だれでもできる
自己氣圧法Self Kiatsu Therapy【花粉症】

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個人指導/5,000円(50分)


花粉症の諸症状
            〈環境省資料より〉※詳しくは→http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/

<鼻>
 花粉が鼻に入ってから5分以内にくしゃみ、鼻水が生じ、少し遅れてから鼻づまりが起こります。
 この時の鼻粘膜は通年性アレルギー反応の時のような白くなるような腫脹状態ではなく、風邪の時
 に近い赤くなるような粘膜の腫脹を起こします。このため、花粉症に初めてなった時には検査をしな
 ければ風邪と間違う場合もあります。
<眼>
 眼に花粉が入ると早くから眼がかゆくなり、また涙も流れ、結膜が充血し、異物感もみられる場合
 があります(眼脂は多くありません)。約60%の症例では鼻症状を伴います。
<その他>
 さらに、症状が強いときは、鼻で吸収されなかったスギ花粉の抗原成分が鼻の奥から喉へ流れ、喉
 のかゆみ、咳を生じます。また鼻閉による頭痛、鼻や喉の炎症反応による微熱、だるさなどの症状に
 悩まされます。
 家の中など花粉がない状態でも症状はありますが、この多くは花粉の繰り返しの吸入による鼻閉の
 症状が主体です。このような反応をアレルギー反応の遅発相反応と呼びます。


症状が出るまで

 これら症状は肥満細胞から放出されるヒスタミンなどの化学伝達物質が神経や血管を刺激するから
 です。
<鼻>
 粘膜の知覚神経が刺激されるとくしゃみが起こり、分泌神経を刺激したり、毛細血管から多くの水
 分が出され、鼻水が出たりします。鼻がつまるのは毛細血管の流れが悪くなって鼻の粘膜が腫れてし
 まうからです。
<眼>
 眼などのかゆみもヒスタミンなどが神経を刺激するためです。
 本症の結膜には濾胞や乳頭がみられます。かゆみはヒスタミンなどの化学伝達物質が結膜の知覚神
 経を刺激して生じます。流涙や異物感は角結膜の上皮病変によって生じます。

 このような体に起こる反応によって花粉を洗い流したり、それ以上花粉を吸入しないようにしてい
 るのですが、これらが過度に起こっているのが花粉症であり、これが多いと苦痛を伴うようになりま
 す。


発症時期・程度

 症状が起こる時期は人によって様々です。花粉が飛び始めるとすぐ症状が出てくる人もいれば、花粉
 がたくさん飛ばないと症状が出てこない人もいます。
 症状の強さも同様に、軽い人もいれば重い人もいます。その年に飛散する花粉数によって花粉症の
 症状の強さが変わりますので花粉の飛散数が少ない時には、花粉症の症状が全く出ないこともあります。


 花粉症の原因は「花粉」ですが、環境や食べ物、ストレスなど複雑な因子が関連します。
 同じ所に住んでいても、花粉症で苦しむ人と、そうでない人がいます。
 氣圧療法に来る方を拝見していると、肩や首のコリと「花粉症」に関連がありそうです。
 肩首のコリが和らぐと「花粉症」の症状が和らぎ、落ち着く方が多いようです。
 そこで、首や肩に負担の少ない姿勢の練習法から始めたいと思います。


 《姿勢を正す》

@安定して楽で、頭の重さも支えやすく、肩がこりにくい姿勢。
 ★静坐
 〈1〉膝立ちになり、2〜3回、肩を大きく上げ下げします。
         
    〜上から下へ、ふわっと。
 〈2〉そのまま、静かに腰を下ろします。
    〜腰を下ろした後、上体を少し上下に動かしてみて、動かしやすい形。
    →(鏡などを使い)横から見て、床の面に対し上体が直角より少し前へ。
    →胸も背中も楽に。顔は前に向ける。
        @
    ★腰が曲がると、背中も丸まり、頭が前へ出て、首(頸部)や肩に負担がかかりますA。
                       A
    ★いわゆる、胸を張って背筋を伸ばす姿勢は、力が入りすぎで、
     肩・首(頸部)・腰にも負担がかかりますB。
                       B
     
 〈3〉まず、@の姿勢で目を閉じ3分坐ってみましょう。
 〈4〉この感覚がわかったら、日常いつでも、その感じで坐る(イスでも)。
        @    A     B
        肩・首(頸)・背・胸     腰が曲がり、頭が      胸を張りすぎているので
        どこにも余分な力が    前に出て、頸部に      肩や背筋に力が入り、
        入っていない        負担がかかる        この姿勢では長続きしない
        〈仙骨が起きている〉
                                                       


肩こりを和らげる

(イスに腰〈仙骨〉を起して坐ります)
        
@肩から首筋をゆるめる体操
 
〈1〉肩を上下に動かします。
  〜上から下へ、肩に振動を与えないようにふわっと。2・3回。
 〈2〉頭を前後へ動かします。
  〜2回ずつ前、後ろへ。前後で16回。
☆1回ずつ正面を見る(〈3〉〈4〉も同様)。
 〈3〉頭を左右に動かします。
  〜2回ずつ左、右。左右で16回。
 〈4〉顔を左右に向けます。
  〜2回ずつ左、右。左右で16回。
 〈5〉頭をゆっくりぐるっと回します。
  〜一回り10秒。右回り2回、左回り2回。

 〈6〉肩を上下に動かします。〈1〉と同じ。
  ※計約2分

A肩から首筋をゆるめる自己氣圧
 
〈1〉肩や首の凝っている所、氣になる所へ、
  人差指・中指・薬指を10秒間おく。
  〜その時、頭を前後左右などいろいろな方向にゆっくり動かす。
        
 〈2〉次の場所へ指をおく。同様に頭を動かす。
  ※5分


首(頸部)のこりを和らげる

 〈1〉頭を下げ、両手を後ろに回し、骨の脇の筋へ中指を中心に指を当てる。約10秒氣圧。
        
 〈2〉そのまま胸も反らしながら頭を後へ。そこでまた10秒氣圧。
         
 〈3〉また、頭を下げ(〈1〉と同じ)、10秒氣圧。
 〈4〉少し指を上に移動し、同様に行う。
 〈5〉頭蓋骨のところまで、7〜8箇所行う。
         
 ※約5分


鼻の通りを改善

 〈1〉指を頬骨の下から当てる。
        
  〜机などに軽く肘を置き、親指を上に向け、
   顔(頬骨)をその親指に当てるように置く(三本指は額に当てると安定する)。
 〈2〉内側から外側へ、5箇所。1箇所15秒を目安に。
 〈3〉これを3回繰り返す。
 ※約4分
                                                


眼のかゆみなどの症状を改善

 同じく、机などに肘を軽く置き、
 〈1〉眼窩(眼球のところの骨)の上側に親指を当てる(三本指は額に)。

          
 内側から外側へ、5箇所。1箇所15秒を目安に。
 これを3回繰り返す。

 ※約4分
 〈2〉眼窩(眼球のところの骨)の上側と眼球の間に、
 三本指をしずかに入れる(手根部は顎に当てる)。
        
 内側30秒、真中30秒、外側30秒。これを2回繰り返す。
 ※約3分
 1分ほど経ってから静かに眼を開ける。
 ※計約8分
                                                   


【ノドの不快感を和らげる】

@喉が氣になる時
 
親指と人差し指・中指・薬指の先で、
 喉をそっとはさむように当てる自己氣圧。
 〜喉の上の方15秒、真中15秒、下の方15秒。
  これを先ず喉の外側、頸動脈を感じるところで2回(15秒×2ヵ所×3回)。
        
  内側2回(15秒×2ヵ所×3回)。
        

  中心部2回(15秒×2ヵ所×3回)行う。
 ※移動を含め約5分。

A咳の時は(仰向けでも構いません)

 
喉の下(左右の鎖骨の間)の窪みの、
 骨の上端にそっと中指を当てる自己氣圧。
        
 〜3分行い、少し手を休める。これを3回繰り返す。
 ※約10分。

@+Aで計約15分。
                                          


全身の血行を促進し、足の冷えも改善

 足が温まり、全身の血行がよくなると、肩こりも和らぎます。

 〈1〉つま先立ちをします。

        
  〜親指(第一趾)に重みがくるように、かかとを上げます。
   (壁などに手をついて、支えながらでもOK)。
  〜かかとを静かに下ろします。
   (かかとはドシンと下ろさず、ふわっと床につけます)
        
 〈2〉これを10回(約30秒)。
 〈3〉30秒休んで2回繰り返します。
 ※1分30秒
★肩こりを予防できる姿勢です。


呼吸法(イスで)

 心身ともリラックスし、血行がよくなり、手足も温まります。
 ★花粉が飛ばない時期、あるいは環境のよい室内で行ってください。

 
〈1〉姿勢を正し、目を閉じて。
        
 
 〜まず、「ハー」っと静かに息をはきます(飛行機が離陸して行く様子を想像し、遠くへ。
  〜十分に(但し、無理に息を絞り出す必要はありません)。
 〈2〉はき終わったら、口をあけたまま頭→上体を氣持ち前へ。
        
 〈3〉2・3秒口を開けたままにし(氣持ちだけ、はいているつもりで)、それから口を閉じて、鼻から静かに息を吸います。
  〜鼻の奥から、後頭部の方まで送るように。
        
 〈4〉十分吸い終わったら、上体→頭と戻し、新鮮な空氣が全身を巡っているのを想像します。
 〈5〉はく、吸うを10回繰り返し、はいておわります。
 ※3分

                                             


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