1999年5月
所長からのメッセージ



■ また携帯電話とインターネット ■


 今、私の頭の中はドッチーモにしようかiモードにしようかcdmaOneにしようかで一杯です。織 田裕二と広末の争いです。
 先日のニュースで、富士山で滑落した大学生が携帯電話のおかげで命拾いしたと報道されてい ましたが、最近では家族で1人1台という家も増えてきたようです。スキー場ではリフトに乗り ながらグループの仲間と連絡をとっている姿をよく見かけますし、遊園地やデパートで、はぐれ ても携帯電話が有れば問題ありません。と思うのですが、まだまだ携帯電話に興味の無い方も多 いようです。
 先日、税理士の仲間の会合でiモードの話をしても殆ど通じませんでした。さすがにほとんど のメンバーが携帯電話は持っていますが、携帯電話でメールのやり取りをするとか、携帯電話で 移動中に情報を取るという発想は、まだ無いのかも知れません。しかし駅のホームで株価はわか るし、天気予報はあたりまえ、最終電車の時間から、電車の乗り継ぎまでわかります。最新曲の カラオケ用の歌詞が必要な人はそれほど多くないかも知れませんが、パチンコの新装開店日を知 りたい人は多いかも知れません?私のように気の短い人間にとっては、電車の待ち時間に情報が 得られるということは何よりの喜びです。Eメールのやりとりはiモードの方が優れているよう ですが、音質はcdmaOneが圧倒的に優れています。何度も申し上げているように、夕方の東京都心 部のドコモの携帯電話のつながりにくさ、音質の悪さは我慢出来ません。ということで、私は cdmaOneとドッチーモの2台を持つことになりそうです。携帯電話でEメールのやり取りが出来れ ばずいぶん楽になると思います。どしどしメール下さい。
 また、インターネットはケーブルテレビがいいですよと言っていたら、NTTがインターネッ トの接続料金に定額制を今年の夏頃から導入すると発表しました。これは大朗報です。金額はま だ発表になりませんが、家庭や小規模事務所でもインターネットにつなぎっぱなしということが 可能になります。もちろん「何でインターネットが必要なんだ」と言う方がいるのは承知してい ますが、最近ネットを利用すると一般よりも割安なサービスを受けられることが多くなりました。 代表的なものが銀行取引と飲食店の割引券です。この4月から多くの都市銀行が振込手数料等の 料金を改定しました。窓口で振り込むよりもATMで振り込んだほうが安くなります。同じAT Mでもカードを使うともっと便利で、立て続けに振り込むことが可能です。同じようにインター ネットを利用してもATMと同じように低料金で振り込みが可能です。
 マクドナルドの割引券については前にもお話したように、インターネット上のマクドナルドの ホームページ上で割引券を印刷して、店頭に持って行けば割引が受けられます。この他にも末尾 で紹介するホームページを見て頂けば、数多くの飲食店の割引券が手に入ります。飲食店ばかり か、ホテルや遊園地などインターネット上で割引クーポンを配布しているケースは山ほどありま す。
 また昨日の日本経済新聞で報道されましたし、私も以前に皆さんにお伝えしたように、今年の 株式売買の手数料自由化に伴い、松井証券は何と70%割引を打ち出しました。
インターネット上の商売には余計な経費はかかりません。カタログも不要ならばオフィスも要 りません。人員も少数で済みます。24時間営業しているのと同じです。そもそも「支店」とい う概念が無くなってしまいます。最近よく話題になる米国のアマゾン・ドット・コムという会社 があります。インターネット上の本屋さんですが、わずか数年で全米中の書店売上を上回る売上 を上げています。
日本でも「TSUTAYA」チェーンを経営するCCCがネット上でCD等の在庫や貸出し状 況を見えるようにするそうです。店頭に行ってみたら「在庫切れ」であるとか「貸出し中」とか いうことは無くなるでしょう。インターネットを利用することによって在宅のままこれまでより はるかに充実した生活を送れます。




■ 金融情勢にまた大きな変化? ■


 また金融情勢が大きく動きました。長期プライムレートが史上最低の1.9%になります。短 期金利と異なり、直接預金金利には関係しませんが(もし関係したとしてもこれ以下が無いくら いの最低金利ですから影響も無いでしょうが)国民金融公庫等の金利は2%まで引き下げられる 予定です。ここ2,3年、低金利の中、何度か金利の反転傾向が見られましたが、結局また低金 利状態に戻ってきてしまいます。米国では国債金利が5%、株式の利回りが3%、この差が2% 以上開くと株式市場から債券市場へお金が動くようです。しかし日米の金利差が3%以上あって はなかなか日本にお金が回って来そうもありません。私の円高主張も若干矛先が鈍ってきたよう な気がします。ところが、そろそろ円高が始まるのではないかと思っています。NY市場も1万 1000ドルにのせ、皆安心しきっているような気がします。3月にはみんなが「いつNY市場 が暴落するか」と考えていましたが、こういう時には暴落は起こりません。現在のように、榊原 財務官が「半年や1年はNY市場は暴落しないだろう」と発言しているようなときこそ暴落が近 いのではないかと思います。何事も儲かるのは少数説を採用する者です。私が以前に御紹介した 増田俊男氏はNY市場の暴落を6月22日と予想しています。お楽しみに。
 ところで、これまでNY市場の暴落が日本市場に与える影響は大きく二つに分かれているとお 話してきましたが、考えていた以上に日本市場に与える影響は大きそうです。と言うのは日本市 場と違ってNY市場は個人投資家、特に今話題の401kプランという個人の年金資産の運用に 大きく支えられているからです。最近の新聞で報道されているように、アメリカ国民が毎日株価 を見ながら自分の運用資産や年金の増減に一喜一憂しているようでは、株式市場の暴落が個人消 費に与える影響があまりに大きそうです。何しろ現在米国では貯蓄率がマイナス、すなわち株の 含みをあてにして、稼いだ以上に消費しているわけですから、株が下落すれば、一斉に消費は冷 え込み、日本の輸出企業に打撃を与えることになりそうです。
 と言うわけで、日本株を狙うにしても輸出に頼らない銘柄、なおかつ日本市場に大量に流れ込 んでくる国際資金を受けとめられる銘柄と言うと「NTT」あるいは「NTTドコモ」というこ とになるのでしょうか。
最近の「NTTドコモ」の暴騰を見ているとそのような気がしてきます。




■ 銀行間格差?それとも不親切? ■


 ゴールデンウィークに銀行を利用してみて、銀行間で営業姿勢に随分対応が異なることに気が つきました。5月の3,4,5日は祭日扱いということなのか、殆どの都市銀行がATMを稼動 させていませんでした。これには焦りました。住友銀行もあさひ銀行も全くATMを稼働させな かったようです。そんな中で、三和銀行は首都圏でも10店舗以上の店のATMを稼働させてい たようです。その積極的な営業ぶりが目につきました。東海銀行も一部の店でATMが稼働して いました。他の銀行も営業をしていないならその旨、営業している店舗があるならばその紹介を インターネット上ででも表示すればよいと思うのですが全くされていませんでした。次にこのよ うな事態が起きるのは年末年始です。最近銀行の24時間営業がよく話題になりますが、ゴール デンウィークや年末年始はこの限りではないことをお忘れなく。




■ 体脂肪率 ■


 ここ2,3年、体脂肪率がよく話題になっています。私も今、標準値をオーバーしているので 努力を重ねて(始めて?)います。これまで肥満と言えば単に体重だけが問題にされてきました が、最近では体重ばかりでなく、内臓についた脂肪まで問題にされて、体脂肪率が重視されるよ うになっています。男性の場合には標準値の最高は23%となっていますが、私は現在26%、 標準よりも3%も多くなっています。これを重さに直すと何と2キログラム以上の脂肪が過大と いうことになってしまいます。これがどれぐらいのカロリーの消費量に当たるかというと、脂肪 1キログラムを落とすために必要な歩行時間は何と29時間、私の場合には60時間以上歩き続 けなくてはなりません。クロールならば12時間泳ぎ続けなければなりませんから、なかなか運 動で体脂肪率を落とすのは難しそうです。といって食事療法はといえば、同じカロリーを食物で 減らそうと思うと、ご飯にするとなんと90杯分、ざるそばでは46人前、ロースカツ定食では 11人前となります。これもえらく大変そうです。
どなたか体脂肪を落とすいい方法がありましたらお教え下さい。



■ 便利なホームページをふたつ ■


ぐるなび

 関東、関西、中部、全国、ハワイ、香港の地域別、目的別、料理の内容別に飲食店が探せる 飲食店ガイドのページ。約6,000件の情報があります。7割の店舗がクーポン券や優待券を 提供しています。幹事さん向けのサービスもありますので、幹事さんはご一読を
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 地図情報検索のサイトです。各地の駅周辺の飲食店などの情報が載っています。現在は 150店舗ほどの情報ですが、随時増える予定とのこと。全国で使えるファミリーレストランの クーポンもついています。



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