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…Caramel Milk…
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「エリリスーー!」
ルナラと知由は走りながら、エリリスのいる小さな建物の箱庭に入っていった
エリリスはやっと片づけが終わったのか、ほうきを倉庫に置いていた
「あ、ルナラさんに知由さん。」
「買い物終わったんですね、ご苦労様でした。」
ルナラと知由に気付き、2人に駆け寄るエリリス
そして、エリリスはルナラと知由から半分ずつ荷物を受け取った
「エリーの方は終わったの?」
「はい終わりましたよ、知由さん。」
「でも、一人足りないよ?」
知由は不思議そうに辺りを見回した
「あ、発見!」
知由は大声で言った
すると、カチャカチャと食器の音が遠くから聞こえた
「紅茶、おまたせぇ。」
テトラだ
トレイにカップ数個とポットと、少しのお菓子をのせている
テトラはふらふらしながら、やっとの事で中央のテーブルにトレイを置いた
「今度はちゃんと、持って来れたよぉ。」
テトラはとても嬉しそう笑っていた
「お疲れさまです、テトラさん。」
「うんうんって、あれ? ルナラと知由がいるよ。」
テトラは不思議そうにルナラと知由の顔を見る
「私達は、たった今此処に着いたの。」
「そそ、お邪魔してまぁす。」
納得したのか、テトラはぽんっと手を叩いた
「そかぁ、じゃあもう準備は終わったんだね。」
「うん、あたしらはもう準備できたよん。」
「じゃあ、一緒に紅茶飲もうよ。」
テトラはにこにこして言った
ルナラは喜ぶ知由を何故か押さえている
そんな光景を尻目に、エリリスは紅茶を人数分のカップに注ぐ
「遠慮しなくても良いんですよ、どうぞ座って下さいな。」
エリリスはテーブルの花を囲むようにカップを置きながら言った
やれやれとルナラは知由を離した
「わぁい、いただきまぁす!」
知由は誰よりも先に紅茶に飛びついた
注ぎたての紅茶を一気に飲みほす
「みんな、飲まないの?」
知由はもうクッキーを頬張っていた
エリリスは、おかわり。と言わんばかりに置かれた空のカップに紅茶を注ぐ
テトラは面白そうに知由を観察していた
ルナラは少し恥ずかしそうにテーブルの席についた
「はぁ、美味しい〜〜。」
「この紅茶、本当美味しいねぇ。」
知由は3杯目の紅茶を飲み終わり、幸せそうに言った
エリリスはにこりと笑う
「この紅茶はアニスさんから貰ったモノなんです。」
「ホント? じゃあ、あたしも今度アニス姉に貰お。」
「そう言えば、アニスさん達の方はもう終わったのかなぁ?」
ルナラは空を眺めながら言った
テトラはクッキーやチョコを食べる
「そのうちちゃんと来るよ、それよりこれすっごくおいしいねぇ。」
テトラはルナラにお菓子を勧める
「ん、、、本当、このお菓子すっごく美味しい。」
「これね、シフォンちゃんがくれたの。」
テトラは嬉しそうに言った
ルナラはじっとクッキーを眺めた
「へぇ、この様子だと自家製かな?」
「自家製?」
テトラは不思議そうにクッキーとルナラを交互に見た
ルナラは少し笑い、テトラの頭をぽんと叩いた
「手作りってことよ、テトラ。」
「自家製? 手作り?」
テトラはやっぱり不思議そうにクッキーを見た
その様子にルナラはまた少し笑った
「ちょっと、私達差し置いてなに? 4人ともいちゃついてんの?」
「まあまあ、ほのぼのとして良いじゃないですか。」
声の主は2人
「あ、アニス姉にシフォンさん。」
「アニスにシフォンちゃん準備は終わったの?」
知由とテトラはクッキーを頬張り、椅子から乗り出すようにして声のする方向を見た
そこには、アニスが仁王立ちでいた
その後ろには沢山の本と、古びたラジオを持ったシフォンが立っていた
「もう、私に一番面倒な作業押しつけて!」
アニスは腕を組み、なんだか異様な念を放っていた
知由とテトラはくわえていたクッキーをぽろぽろ落とす
目は点である
「アニスさん、珈琲があるんですけどいかがですか?」
エリリスは平気そうにアニスに近寄る
アニスはエリリスの頭の上に手を置いた
「貴方は将来大物になれるわ。」
アニスは笑いながらエリリスの頭を軽く撫でた
エリリスは状況が把握できず、ただにこにことしていた
その頃、ルナラは荷物に困っているシフォンの元へいった
「重そうですね、半分持ちましょうか?」
「ありがとうございますルナさん。」
シフォンはルナラに合わせて屈み、荷物を4分の1渡した
「あの、もう少し持てますけど、、、。」
ルナラは視線を上にやる
と、そこにはいるはずのシフォンがいなくなっていた
真っ青な空だけが目に入る
「この辺に置いておきましょう、ルナさん。」
気が付くとシフォンは小さくなっていた
大きな木の下に荷物を置いている
ルナラは一瞬、気が抜け荷物が落ちそうになりはっとする
「ルナさん、大丈夫ですか?」
「あ、はい、大丈夫です。」
ルナラはゆっくり荷物を落とさないよう歩いていった
その時、遠くからエリリスの声が聞こえた
「アニスさんシフォンさん、珈琲入りましたよぉー。」
エリリスがテーブルの近くで手を振っていた
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