父、母、夫、私の4人家族。
昼食は両親を交え4人での食事。 夕食は夫婦のみの食事である。
昼食は忙しい農作業の合間にサッと食べる、味には保守的な両親のことを思った料理。
夕食は夫婦でゆっくりと酒を呑みながら食べるので酒の肴でもある料理だ。
二つの台所を行き来し、二つの食事の傾向を行き来している。
 
 2004/9月
●色のついた料理の名前をクリックすると作り方のページに進みます    
 
   

いつの間にか8月が終わっている。この夏、私はただ猛暑とたわむれていたような気がする。
気温が35℃や36℃を超える日が当然のように続く、勢いのある、夏らしい夏だった。
かたや、気温に負けるものか、とでも思ったのだろうか、私の体温も連日37℃を超えていた。頭痛にめまいに眠気がひどい。疲労もただものではなかったので、病院へ行って徹底的に検査してもらった。慢性の疲れがたまっているそうだ。来る日も来る日も食事を作るくらいのことしか出来ずに、眠ってばかりいた。

そんなさえない8月ではあったが、遠くへ出かけた。おととしの夏にも訪れた、おばあちゃんの住む島根である。

 

9月1日   よる  

夜8時過ぎ、ちょっと疲れていたので、横になりうとうとしていたら、突然我が家の襖がけたたましい音を立て震え続けた。ポルターガイストか! 半分眠っていたせいもあり、やけに恐ろしく感じた。
一時間後、東京に住む友人からの電話で、その時間に浅間山が噴火したことを知った。

●鶏肉とししとうの塩コショウ炒め
●そうめん瓜の酢醤油和え
●カボチャバター
●焼きパプリカの甘酢漬け
●ザーサイとねぎの酢和え
●とろろ芋入りそうめん

 

9月2日   ひる  

お母さんによると、昨夜は地響きもしたらしい。
●サンマの梅干し焼き
●ほうれん草のおひたし

●納豆
●みそ汁(にんじん・茄子・しいたけ・オクラ・わかめ)

 

    よる  

8月に血液や尿の検査をした際、結果を見たお医者さんに「無理なダイエットをしていませんか?」と訪ねられた。食い道楽の私がダイエットをするはずがない。どうやら、食べたものの栄養が体に吸収されていないようだ。なんともったいないことか。
今はお医者さんのすすめで漢方薬を飲んでいる。苦く甘く、滋味溢れるよい薫りがする。これをスープで溶いて、ねぎやしょうがでも入れて、鶏肉を煮たらさぞ旨かろう、という味だ。
この漢方薬は、胃腸を強め、栄養の吸収をよくするというものだ。そして、疲れ、だるさ、眠気、微熱、頭痛、多汗に効果があるらしい。これは私がこの2年ばかり悩まされていたこと。私にはもってこいの漢方薬ではないか。期待しちゃうなぁ〜。もっと早く出会いたかった。
●馬刺
●ししとうの塩コショウ炒め

●タラモサラダ
●キムチ


9月3日   ひる  

漢方薬を飲みはじめて5日目になる。副作用が出ていないかを検査をするため、病院へ出かけた。お医者さんと看護士さんに「顔色がずいぶんよくなりましたね。」と言われた。嬉しいではないか。そういえば、今日は久しぶりに数百メートル離れたスーパーへ自転車を漕いで買い物に行くことが出来たのだ。この1、2か月、そんな体力もなかったものなぁ。
●豚肉とキャベツとピーマンの塩コショウ蒸し焼き
●塩トマト
●とうもろこしの粒の塩コショウ炒め

●みそ汁(にんじん・しいたけ・えのき・油揚・ねぎ・ほうれん草)

 

    よる  

お盆過ぎの島根。おばあちゃんが一人で暮らす家に集ったのは、私、夫、母、叔母、叔父である。
午後になると10数キロ離れた町へ出かけた。出雲そばのおいしい店で割子そばを食べ、時には温泉に入り、
スーパーで食材を買うのだ。店頭には、魚はブリ系を中心に貝類、イカが並んでいる。これは関東とは違った光景である。値段は驚くほど安い。牛肉は甘味のある出雲和牛で、これもそう高くはない。
夕方には、おばあちゃん、母、叔母、私が順番に台所に立ち、一人1、2品を作り、それが食卓に並ぶのだった。合宿みたいで楽しかった。
おばあちゃん作の料理で、大変気に入ったものがあり、帰ってきてから何度も作っている。
●おばあちゃん巻き
●カボチャバター
●ほうれん草のにんにく炒め
●トマトと玉葱のバルサミコ酢サラダ
●出雲そば
手も脚も弱っているおばあちゃん。しかし、畑には、茄子、トマト、カボチャ、とうもろこし、ピーマン、オクラ、ししとう、ブルーベリー、しそなどが見事に育っていた。そして、おととし同様、食事日記をこまめにつけていた。


9月4日   ひる  

久しぶりにカレーソースを作る。前回は確か18日目まで続けた。今回はいかに。
●カレーライス・初日
●トマトサラダオーロラソース
●きゅうりのピクルス
●お母さんのらっきょう

 

    よる  

だいぶ涼しくなったきた。店先で、夏には気にも留めなかったごぼうが気になり始める。
ちょっと気が早いような気もするが、今夜は「鍋」だ。
●モツ煮込み
●カボチャバター
●コールスロー
●塩トマト
●そうめん瓜の酢醤油和え


9月5日   ひる  

●カレーライス・二日目
●トマトサラダオーロラソース
●きゅうりのピクルス
●お母さんのらっきょう
●煮卵

 

    よる  

島根へは、群馬〜長野〜岐阜〜愛知〜滋賀〜京都〜大阪〜兵庫〜岡山〜鳥取〜島根と、車で行く約900kmの長旅だった。今回は帰りに京都で一泊した。三条あたりをちょいと散歩し、先斗町の川床料理屋で呑んだ。安い店だが、風に吹かれながらハタハタなどをつまみに呑むのは気持ちよかった。
今日も自転車でスーパーへ出かけた。珍しいことに、ハタハタを見つけた。京都を思い出して買ってみた。
●ハタハタの塩焼き
●焼きピーマンの甘酢漬け
●塩キャベツ
●カボチャバター
●煮卵