監察軍の工作室004
〜「マクロス・クロニクル」創刊4号正誤表〜






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創刊4号の内容と正誤表と解説


注:基本的に
およそ赤字の表記は間違っているもの、
はたまたかつて公式だったが消されたもの
およそ青字の表記は正しいもの
およそ緑字の表記はどちらともいえない微妙なもの
になっております。



01-04:YF-21
  *プレ解説 史料的に精密な統一設定がオフィシャルに明示されているため
   この記事では間違いは少ないのですが、この本の伝統の
   「スーパーパック仕様の設定があるのに一緒に取り扱わない」のは
   妙な感じです。後々でシートの追加があるのでしょうか?

 04-01 機体解説 本文
  「OTMを積極的に取り入れるとともに、ゼントラーディ系の技術である、
   脳波による完全制御を可能とする革新的なBDIシステムを搭載し、
   まさに次世代の可変戦闘機と呼ぶに相応しい機体だった。」

    *解説 えっと、別に間違いではないんですが
    このYF-21は画面上で「主翼や腕や脚がゴムのように変型」する
    のが大っぴらに初めて実現してる機体でして、たしかこれもゼントラ由来の
    OTMだったはずで、ゼントラーディー系の技術というなれば
    その辺も一緒に書いて欲しかったなあと。
     *というわけマクロス世界は2040年以降であれば
     ゲッターロボ様の変型もアリなはずなんだけど実際には
     トイ的な完全性の要求からかVF-19改にあったような
     パネルラインが消失するような変型と同様に減少傾向にある。
    加えて言うと次のページに書いてある
    「キメリコラ特殊イナーシャ=ベクトル・コントロール・システムの改良型」
    (クアドランに載ってる慣性制御装置を改良したもの)なんかも
    ゼントラーディー由来の新技術ですね。


 同 「開発系譜図」より
  「VF-11→VF-21→VF-22」
   *解説 いまさらにこの本が示そうとしている開発系譜図というのが
   良く分からんのですが次期全領域戦闘機の系譜とすればVF-11の
   次なんですけど、結局YF-21はこの用途で採用されずに生産型のVF-22は
   特殊用途用としての少量生産ですので、系譜が繋がっておりません。
   これとは別に開発メーカーである「ゼネラルギャラクシー社」の
   系譜として「VF-9→VF-14→VF-17→VF-22系(21含む)」という
   ラインがあり(9と17と22は開発者 アルガス・セルザーも同じ)
   系譜として書くならこっちのほうが妥当なんですが、、、、、。
   ということで二重に間違った記述です。
   (ちなみにVF-11は新星インダストリー社の開発です。)

 04-04 「ガウォークモード」より
  中央の線画のキャプションから
  「尾翼は変形時に腕部に付随してシールドとなる」
   *解説 間違いではないですが附随してというか、移動しないので
   「腕部の尾翼は変型後、シールドとして機能する」
   とするのが自然でしょうね。ねえ、ライターさん変型構造理解してます?

 同 「バトロイドモード」より
  左下の画像のキャプションから
  「バトロイド形態での空中戦も可能だったが、評価試験においては
   BDIシステムの不調によるものと見られる事故を起こし、
   墜落寸前イサムが操縦するVF-11に救助されている」

    *解説 本編を普通に理解していればこのマルファンクションは
    封印された記憶の影響によるものと見るべきなのですが、
    こういう記事になっています。もちろん作品世界内の公式発表と
    見ることもできるのですがそれであれば
  「バトロイド形態での空中戦も可能であるが、公式記録では評価試験において、
   BDIシステムの不調のためか、制御を失い墜落寸前となり、
   随伴していたVF-11に救助されたとされている。」

   とするべきでしょうね。えっ、変わらんではないかって?まあ、
   地の文で書くか、記録資料の写しとして書くかの違いです。

05-06:ファンレーサー
 04-05機体解説 データより
  「輝用のファン・レーサーは、エンジンを
   より高性能なものに換装、さらにロケットブースター
   を追加したアクロバット仕様である。」

  「最大出力約660馬力超」
  「巡航最大速度は720Km程度と推察され、ブースター併用時には
   短時間ながら時速1080km以上を発揮したとされる。」

    *解説 えっと、全長などのサイズの数字がないのは良心的ですが
    基本的にほぼ全部この本で初めて言い出した内容です。
    過去の資料では解説の入った詳細なコクピット設定や
    内部構造の透視図
など(04-06の記事はこの設定画による、
    なおこれの「ペイロード」は原本もそのままで英語になってるん
    だけどちょっと具合悪い)はあるのですが、全長などのサイズスペックはもとより、
    製造メーカー等全く不明です。
    唯一エンジンのみ内部透視図の設定画に
    「H-O 2000HP CERAMIC-ROTARY-ENGINE」
    という記述があり、これだと2000馬力と読めるのですが、、、。
    (「HP」は実際の設定画ではイギリス馬力の記号になっている。
    実際の画稿を拡大したもの
    また記事にもある「セラミックロータリーエンジン」と、画稿の「H-O」に
    ついては「水素燃料使用のバンケル型ロータリーエンジン」などの憶測も可能で
    ありますが、まさか21世紀にマツダが実現するのを予言していたとは思えませんが
    妄想は色々広げられそうです。(ただ、80年代初頭に「水素燃料は海からほぼ無限に
    得られて、燃焼させても水しかでないクリーンで理想的な未来のエネルギー源」という
    デタラメが語られており、スペースシャトルの初飛行もあって「未来と言えば水素」
    の時期があるのですが、、、、。
    また記事の「巡航最大速度」ですが、
    これはおそらく「最大巡航速度」の間違いだと思いますが
    (いうまでもありませんが創刊3号で出てきた「試作先行機」と同様に
    「巡航最大速度」もこの本でしか存在しないウソ用語です。)
    そうだとしても普通に「(ブースターを使用しない時の)最大速度」で
    いいと思うのですが、この機体はブースターを無制限に使用すると
    破損でもするんでしょうか?また、この記事では一生懸命
    「1080km」と連呼してるのですが
    どっかに根拠があるんでしょうか?まさか劇中のロイの解説の
    「地上10mを時速960kmですれ違う」エンジェルバース機に
    追い付くので960km/hよりちょっと速いという考察なんでしょうか?
    「すれ違う」わけですからおそらく960km/hは2機の相対速度で、
    それぞれ500km/h弱くらいでなおかつ上昇中ですから
    そこからさらに減速してそうなもんですが、、、、
    あと通常、速度を示すのであれば
    「1080km/h」か「時速1080Km」と書いてほしいのですが。
    (このほか速度に関しては製作開始直後のイメージボードで
    「一条輝のファンレーサーからマクロスを望む」というのがあるのですが
    ここには「時速300km程度で飛んでいるためマクロス艦尾から艦首まで
    10数秒」
との書き込みがありますが、べつに最高速とかは書かれていません。)

    さらにこの記事にある「エンジンを高性能なものに換装」
    というのもありそうではありますが、過去に根拠がありません。
    同様に「さらにロケットブースターを追加した」
    もライターさんの妄想で、劇中も過去の資料にもない記事で、
    劇中の様子を見る限り、仕様として元から付いていたのか輝が追加したのかは不明ですし
    そもそもにこの機体がマスプロモデルそのままなのか、マスプロモデルを輝が
    いじったものなのか、いじったとしてそれがどの程度なのか、はたまた
    ほとんどワンオフで製作された機体なのか、まったく不明です。

 同 機体説明の横の画像のキャプションから
   「基本的には大気圏用の機体だが、ロケットブースターを使用する
    ことで、わずかな時間であれば、宇宙空間での運用も可能」

     *解説 あんまりよくない記事です。多分これ本編を確認せずに書いてますね。
      劇中ではマクロスの外に出てしばらくで、マクロスが
      フォールド航法を行ったためにもろとも宇宙に放り出されてしまい、
      それに気付いた輝があわてて機体をマクロスに戻そうとするんですが
      当然、普通の機体制御ができず、記事で「ロケットブースター」と紹介されている
      6個のバルジではなく(劇中、輝はブースターと言ってますが)ファンの中心部から
      (点火できないらしくシューシューと生ガスらしきものを)
      噴射することでかろうじて進み、帰還するというシークエンス
      なのですが、これをして「運用」というのは
      ちょっと感覚を疑いますね。すぐにマクロスが見つかり、
      たまたま戦闘の爆発でマクロスへの侵入口ができるなどの
      偶然が重なって奇跡的に戻って来ることができたという描写だと
      思いますが。
      これを書いたライターさんはこの機体で宇宙を飛び回るのが
      平気なんでしょうが、少なくとも私個人は遠慮いたします。


 04-06 運用記録より
  「前進翼を採用。さらに基本推進力となるプロペラは後部にあるなど、
  非常に珍しい形状の機体となっている。どちらも空気抵抗の減少を狙ったもので、
  高速性を考慮した構造といえるであろう。」
   *解説 たしかにね、脚本ト書きでも、劇中の輝のセリフでも
    「(宇宙だから)プロペラは役に立たない」
    といってますが、こういうのはやっぱり「ファン」ですよね、
    まあ「プロペラ」でもいいですけどそうなるとヘリコプターの羽も
    ジェット機のインテイクにあるのもみんな「プロペラ」になっちゃうよなあ
    「1080km」とかさ、「巡航最大速度」とかさ、
    わかんないなら調べようよと思ったり。
    あと「高速性を考慮した」だけど、これはこの単元全体の勘違いだと思うんだけど
    輝は「アクロバット」のスタントの巡業をしてたのであって
    一瞬のために大資金を投入するスピード記録のチャレンジャーではないんですね。
    従って機体そのものも数回のトライでエンジン総取り替えとかで
    最高速レコードを出そうとかの「ドラッグレーサー」的な機体じゃなくて
    日常的に大道芸を見せる「モトクロッサー」的な機体のはずなんです。
    それを考えると耐久性を無視したようなカリカリ高速主体の機体よりではなく
    先尾翼と前進翼の組み合わせはアクロバット飛行の操作性の向上を
    狙ったものだろうと思われます。
    (現在でもこのジャンルは操作性の高い複葉機が主流です。)

     本単元の余禄的補足:
      この機体の設定画は二種類存在する。ファン中心部のブースターの開口の
      有無と、(おそらく輝の頭文字の)Hマーキングの有無に差異があり
      パーフェクトメモリーでは「無い物」、マクロス情報(イマイアリイの小冊子)
      では「有る物」が収録されている。劇中では「有る物」で作画されているので
      「有る物」が決定稿で「無い物」が初期稿と思われる。ただ、
      劇中(1話)では「有る物」の方とも違うディテールで描かれている
      カットもあり、可能性は極めて低いがさらに違う画稿があるのかもしれない。
      また、劇中では1話でブースターを使用し6個のバルジのカバーを捨てて
      しまっているが、ロイが気を利かせてマクロスまで回収してくれたあと
      再使用する3話では失ったブースターバルジが復活している。
      (流石にロイが燃料を充填してバルジまで付けてくれたとは考えがたいが
      実際の画面ではそうなっている)にもかかわらず画面では、復活した
      6個のブースターは用いず、ファン中心部のブースターで宇宙空間を
      移動する。(脚本では6個のブースター使用を想定した
      「片側2本で一瞬噴射」などのト書きがあるのに、、、)
      この辺、なぜわざわざファン中心の部ブースターが設定画に追加されたのか、
      実際の画面でなぜ脚本と違う描写がなされたのかは分かりません。
      (まさかは思いますが脚本が上がったあとに3話の段階ではブースターが
      すでに使用済みなのに気付いて、わざわざ設定まで変更して
      辻褄を合わせようとしたんだけど作画まで徹底できずに
      ああいう状態になったわけではないですよね?)
      ただ、根本的にあの「ファン中心部ブースター」だとあれ自体が首振り
      でもしてくれないと機動できないんですけどね。


07-10:ガルド・ゴア・ボーマン
 04-10 「ゴーストX9との対決」より
  「イサムがミュンを必ず救うと信じ、大空に散っていった。」

   *解説 過去の資料では「生死不明」とぼやかした表現だったのですが、、、
    はっきり殺してしまいました。(たしかに少なくとも目は潰れてると思うけど、、ね。)

11-12:フィジカ・ファルクラム
 04-12 「遺された家族」より
  「フィジカの妻子の元を訪れたガムリン。しかし、フィジカの
   妻子の傍らには既に別の男性がいた。仲むつまじいその様子に
   ガムリンはなにも伝えることなく立ち去るのだった。」

    *解説 これは諸説ありまして、概要はその通りで画面で見るとマルっきり
    「あなたがた、フィジカが死ぬ前から出来あがってたでしょ?」
    というエピソードなんですが、マクロス7のLDの4巻付属のライナーノートに
    「子供は特に四六時中そばにいる母親の顔を間違えることはないのだが
    父親が不在がちな場合母親の身近にいる男の人をパパだと思って
    しまう時期があるらしい」
という記述がやや不自然に
    書かれておりまして、あくまで噂ですが「当初は不倫のつもりで作劇されたが
    様々な理由でこれを良しとしなかったスタッフがライナーノートに
    あえてそういう記述をした」と言われております。
    というわけで、このライナーノートを根拠に記事の解釈を否定することも
    可能でいずれにも決着がないということらしいです。


13-16:マクロス7

17-18:鳥の人の復活
 04-18 「”鳥の人”彼方へとフォールド」より
  「だが再び海上に浮上したVF-0は青い光に包まれ、”鳥の人”を
   追うように宇宙へと飛び去った。」

    *解説 、、、たしかにね映像を見る限り、シンの乗った「どうみても壊れちゃってる
    VF-0」が青々とビカビカと再浮上し、ヘロヘロ〜〜と海面上を
    進んでいって、また沈むのかなと思っていたら空へと急上昇して
    消ていったのは間違いないんだけどねえ。だけどもシンが空に消えた後に、
    演歌歌手のステージよろしく鳥の羽がいくつも降ってきて、
    そのうちの1枚が画面をワイプすると宇宙になるという感じで、
    シンが宇宙に飛び去った断言するのには抽象的な演出ですなあ
    (だいたいゼロってのがゆめうつつのゆめばっかりって話なんですが)
    でまあ長らく、シンは星になっただのあれは昇天のメタファーだのと言われて、
    いちおう「生死不明」ということになっておったんですが、、、、、
    (んで、マクロスF 10話の事件の顛末を伝記にして出版したのは誰なの?)



19-20:統合戦争後の世界
 04-19 「2008年 VF-1シリーズ量産開始」
  *解説 はい。いよいよ来ましたよ。創刊1号の正誤表でも書きましたが
  「マクロス・ゼロ」でVF-0やデストロイド・シャイアンが旧作に
  配慮せず組み込まれた所為で年表が大きく改竄されており、VF-1開発の
  経緯などがめちゃめちゃになっております。このためこの単元では過去の
  資料に無い記述が見られます。くやしいので以下に列挙。

   *「2002年2月にはじまる統合軍の可変戦闘機開発は」
    およそ一般的な日時ですが一部資料では「2001年2月」だったり(パーフェクトメモリーのVF-1の解説の稿)「2000年4月に異星人の
    持つテクノロジー技術の研究に基づく新型兵器の開発が行われることになった」

    (TIAマクロスプラス記述)など方言が結構あります。
    (実際にどこ時点で開発開始と見るかの幅の問題もありますね。)

   *「2004年12月 VF-0、一号機の完成」
    同様に新年表による。問題は従来は難航していた可変戦闘機開発が2年で
    完成して実用品として活躍してしまうこと。
    ゼロが始まった時点ではてっきり「VF-0」=「VF-X」だと
    思っていたのだが、まさかこんなことになってしまうとは。

   *「2007年、ついに熱核タービンエンジンを採用したVF-Xが完成」
    VF-Xはいうまでもなく旧年表では可変戦闘機の試作機で
    劇中には変型不可でファイター状態のみ(ガウォークのように
    脚は動くようだ)のVF-X1
が登場している。(33話)
    これに関してはロイのセリフで「いずれは変型可能になる」とあり、
    当然のことながら当時はこれが初の可変戦闘機なわけで
    まずファイター状態の機体を試作したという経緯だったのだが
    これ以前にVF-0が実用品として完成しちゃったので辻褄が会わなくなり
    いまさら記事のように「熱核タービンの開発のための試作機」
    VF-Xの位置付けを無理矢理変更してしまったようだ。
    加えていうとロイによるVF-X1のテスト飛行というエピソードは
    劇中「統合戦争も終わって南アタリア島に配属となったのに
    一年間も連絡をよこさないロイに痺れを切らしたクローディアが
    会いに行った時のエピソード」
と説明されていて、
    「マクロスゼロ」のあとのエピソードになるのだが、
    後述の「統合戦争終結時期の一年延期問題」と合わせると「マクロスゼロ」で
    改竄された新年表ではこのエピソードが成立できなくなっているのが分かる。
     追記:終戦時期の変更問題は創刊7号においてクロニクルの見解が示されました。
     詳細は創刊7号の正誤表で。





   *「可変機構の信頼性の問題からか、当初はファイター形態のみの
    運用に限定されていたと言われるVF-1」

    過去の資料では「敵異星人が巨人であることを隠ぺいする意味で
    ファイター形態のみの運用だけが許されていた」
とする記述は
    ありますが「可変の信頼性云々」は過去にない捏造された記述です。
    おそらく前述の33話の問題を飲み込むために、(アーマードに続いて
    またしても)VF-1を欠陥機扱いして辻褄合わせしようとする記述ですが
    そもそもの原因は33話を考慮せずマクロスゼロ以降の年表を組み立てたため、
    変型しないVF-X1が存在しにくくなっただけの話です。

 04-20 「2008年 統合戦争の終結」より
  「2008年12月 統合戦争終結/正式に地球統合政府樹立される。」
    *解説 もちろん「マクロスゼロ」以前の資料では2007年1月20日の終了です。
    なぜ「マクロスゼロ」のエピソード挿入するのにわざわざ一年延期したのか
    は全く理解できませんが。
    このため前述の旧TV版33話のエピソード
    「統合戦争終了後のVF-Xの初飛行」が成立不能となりました。
    このほか小説「白い追憶」において「2007年1月に早瀬未沙準尉は
    ロシアの反統合軍勢力への衛星からの降下作戦に参加、初の実戦と
    なるはずだったが降下直前に終戦となり中止となるエピソード」

    があるのですがどうするつもりなんでしょうね?
    (次回のクロニクルは早瀬未沙のシートがあるのですが終戦延期に気付かず
    2007年1月のまま記事にしそうな予感。その時はみなさんエンガチョで。)
     追記:しつこいですが終戦時期の変更問題は創刊7号においてクロニクルの見解が示されました。
     詳細は創刊7号の正誤表で。



 同 「宇宙空母アームド1・2就役」
  「2008年12月 宇宙空母アームド1・2就役」
   *解説 これも「マクロスゼロ」以前は「2008月7月 アームド1就役」
   「同 9月 アームド2就役」
だったのが、なぜか新年表で両方12月に
   されてしまったマクロスゼロと全くリンクしないので理由は全く不明。
   (単に年表作成者がきちんと過去の資料に当たらなかっただけかもしれない)

   同「宇宙戦艦SDF-1を中心に〜」とキャプションが入っている画像
    *解説 まずマトモな資料でマクロスのことを「宇宙戦艦」
     なんて呼んでる例はないんじゃないでしょうか?
     タイトルにもありますようにあくまで「超時空要塞」であって
     「ヤマト」の親戚ではありません。それこそ書いてる方は「ヤマト」だろうが
     「銀河英雄伝説」だろうが「ユリシーズ31」だろうが
     「ダンガードA」だろうが宇宙に戦闘艦が出てくればどれでも
     一緒くたなんでしょうけどそうは問屋に下ろさせません。これはダメです。
     さらにここで使われている画像は確かにTVシリーズ3話で
     実際に流された画面ですが、これは復数のダイダロスと
     プロメテウス群が宇宙を随伴しているという大エラー画像であり、
     河森氏が放送された本編を見て驚いて大騒ぎになったという
     イワク付きのシーンであります。もちろんいまでは暗黙の了解で
     これは無かったことになっていて、心ある人はそれらの代わりに
     「宇宙駆逐艦」なり「ハウンド・ドック」なりを脳内を補うのが
     やさしさなのですが、そういうことはお構い無しでわざわざここに
     持ち出して当てこするのはいかがなものかと思います。
      ちなみに同様のエラーとして同3話ではなんのオプションも
     装備していないバルキリーがマクロスに帰還するために
     大気圏を離脱して衛星軌道上まで辿り着いている
     ような描写がありますがこれも演出上のエラーで、あくまでマクロスとの
     ランデブーは(かなり上空でも)大気圏内だったとされています。
     (そうしないと単体での大気圏離脱能力を有するようになってしまうため)

 同 「SDF-1マクロスと命名」より
  「マクロス級2番艦 SDF-2の2014年の完成をもって、
              対異星人宇宙戦略を完了させる予定だった。」

   *解説 ここの単元は素晴らしく良く書けてます。
   (単にウイキあたりの原本がいいのかもしれないけれど)
   が、唯一この一行だけ根拠が見つけられませんでした。なんか元ネタが
   あるのかもしれません。くり返しですが色んな記事を総合的に
   よくまとめてあります。

21-22:惑星エデン
 04-21 「惑星エデン」解説文より
  「2013年11月 太陽系より十数光年のグルームブリッジ星系に移住可能な
   惑星を発見。楽園を意味するエデンと命名して移住を開始した。」

    *解説 えっとここの単元の移民計画の発表からエデン発見までの
    年時は旧年表(プラス/7劇場パンフ)のものによる物なんですが
    現在の新年表では2013年4月と近距離移民船団の出発開始と
    同じ月に変わっております。(理由は不明。新年表のほうはマクロスゼロ
    の終了時点で組み立てたものにFの導入部を付け足したと思われるのだが
    この年時の変更は雑誌掲載にあたっての誤記の可能性がある。
    おそらく近日発売のマクロスFのムック類に最新版年表が載るはずなので
    そこで確定すると思われるが後述の事例があるので、さらに変更されて
    しまう可能性も無いでは無い)そしてさらにマクロスFの冒頭部分で
    説明される移民船団の動きを説明したグラフィックでは
    「2012年に出発したメガロード04が2012年に初めて惑星エデンに到達」
    したように見えるので最終的にどうなることやら。
    (ホントどうするんやろね?)

23-24:バロータ軍襲来
 04-23 解説本文より 
  「バロータ軍の襲撃は、マクロス7船団が初めて経験した
  大規模な敵襲であるとともに人類にとって2度目(括弧内中略)に
  なる異種族との邂逅であった」

   *解説 マクロス7のストーリー上、二度目の「異種族との邂逅」をしたは
   この時ではなくて、バロータ軍の襲撃に先立ち、バロータ星調査団が
   封印されていたプロトデビルンを覚醒させてしまった時ですね。

 同 解説本文より 「敵を異種族とは知らず」
 *解説 非常に細かいですが、「敵が何ものなのか異星人なのか同族なのかも
  分からないまま」(劇中「異星人の可能性もある」と言及されている)
  というのが実態ですね。


25-26:0G LOVE/シルバームーン・レッドムーン

27-28:プラモデル バンダイ
 04-27「復刻版プラモデル」より
  誤:「1/72 VF-1Sバトロイド  800円(税込)」
  正:「1/72 VF-1Sバトロイド 1050円(税込)」
  *解説 単純に間違いですね。あとこの本では復刻版キットは
  全部「税込み」となっていますが実際はあの値段の上に
  消費税が加わった値段が正しい価格ですのでご注意下さい。

  (もっとも定価販売の店鋪は少ないと思いますが、、、、
   こういう商売に影響する誤記にバンダイは怒らないのかなあ。)
  あとこの記事を読んで今回の再版に金型改修が行われると思ってる人が
  いるけど、当該キットのいくつかは90年代に改修を受けていて
  その旨を記述してるだけなのでおそらく中身は一緒です。


29-30:キャラクターグッズ トレーディングカード

31-32:超時空スーパーライブ デビュー!
         ランカ・リーwith シェリル・ノーム


以上毒舌も枯れ果てつつ創刊4号は終了。以下5号へ続く。

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