『クマリ女神の神話』
伝承によると、クマリ女神はシヴァ神と結婚したかったが、機会に恵まれず、一生処女として生きる苦行を選んだという。また、パールヴァティー(シヴァの妃)の化身の一人ともいわれる。
いずれにしろ、ヒンドゥー教の神々のパンテオンに組み入れられなかったわけで、彼女が、元来この地に根をはった地母神であることに疑いはない。
小生の下手な絵のかわりに、門前で売っていたクマリ女神のイラストを紹介させて頂いた。参拝を終えた人々は、このような絵を買って帰り、額縁に入れて家の儀礼室や飾り棚に飾って朝夕礼拝するのである。
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