Fight! vol. 3
セラフィーナ様よりのコメント!! 今回は前書き
いまの内に言って置きますが、ゼルリナ、ゼロアメ、ルクミナ、ヴァルフィリ、ガーヴゼラ、ガウゼラフィン(オリキャラ) です。めちゃくちゃ分りにくいし、お馬鹿な作者の欲望は入りまくりです。それでも読んでくれた、そこの貴方!ありがとうです。それぞれのカップリングは『書いている内にそうなっちゃった、あはは』と言う事なので、気に入らない方すいません(始めから決まってたのはゼルリナだけ、、、)。それにガウリイが一人じゃ淋しいから、ゼラフィン突っ込みました。リクのガーヴ様を出すにはくっ付けるのが一番、そんなら手ごろな所でゼラス様だ『えい!』って感じで、、、、、あはは、ゼラス様に殺されちゃう。という好き勝手なお間抜け作者ですが、コメント書いてくださると、とっても喜びます(だから掲示板になんか書いて行って欲しいな〜なんてね(わがままなお馬鹿さん)。それでは〜、またです〜。
リナとゼラフィンは丘の上の大木に身を任せ、座った。
「ねぇ、ラフィーって本当は誰なの?」
「え?」
「人間じゃないでしょ。」
少女の目が見開いた。
「な、なんで?」
「何となく、色々な魔族と戦って来たから。それにガウリイが、それとなく気にしてたみたいだし。」
「え?ガウリイさんも知ってるんですか?」
「ガウリイは勘で分かるんだって。」
「・・・そうですか。まだ修行が足りませんね、私も。」
「で、本当の名前は?目的は?」
「・・・あぁ〜、お兄様みたいに「秘密です」って言えたらな〜。」
「え?」
「私はゼラス・メタリウム様とダルフィン様の娘、ゼラフィン。お兄様の名前はゼロスです。」
「・・・ゼロス、悪い気がする訳だ。」
「ゼロスお兄様を知ってるんですか?」
「ええ、ちょっと前に一緒になった事があるの。・・・でもそのゼロスの好きな人か、誰だろう・・・?」
「お名前は、たしか、アリアさんとか、アリメアさんとか、アメリアさんとか、なんとか・・・」
「アメリア?!?!?!?!?!」
「知ってるんですか?!」
「ええ、私の・・・なか・・・知ってる人よ。」
「お願いします!!」
少女の目が輝かせ、リナの手を握った。
「お兄様の恋を手伝ってあげてください!!大会に出るはずですから、ぜひぜひ!!」
「・・・ちょっと、困るわよ。」
「お願いです〜。」
「・・・・・・もし条件を一つ飲んでくれるなら。」
「はい、お兄様の為ならなんでも!!」
「その前に質問が一つ・・・」
「なんですか?」
「ガウリイの事、好き?」
「ヴァル、早く!」
「ああ、今行く。」
「用意は出来た?」
「ああ、そっちは?」
「リァルを寝かしたわ。」
「そうか。」
「やっぱり貴方に似て可愛いわ。」
「いやいや、フィリアに似て、優しいんだよ。」
「いいえ、ヴァルに似て・・・」
「いや、フィリアに似て・・・」
リンリンリン
「こんな事している場合じゃない!」
「早く行かなくちゃ!」
「フィリア採点表持ったか?」
「ええ、カバンの中に。」
「行くぞ。」
「はい!」
バタバタバタ
「また、あの新婚夫婦かい?いつもいつも大忙しで・・・」
「バタバタ、うるさいもんだ。落ち着きもないし、なあ、ばあさん。」
「でも、あそこの赤ちゃんは可愛い、ねえ、じいさん。」
「そうだなー、ばあさん。」
「もう少し、静かだといいんだけどね〜。」
「もう一度聞くわ、ガウリイの事好き?」
「・・・リナさんには関係ないでしょ。」
「関係あるから聞いてるの。」
「・・・・・・・・」
「答える気がないの?それとも言いたくないの?」
厳しい声でリナはゼラフィンに話す。ゼラフィンは俯き、息を整える。
「・・・・・・好きだよ・・・」
「やっぱりね。なら、ようは簡単なの。ガウリイと駆け落ちして!」
「・・・・・・はあ?」
ぽっかん
ゼラフィンはリナの方を向き、大きく口を開けたまま化石かした。
「やれやれ、ゼロスがね〜。誰に似たのやら。」
「私には似てないわよ。」
紫色の瞳を潤ませた女性は王族の座るような椅子に、だらんと座り、男は椅子の後ろから彼女の紫電の髪を撫でた。
「おいおい、嘘言うんじゃないぞ。覚えてるぜ、お前が昔、低級魔族に恋したのがな。」
「ずっーと昔でしょ!!若気の至りだわ。」
「・・クスクス・・・・本当にそうい?・・・おい、戻らないか?」
「何所に戻るの?」
「もう一度若くなって、やり直そう。あの若くてイケてるゼラスは何所行ったんだ?昔は暴れ回ってて手が付けられないじゃじゃ馬で・・・」
「じゃじゃ馬は余計よ。ガーヴだって昔は色々壊しすぎて、命令無視して、滅茶苦茶だったじゃない。」
「そうだったな。どうだ、やり直したくないか?」
「やり直す・・・わからない。難し決心だわ。」
「ああ、ゆっくり考えといてくれ。」
「ありがとう、ガーヴ。やっぱり手下より、優しい同族よね。」
「俺は、同族なんて枠には、はまらないぜ。」
「え?」
「また後でな。ゼラフィンの様子を見てくる。」
「ちょっと!ガーヴ、どう言う意味・・・」
ゼラスが止めようとした時にはすでにガーヴは、いなくなっていた。
「・・・駆け落ちですか?」
「そうよ、ガウリイには幸せになって欲しいの。ずっと世話になったしね。」
「でも、ガウリイさんは、本当は、リナさんの、事が、好・・・」
「言わないで!!!!」
リナが怒りを込めてゼラフィンに叫んだ。
「それは言わないで!!」
「・・・知っててなんで?」
「知ってるし、幸せになって欲しいけど・・・私はその思いに答えられないから。」
「・・・・・・・・・」
「・・・思いが重いから・・・」
「・・・・・・それじゃ、逃げているだけです。」
「逃げてなんか!・・・」
「逃げてます!!」
ゼラフィンは飛び起きリナの前に立ちはだかった。
「リナさんは自分の運命から逃げてます!!」
「・・・」
「ちゃんと、好きな人がいるって言えば・・・・・・きっと、わかってくれます・・・」
「・・・今の関係を・・・崩したくない・・・皆で旅がしたい。」
「そんなの無理です。人間はかわります、魔族だってかわります!時が立てば皆、いやでもかわります。本当の事が言いたく無いなんて、リナさんのエゴです。我がままです!ガウリイさんが生き殺しで、・・・可哀想です。」
「全部わかった様な口きかないで!」
「何もわかりません!でも、・・・だから、・・・・・・・・・もう、いいです。ガウリイさんの所に行きます。さようなら!大会で会いましょうね!!」
「ちょ、ちょっと、ゼラフィン?!」
「ラフィーです。さようなら、リナさん。」
「用件は聞いてくれるの?」
リナの叫んだ声はゼラフィンに届いたか届かないかは解らない。
ゼラフィンは空間を渡り、リナは歩いて宿へ帰った。
「アメリアさん?」
「ゼロスさんですか?」
「はい。」
シュ、トン
軽い着地音と共にゼロスは降り立った。
「お約束の方、守ってくださいね。」
「分かってます。」
「それでは、広場で登録しますか?」
「そうですね、行きますか。」
グイッ
アメリアがゼロスの手を引っ張り歩きだした。
「歩いて行くんですか?」
「もちろんです。ほら、行きますよ。」
「20分ぐらいありますよ。」
「それぐらい、ちょうど良い運動です。ほら、早く!」
「わかりました。・・・空間移動の方が早いのに・・・」
「ぶつぶつ言ってないで、出〜発〜です!」
強引に引っ張られ、ゼロスはアメリアと歩く事になった。
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そうかーー、ガーヴ様のお相手はゼラス様かぁ・・・・。
いいかも。(爆)(ゼルリナはどうした、自分)
オトナの雰囲気っていうのも、ええのぅ・・・・
で、今回のぶっ飛び大賞は・・・・・
リナの「ガウリイと駆け落ちして」です!
まさか、ここまで一足飛びなことをいうとは・・・・・。
なにはともあれ、次回だ、次回ーーー!!
三下管理人 きょん太拝