『BAD MORNINNG』

その1


気持ちのいい朝のはずだった・・・
俺は一つ伸びをする。
このけだるい時間が結構好きだったりする・・・
・・・・・が
俺を待っていたのは不幸の始まりだった。

やけにベッドが狭いと思ったら。
両側に女が二人???

?????????

俺の頭はパニックになった。

・・・・・なんでここにリナとアメリアが・・・

俺はさっきから思考が停止している。
だってそうだろ?
気持ちのいい朝のはずが
自分と一緒に旅をしている仲間の女が
二人とも隣で寝息を立てているのだから・・・

俺は念のために毛布をとってみる。

よかった・・・二人と服は着ているようだ。

「はあ・・・・」
ため息一つ。
とりあえず俺は何もしていないだろうという、予測はたった。

「うーん・・・・」
突然、横でリナが寝返りを打ち目をこする・・・
非常にやばい。
やばいってもんじゃない。
でも俺としては慌てた顔など見せられない。
まあ・・・この体のおかげで自分の見せたくない感情はすべて
封じて来れたが・・・
どんな顔をすればいいんだ?

いや・・・・とりあえず冷静に対処せねば・・・
朝から呪文なんて真っ平だ!!
リナは眠そうな顔をして起き上がる。
・・・・俺と目が合う。
心臓は止まりそうな勢いで苦しい・・・

少しの沈黙の後。

「・・・・おはようゼル。」
にっこり微笑むリナに
「おはよう・・・リナ」
なんとか言葉を返す。
でも怒らないってことは????
やっぱり、リナがこの部屋にきたってことだよな。
一体何がおきってるんだ。

俺はリナを見ることもできずに、うつむいたままだった。



続く。

いやはや、ムッキーさんの作品にはいつも目がはぁとになります。
いえ、ならざるを得ません!!
なんとゆー美味しい朝なんでしょうか?!!

ま、ゼルにとっては唖然呆然でしかないのでしょうが。
皆様もこの続き気になって仕方がなくなっているはず!!
これからupさせていただきますのでお楽しみに♪

三下きょん太 拝


4 end