第三回

Red Hot Chili Peppers
      「Breaking The Girl」



1, 1, Bob Marley&The Wailers

2, Led Zeppelin

3, Red Hot Chili Peppers

4, T.Rex


前回紹介したZEPがその後のロックに与えた影響はとても大きい。僕はRed Hot Chili Peppersの「Blood Sugar Sex Magic」というアルバムを聴いたとき、ZEPの遺産を引き継ぎながらも新しいセンスとリズム、オリジナリティーで素晴らしい音楽を作り出しているように感じた。もちろん聴けばわかるように彼らはFUNKの要素を大幅に取り入れている。今回はその中から、"Breaking The Girl"という曲を紹介する。

ギタリストはJohn Fruscianteという人で、このアルバム発表後のツアー中に脱退したが最近また復帰しているようだ。この曲はいわゆるオープンGチューニングを全体に半音上げて弾いていると思われる。つまり、一弦から、D# B# G# D# G# D#となっている。

イントロ部分で弾かれるコード進行がメインのパターンとして唄のバックでも繰り返される。最初が何も押さえずに開放のG#コードで一発、なお全体に六弦はミュートする。次に一弦と五弦は開放のままで、二三四弦を2フレットから3フレットへグリスアップする。次も一弦五弦はは開放のまま、二三四弦だけ5フレットに移動、装飾音で2弦6フレットの音をハンマリングオン&プリングオフ。最後は二弦10フレット三弦11フレット四弦12フレットから二三四弦と12フレットへとつなぐ。今回は文章だけだとあまりにもわかりにくいので図を用意したので参照してください。

       

リズムは前述のようにとってもファンキーだ。16ビートだが細かく刻むというより、大きなうねりの中で少し跳ねた感じで、なおかつ力強くコードストロークすると良い。

このアルバム6曲目の"I Could Have Lied" というアコギナンバーもかっこいい。

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