偵察仕様の前面とアンテナパーツを追加した構成で
ノーマルリガードは組めない。
*いずれも標準以上の内容だったので、初代で泣いた人たちは感動して有井に足を向けて
寝なかったらしい。有井さんありがとう。ぼくは忘れないよ。再版がないのでややレア。
*後に改修版をノーマルリガードとして販売していた可能性があるが、未見。
なおアリイのリガードシリーズは15周年では再販されていない。


 1/100グラージ(イ)(バ再)*HJ82/11に作例有り*
*今井の標準的キット。1/72とメーカーが逆だったらなんていっちゃだめ。
ヌージャ/クアドランとは並べられない。1/100カムジンは絶対乗れない。
いまも消化試合のように再版されるので、安く買って作りましょう。
悪くないよ。でも空戦ブースターは付いていない。大穴でバリアブル/ネオに改造か?
例によって2003/6にまたしても再販。


 1/100ゼントラーディー軍装甲宇宙服カムジン専用タイプ(イ)
*服といってもカムジン付き、ヘルメットの中いっぱいににカムジンの顔が張りついていて
とれない。イメージとしては後期キョーダインの顔面モニター越しの2号ライダーか?
当時としては悪くないが、遊び方が難しかった。1/12ミンメイと並べると楽しいかも?
ちょっとレアだけど初版がこないだまでごろごろしてた。模型屋のベテラン。
輝がゼントラ艦脱出時に使用したのと同型の機関銃付き。もちろんTV版。


 1/100マクロス・ファクトリー(イ)
 1/100アーマード・ファクトリー(イ)

*マクロス〜は回転ターレットとゲートを備えた格納庫のディオラマベースのキット
有井の1/170ファクトリーとは違って、内部構造の公式設定を忠実に立体化したもの。
5人の整備兵フィギュアとクレーン車など車両とメインキャラ(に見えるが
なにせ1/100なので断言できない。)10人のフィギュアが付属する。
アーマード〜はマクロス〜の内容を二組にして1/100アーマードバルキリーとトマホークのキットを
加えたもの。アーマード〜の写真を見るかぎり、格納庫は連結できるようだ。
同時にキャラフィギュアのみの単品売りの予定が広告にあったが、実際には次項の通り。



 1/100アニメ人形10体セット(イ)

*83/4頃に、マクロスシリーズとして単品販売する予定だったものが、マクロスものとしては世に出ず、
汎用のアニメ人形として赤色/青色のスーツをまとった別人の箱絵で発売となったもの
これまでマクロス/アーマードファクトリーに付属のものの単品発売と思い込んでいたが
実際はこっちが先で汎用品として世に出たあとファクトリー2種にバンドルされたということらしい
内容は10人入りのランナー3つ分で30人も入っていた。箱絵に関係なく成形色は白。
あくまでオリジナルのアニメ風メカの為の汎用フィギュアなのだが、中身は同じ。
説明書のオリジナルメカ(イマイキットのコラージュメカ)が凄すぎる。
そのほかこのキットのランナーはメガロ・ザ・マックの
「ファントムガウォーク」「ハリアーガウォーク」(いずれもプラキット版)に
バンドルされたようだ。
*2020/1/1久々に改稿。情報はおなじみの記録参謀様から、どうもありがとうございました。
 20年近く精査しておりますが完全性は遠い彼方であります。読者の皆さんで気付いた
 間違いがありましたら、どうぞ、ツイッターまで。(@ロドリゲス・おきな)







(以後情報入手次第追加の予定。でもあっしはコレクターじゃないからあくまで気が向いたらね。)

〜初代マクロス模型リストindex〜総合的発売順/発売時期のリスト

〜初代マクロス模型リスト1〜(1/72と1/100の旧キット)

〜初代マクロス模型リスト2-1〜(1/144以下のミニモデルと食玩系キット)

〜初代マクロス模型リスト2-2〜(艦船系とモンスターの世界)

〜初代マクロス模型リスト2-3〜(フィギュアとSD系キット)

〜初代マクロス模型リスト2-4〜(未発売ものとアリイジオラマセットの魔境)

〜初代マクロス模型リスト3〜(長谷川とウエーブとその他のガレージキット)

〜初代マクロス模型リスト4〜(なんじゃこりゃな謎キット群)

初代マクロス模型雑誌作例集その1(ホビージャパン編)

初代マクロス模型雑誌作例集その2(MOOK作例100本ノック)

初代マクロス模型雑誌作例集その3(モデルグラフィックス編)

1/72VF-1キット詳細解説


(市販キットと設定図版のあれやこれ編)




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